2009年11月16日

マズロー説でみたユニクロ

ユニクロの商品は、なぜ売れているのでしょうか?

マズロー説に商品を合わせてみますと、ヒートテックやトップブラなど機能をうたった商品が多く比較的価格も安いので、下から2番目の「安全への欲求」となります。

mazuro_File0002.jpg

日本は今、成熟社会にあると言われています。
マズロー説に社会を合わせてみますと、その頂点の「自己実現への欲求」にあると言えます。

そのためか、(何ランクも下の)ユニクロ着ていることがばれることが恥ずかしい…、という『ユニばれ』が少し前に話題になりました。
しかし最近では、『デコクロ』という言葉が流行っているようです。ユニクロの洋服を、デコレーションするという造語で、人それぞれがユニクロの服を飾って自分の個性を表現しているのです。

これはマズロー説の下から2番目でありながら、「自己実現への欲求」を実現するという特殊な構図となっています。

商品自体は手に取りやすい位置(安全への欲求)にあるのですが、それを手にした人の考え方によっては、自己を実現するためのアイテムにもなるのです。

これこそが、ユニクロが売れている理由ではないか?と思っています。

またマズロー説でみると、商品自体のポジションの上には先があるので、拡大の要素がまだまだ残っていると考えることもできますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:41| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

コンビニ弁当は安全か?

どちらの弁当が安全でしょうか?


A : コンビニ弁当


B : デパートなどの作りたて弁当


実はコンビニの弁当ほど、安全な弁当はないのです。

コンビニ弁当は添加物だらけと噂されていますが、専門的な目線でみるとそんなことはありません。必要最小限に止まっています。また、コンビニの弁当は、規格外やクズの原材料を使用しているとも噂されていますが、あれだけ多く供給しているのにそんなものを利用していたら、あっという間に原料がなくなってしまいます。

実際には、徹底した品質管理・衛生管理の下、原材料からきちっと作られているのです。たとえば、菌が繁殖するのは18℃〜60℃と言われており、なるべくその温度にならないよう作られています。また菌は酸性側になると繁殖しにくくなりますので、pH調整剤で少し酸性に保ち、菌をおさえているのです。これは梅干しを入れて弁当が持つよう、昔から使われていた手法と同じです。


一方で、作りたて弁当はどうでしょうか?

対面販売のため、食品表示の義務はありません。これは、どんな添加剤・原材料を使ってもバレないので、販売者の良心に任せるしかありません。作りたて弁当は、ご飯を熱いまま盛り付け、おかずまでも熱くなってしまいます。このままですと、菌の発生しやすい温度帯となり、夕方の弁当は翌日の昼までは持ちません。また、作りたて弁当のサラダなどは出来合いのものを仕入れて、そのまま販売しています。そうなると、その先の品質管理・衛生管理は見えないので不安が残ります。


ここまでのお話の中で、作りたて弁当が不利な立場にありますが、あくまでもコンビニ弁当と比べた場合です。

作りたて弁当は、コンビニ弁当にはない付加価値があります。
それは、消費期限が短いため新鮮なうちに食べなくてはいけないことです。
その時、その時間にしか味わえないからこそ、コンビニ弁当よりおいしいのです。

安全と新鮮なおいしさ、どちらを選びますか?


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:59| 秋田 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

文化の地産地消

山形県の名物の一つに「玉こんにゃく」があります。
原料蒟蒻の産地はどこでしょうか。


A : 地元、山形県


B : 蒟蒻の名産地、群馬県


tamakon_001.jpg tamakon_002.jpg

山形県にある山寺へ行ったときに、『力こんにゃく(玉こんにゃく)』を食べました。
とてもおいしかったので、売店のおばさんに、

「山形でおいしい蒟蒻が取れるんですね」

とお話したところ、

「蒟蒻そのものは、群馬のものだよ」

と意外な回答が返ってきました。

「なぜ名物≠ネんですか?」

かつて松尾芭蕉が山寺を訪れたとき、傾斜のきつい山道を登るための力≠付けるために、『玉こんにゃく』を食べたと言い伝えられているそうです。

それが今日の名物、『力こんにゃく』なのです。

yamadera_001.jpg 山寺

昨今、話題となっている「地産地消」ですが、『力こんにゃく』のように昔からある名物には「地産地消」ではないモノもあります。しかし、マッドハカセはこれも「地産地消」の一つだと思っています。

「地産地消」というと、その土地で取れたモノをその土地で消費することですが、その土地の文化をその土地で体験することも「地産地消」ではないでしょうか。

すなわち、『文化の地産地消』 です。

言い換えると、その土地の背景ストーリーをその土地で感じることです。

これこそが、前回お話した 『コト』 ですね。

地域おこしに「地産地消」を掲げるところが多いようですが、そのインパクトが薄かったり、無理があったりと、いまいち“ピン”とこなかったりすることが多いです。
それは、『文化の地産地消』を蔑ろにしているからではないかと感じています。


