2009年12月06日

「ローヤル」のボトルデザインには… 

サントリーから発売されている、ウイスキー「ローヤル」。
ボトルデザインが独特で、ワンランク上の大人のウイスキーという印象があるかと思います。

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ローヤルは、日本のウイスキーの父であり、サントリーの初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。日本人が本当においしいと感じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。

(サントリーHPより、http://www.suntory.co.jp/whisky/royal/index.html

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ローヤル独特のボトルデザインには、理由があるようです。


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ローヤルのあの独創的な、他のどんなウイスキーにも似ない瓶。その形は、漢字の「酒」のつくりの部分、「酉」をかたどっています。この文字は、十二支の十番目の「とり」にあたると同時に、酒の壺、酒器をも意味します。また、微妙なカーブを描く栓は、山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居にちなんだものです。40年経った今も世界の人々に愛され続けているこのボトルデザインは、まさに鳥井信治郎の傑作ウイスキーにぴったりの意匠といえるでしょう。

(サントリーHPより、http://www.suntory.co.jp/whisky/royal/index.html

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栓のデザインは、山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居にちなんだものだったのです。
収益の1/3を社会文化活動に使っているサントリーならではのデザイン発想ですね。

royal_002.jpg (山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居)

なんだか、「ローヤル」が飲みたくなりませんか?

水割りで… ロックで… ハイボールで…

そして、鳥井信治郎さんの思いを感じながら…


「ローヤル」のストーリーを知ったからこそ、飲みたくなり、その価値が生まれたのではないでしょうか。
商品のストーリーを伝えることは、こういった意味でとても大切なのです。


つまり、商品の価値はモノ自体にはないのです。

どんなにいい品質でも、どんなにいい技術でも、
それらに価値があるから売れるのではないのです。

消費者の中でその価値が認められてから、
はじめて「欲しい」と思われ、売れる≠謔、になるのです。

その価値をつくり、認めさせるのが「商品のストーリー」なのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:20| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月17日

食事と一緒にビールを飲むと…

アサヒビールは14日、日本医科大学と共同で、ビール摂取後の血中エタノールの消滅時間についての調査結果をまとめています。

ビールだけを摂取した場合に比べると、食事と一緒にビールを摂取した場合の血中エタノールの消滅時間は約10%強短い2.9時間だったそうです。エタノールは人を“酔い”の状態にさせる成分で、食事と一緒にビールを飲んだほうが、酔いがさめるのが早いことが明らかになりました。つまり、血中エタノール消滅が速くなるのです。

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アサヒビールと日本医科大学によると、食事と一緒にビールを摂取したほうが、酔い覚めが早いのは、食べ物に含まれるアミノ酸の働きが加わるためだそうです。アミノ酸が体内の代謝を促進させるピルビン酸を供給、酔いの原因となるエタノールの分解を促進する効果があり、早い酔いざめを期待する場合は、ビールと一緒に食事を摂取することが望ましいと説明しています。

この調査はアルコール飲料を飲める40〜60歳の男性15人に対して実施していました。

(2009年9月15日 日経産業新聞より)


この記事の詳しい内容は、こちらからどうぞ。
http://www.asahibeer.co.jp/news/2009/0914.html

確かに、食べながら飲みながらですと、具合が悪くならずに長時間お酒を楽しむことができますね。
その理由も、ピルビン酸によるエタノールの分解促進だと思われます。

アサヒのスーパードライは、現代の食生活に合うように造られているそうです。
スーパードライを飲みながら、食べる!
これが一番ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:27| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月05日

日本酒の古酒部門で最高賞

国際的なワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」が2日、ロンドンで開かれ、日本酒部門の最高賞「チャンピオン・サケ」に大仙市の金紋秋田酒造(佐々木孝社長)の熟成古酒「山吹1995」が選ばれました。

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IWCは世界最大級のワイン品評会で、日本酒部門は2007年に新設されたました。
162の蔵元から359銘柄が出品され、日欧の酒やワインの専門家ら29人が審査したそうです。純米酒、純米吟醸酒・純米大吟醸酒、本醸造酒、吟醸・大吟醸酒、古酒の5部門があり、部門ごとの最高賞「トロフィー」を4月に選定し、古酒の部に「山吹1995」が選ばれたのです。

「山吹1995」は3種類の清酒をブレンドし、熟成した古酒で、甘みが少なく、滑らかな味わいだそうです。
価格は720_g入りで1万円です。

(2009年9月4日 秋田さきがけより)


大変に失礼ですが、マッドハカセは「金紋秋田酒造」さんを今まで知りませんでした。

秋田の酒屋さんでほとんど造っていない『古酒』で、しかも日本酒部門の最高賞「チャンピオン・サケ」に輝いたことは、大変にすばらしいことです。

日本酒の中でも『古酒』は少し別のカテゴリーですから、秋田の新たな酒ブランドづくりが可能だと思われます。その際に大切なことは、たくさんの商品ラインナップをつくらずに、あえて1つに絞ることです。そうすれば商品がわかりやすくなりますし、最高賞「チャンピオン・サケ」に輝いた事実がボケないのです。

金紋秋田酒造と言えば『山吹』ね!