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

商品価値は、モノ、コト、ヒト

商品の価値はモノにはないのです。

どんなにいい品質でも、どんなにいい技術でも、
それらに価値があるから売れるのではないのです。

消費者の絶えず変化する生活の中で、
その価値が認められてから、
はじめて売れる≠謔、になるのです。


つまり…


モノ (商品)

  

ヒト (消費者)


は、直接つながっておらず、


モノ (商品)

  

コト (行動・文化)

  

ヒト (消費者)


で、つながっているのです。


たとえば、アフリカの奥地で靴を売ったとします。
売れるでしょうか?

そこに住む人たちに靴を履く≠ニいう文化がなければ、もちろん靴は売れません。
つまり、靴を履く≠ニいう『コト』がないから、『モノ』『人』が結びつかなかったのです。

しかし、そこに住む人たちに靴を履く&カ化を伝えてから靴を売れば買ってもらえるでしょう。
それは、『モノ』と『人』が、『コト』によって結びついたからです。


モノが売れない…

もしかしたら、お客さんの『コト』が無いのかもしれません。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:54| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

ユニクロの商品開発A

ユニクロの商品開発は、どちらのアプローチに重きがあるでしょうか?


A : 科学的・分析的なアプローチ


B : アートに近い感覚のアプローチ


ヒートテックやトップブラなど、科学的な技術面でヒット商品を送り出しているユニクロですが、柳井 正 社長は、『成功は一日で捨て去れ』の中で次のように書かれています。

=====

たぶん、科学的・分析的なアプローチと、アートに近い感覚のアプローチの2つがあって、それが融合するとよい商品ができるのではないだろうか。どちらか片一方がなくなったら成立しないが、どちらかといえばアートに重きがあると思う。理論的・分析的なアプローチだけに頼って商品開発しても、売れる商品ができあがるとは考えられない。

(柳井 正 著 新潮社 『成功は一日で捨て去れ』より抜粋)


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



=====

おそらく、柳井社長が言われているアート(美術・芸術)とは、デザイン(設計)に近い意味だと思われます。
であるとすれば、マッドハカセも同感です。

商品開発において、デザインの考え方はとても参考になります。

デザインはモノをつくる際に、特徴と意味をミニマム化して本質を見出します。
その後に最小限の技でそのモノの良さを引き出し、商品としていきます。

その工程から生み出される商品は、シンプルでわかりやすいモノになりますね。
まさに、ユニクロの商品がそうですね。


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:55| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

ユニクロの商品開発

ユニクロの商品開発方針は、どちらでしょうか?


A : マーケットイン


B : プロダクトアウト


日本発の世界的企業に成長しつつある『ユニクロ』です。
お客様のニーズに合わせ、販売促進をしていくには、間違いなくマーケットイン≠セ!
と思われた方も多いかと思いますが…

ユニクロの柳井 正 社長は、『成功は一日で捨て去れ』の中で次のように書かれています。

=====

マーケットインとプロダクトアウト両方を強化していきます。
現在の日本の市場は、需要よりも供給のほうが圧倒的に多い供給過剰の市場です。
マーケットに入り、マーケットのニーズはどこにあるのかを、いかにはやく、的確につかむかが重要になります。そのニーズはほとんどの場合、潜在化しています。
市場で自信をもって競争力のある絶対的な商品をプロダクトアウトし、その潜在需要を顕在化させた企業だけが生き残ります。その結果として圧倒的なシェアを獲得します。
我々ユニクロはもっと研鑽し、勇気を持ってお客様に本当に喜ばれる商品をつくっていかないと生き残れません。

(柳井 正 著 新潮社 『成功は一日で捨て去れ』より抜粋)


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



=====

マーケットインの考え方が先にあって、その中からプロダクトアウトをしているようです。
ブラトップなどの商品は、お客様の潜在ニーズを探り、そこから自信ある商品をプロダクトアウトした例ですね。

単にプロダクトアウトだけですと、市場やお客様からかなりズレた商品開発になってしまいますから、『マーケットイン』『プロダクトアウト』バランスと順序をうまく考えなくてはいけません。


正解 : A と B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:50| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

聖霊と美短

今日のデザイナーを生み出す「秋田公立美術工芸短大」、女性の尊厳と特性を生かした人材育成をおこなっている「聖霊女子短期大学」。
今、どちらの短大が人気でしょうか?


A : 秋田公立美術工芸短大


B : 聖霊女子短期大学


「聖霊女子短期大学」では、卒業してからの専攻科で管理栄養士の資格と学士の学位が修得でき、スキルアップが可能な環境が整っています。一方で「秋田公立美術工芸短大」は、県内独自のカリキュラムが組まれており、次世代のクリエーターを養成しています。

どちらが人気かと言えば、甲乙を付けがたいのですが、実際のところ「秋田公立美術工芸短大」の方が人気があると言われています。

それはどうしてでしょうか?

その答は、世の中の流れがあります。
バブル崩壊以前は巨大化・大量化・大型化といった大量技術が必要で、「技術的知恵」が必要でした。
しかし今は、多様化・省資源化・組合わせなどに変化し、「感性的知恵」が必要になってきています。

つまり、「技術的知恵」から「感性的知恵」が求められる社会に変化しているため、デザインやデザイナーが社会から要求されている風潮があるためということになります。

そこで「秋田公立美術工芸短大」となるわけです。


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:56| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

萌えシリーズ

萌えシリーズを継続させるには?


A moe_kome.jpg moe_suika.jpg moe_curry.jpg
萌えシリーズを増やす


B moe_kome.jpg 
萌え米のみに絞る


売り上げを増やそうとラインナップを増やす方がよいと思われます。
しかし、ラインナップを増やした後発商品に対して「また萌えか」といった感じがあるのは歪めません。
しかも、人気を博した『萌え米』もどことなくボケてしまった感じがあります。

この場合、ラインナップを絞るマーケティング戦略の方が効果的だろうと思われます。

マーケティングの計画は売ることが第二段階で、第一段階はブランドを広めることです。
フルラインナップでは、それが難しくなります。
したがって萌えシリーズを継続させるには、ラインナップを絞ることが必要になってきます。

内容の詳細は、『VWの販売台数』をご覧ください。


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:28| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

VWの販売台数

フォルクス・ワーゲン(VW)の販売台数に関する問題です。
かつての名車ビートル(1車種)の販売台数と、現代の7車種を合わせた販売台数、どちらが多いでしょうか?


A VW_A.jpg


B VW_B.jpg


1968年、VWは車種を1種類に絞っていました。そのときのアメリカでのビートルの販売台数は512,760台だったそうです。2007年、車種は7種類に増えたのですが、全体の販売台数は逆に221,760台に激減したそうです。

左脳タイプであるマネジメント脳は、後者のように、売り上げを増やそうとラインナップを増やします。
右脳タイプであるマーケティング脳は、逆に前者のように、ラインナップを絞ろうとします。

マーケティングの計画においては、売ることは第二段階で、第一段階は消費者にブランドを覚えてもらうことなのです。フルラインナップでは、それが難しくなります。

なぜマーケティングはそうするのでしょうか?

マーケティングの第一目的は、カテゴリーを支配することなのです。
カテゴリーを支配すれば、ほぼ無敵の強さを獲得できるからです。(たとえば、スポーツカーではポルシェがそうです)

(アル・ライズ ローラ・ライズ著 翔泳社 『マーケティング脳vsマネジメント脳』より)


ラインナップを増やす、マネジメント脳。
ラインナップを絞ろうとする、マーケティング脳。

どちらが業績低迷を回避できるか?

その答えが、上記のVWの販売台数ですね。


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:46| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

ユニクロのロゴカラー

現在は業績好調なユニクロですが、2002年頃には業績が低迷していました。
その当時、使われていたロゴはどちらでしょうか?


A UNIQLO_A.jpg


B UNIQLO_B.jpg


新しいユニクロのロゴを手掛けたアートディレクターの佐藤可士和さんは、従来のロゴをあらためて見たときに「あれ?ユニクロのマークって地は赤じゃなかったっけ?」と思ったそうです。記憶していたものと違う、エンジ色になっていたのです。
社長の柳井正さんにロゴの色について聞いてみると、「いつの間にか変わったんです―――これが今の(低迷時期の)ユニクロの問題を象徴していますね」とおっしゃられたそうです。
佐藤可士和さんはユニクロの本質をもう一度ぴかぴかに磨きあげようと、ロゴのカラーをエンジではなく、もう一度鮮やかな赤に戻したのです。
(柳井正 監修 新潮社 『ユニクロ思考術』より)

日経消費ウオッチャー7月号の調査データによりますと、「一番嫌いな色」の1位は「赤紫」でした。
次いで「灰色」「肌色」「金」「紫」などです。
紫系の色はノルアドレナリンの分泌を促し、交換神経を興奮させるので、緊張感など感情を不安定にする作用を持つと言われています。そのため、世界各地で権力者を象徴する色として使われてきたのですが、大多数には避けられる色なのです。

エンジは濃い赤色ですが、若干の青みが感じられるため「赤紫」と感じる人もいます。
感じられるということは同様の効果がありますので、避けられる色になりかねません。

つまり、エンジ色のロゴ自体が、お客様をユニクロから遠ざけていたと言えるのです。


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:10| 秋田 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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