といったように、ブランド化されるのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

飲みニケーション派、困った

不況による給料やボーナスカットで夏なのに懐が寒い昨今です。
そして、職場の同僚と酒を酌み交わす機会が減っています。

時代遅れという批判にさらされ、「酒は職場の潤滑油」と飲みニケーション≠重視してきた旧世代はますます肩身の狭い思いをしているようです。

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マーケティングリサーチのインテージが6月に行ったモニター調査(対象=会社員800人)によると、直近3カ月で仕事帰りに外で飲んだ回数が1年前に比べ「減った」と答えた人は41%に上るそうです。
具体的な行動パターンでも「一次会で帰るようになった」(42%)「家で飲むことが増えた」(34%)など職場の上司や同僚との酒席の減少がうかがえます。

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そもそも酒を媒介にした職場のコミュニケーション文化はかつての勢いを失っており、加えて今回の不況です。
飲みニケーション¥d視派には戸惑いも広がっているようです。ただ単にストレス解消のために酒を飲んでいたわけではなく、中には仕事を円滑にするために飲み会を積極活用していた人もいるからです。

しかし、「飲みニケーションには効用も弊害もある」と三菱総合研究所主任研究員、吉村哲哉さんは指摘しています。一番の効用はオフィスを離れることで共に本音をやりとりしやすくなり、その結果、仲間意識が強まりやすいそうです。逆に一番の弊害は、公私の区別が付きにくい点のようです。職場には酒を飲めなかったり酒席に参加できなかったりする人もいます。なのに酒席でのコミュニケーションが仕事上欠かせなくなっては不公平感が高まります。

(2009年8月24日 日経新聞より)


食事中の会話が、子供の言語発達に大きく関与しているというのです。
あまり飲みニケーション≠ノ関係ないように思われますが、飲みながら食べながらお話することは、少なからず大人にも影響があるように思われます。マッドハカセ自身、仕事のお話、プライベートのお話など、飲み会という場≠ナ聴いたお話は確実に身になってきたと思っています。

飲みニケーション=Aやはり必要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

実験カクテル?

ビールの季節到来……ですが、今年は新顔のカクテルに注目が集まっているようです。

マイナス196℃の液体窒素でシャーベット状に凍らせたフローズンカクテルです。カクテル自体がキリッと冷えたのは当然ですが、つくる際に発生するドライアイスのようなスモークも涼しげです。

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極冷えの液体窒素カクテルが暑気払いの新定番となるのでしょうか?


◇極冷えカクテルのつくり方◇

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液体窒素や果汁などを用意します。

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ボールに果汁やウオッカなどを入れます。

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液体窒素を注ぎ入れます。

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スプーンでかき混ぜます。

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最後に液体窒素をかけて完成です。

(2009年7月1日 日経MJより)


まるで化学実験ですね。

以前、千葉のバーで飲んでいたときに、ビールのピッチャーが化学実験で使うメスシリンダー(液量を測る円筒状の筒)でした。そのピッチャーの話題で友人と盛り上がってしまい、飲み終わったのが夜中の3時だったことがあります。

歴女、鉄道、墓マイラーなど、マニアックなモノが密かなブームになっています。
もしかしたら、『化学実験風』もブームになるかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:22| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

「北海道日高ブランド」の貯蔵ワイン

北海道新冠(にいかっぷ)町の日高山脈の山中に、約2万本のワインや日本酒が眠っているそうです。「北海道日高ブランド」が、北海道電力新冠水力発電所の使われなくなった資材搬入用地下トンネルに注目し、天然の酒蔵としてよみがえらせたのです。

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年間を通じ内部は、温度が10度、湿度70%と酒蔵として最適な環境だそうです。

(2009年6月10日 朝日新聞より)


昔、秋田のマインランド尾去沢でもたくさんのワインを貯蔵し、売店で販売していました。
最近は日本酒がメーンですね。

トンネルや洞窟貯蔵でもっとも重要なのは、温度や湿度と思われる方も多いと思われますが、実はお酒そのものが重要なのです。安いテーブルワインを長年貯蔵したらおいしくなるかといえば、そうではないのです。そのお酒の特徴によって、貯蔵しておいしくなるものと、フレッシュな方がおいしいものがあるのです。

以前マインランド尾去沢で販売していたワイン、貯蔵に向かなかったかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 07:27| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

「秋味」発売日と『生気象学』

キリンビールの秋季限定ビール「秋味」は、なぜ夏真っ盛りの8月26日に発売するのでしょうか?


秋の気配を感じはじめるのは、9月中頃から9月後半だと思います。
だとすれば、8月26日の発売日は1ヶ月も早いことになります。

しかしこの発売日は、とても理にかなっているのです。

今日はその理≠ノついてお話しましょう。



『生気象学』をご存じでしょうか?

『生気象学』とは、大気現象と生命現象の関係を扱う科学の分野です。

生命体の営みは、気候や気象の変化に即応する仕組みとしてできあがっています。その変化が、「温かいものを食べたい」とか「冷たいものを食べたい」などの消費者ニーズにつながっているのです。

ニーズの源となるのが、 『セットポイント』 と 『基礎代謝』 です。

つまりこの2つを理解すれば、「秋味」が8月26日に発売される理由がわかります。


外気温が大きく変化しても…
人の体の中心温度は、約36.5℃で一定です


これを 『セットポイント』 と言います。

この温度を保つために、暑くなれば冷たいものを飲んだり、寒くなれば温かいものを食べたりするのです。裸の人が体温調節できる領域は、上は29℃∞下は15℃≠ニ言われています。

夏場に暑過ぎると人は死んでしまいますし、冬場に外で寝てしまうと凍死してしまいます。それはこの領域を超えているため、『セットポイント』を一定に保てなくなり、生命を維持できなくなるからですね。

seikisyo_001.JPG (クリックすると大きくなります)


次に 『基礎代謝』 です。

基礎代謝とは、目覚めている状態で生命を維持するために
必要最低限必要な1日のエネルギー消費量のことです。


基礎代謝と気温は連動していて、季節によって変化します。
夏は外気温が高くなるため、体内に熱が溜まりがちです。そのため体内の産熱をなるべく抑えるため、基礎代謝を抑えるのです。逆に冬は外気温が下がるため、寒さから身を守ろうとします。なので体内でたくさん産熱し、基礎代謝を増やすのです。

このことを説明した図が、下のグラフです。

seikisyo_002.JPG (クリックすると大きくなります)

次のグラフは、アメリカ軍兵士の毎日のカロリー摂取量と気温の関係を表したグラフです。暑ければ暑いほどカロリーの摂取は少なく、寒ければ寒いほどカロリーの摂取が多くなっています。

これも『基礎代謝』と大きく関係しているのです。

seikisyo_003.JPG (クリックすると大きくなります)

つまり、『基礎代謝の変化量』が食の嗜好を左右しているのです。
なぜ基礎代謝を変化させるかと言うと、『セットポイントを保つ』ためなのです。


人が「お腹が空いた」と感じるときは、血糖値が下がり切ったところではなく、下がり始めたところで感じるのです。それと同じく、基礎代謝も下がり始め、上がり始めで、「暑くなった」、「寒くなった」と無意識に感じています。

下のグラフで下がり始めたところと、上がり始めたところを見てみますと、

下がり始め : 2月後半から3月はじめ
上がり始め : 8月後半から9月中頃


ですね。

この時期の温度を見てみますと、平均15℃29℃なのです。

これはセットポイントでご説明した、「裸の人が体温調節できる領域」の下の温度と上の温度です。

seikisyo_004.JPG (クリックすると大きくなります)


平均気温が29℃≠ノ下がった8月後半から9月中頃≠ノ、体が冬用の準備をするため、人は冬の需要をしはじめるのです。

その時期に「秋味」があれば、体が自然にそれを求め、つい買ってしまうわけです。
ですから、8月26日の発売日は理≠ノかなっているのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 06:53| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

「秋味」、なぜ夏真っ盛りに発売?

キリンビールは27日、秋の定番ビールの秋季限定ビール「秋味」を8月26日から発売すると発表しました。

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通常のビールの1.3倍の麦芽を使い、しっかりしたコクを出したのが特徴です。今年は6缶パックを包装する板紙にビールに合う料理のレシピを印刷、販売を後押しする計画です。価格はオープンですが店頭での実勢価格は350_g缶で217円前後になりそうです。販売予定数は約56万ケース(1ケースは大瓶20本換算)です。

「秋味」の秋季限定販売は19年連続です。アルコール度数は6%と高めで、秋の食材を生かした料理によく合うそうです。

(2009年5月28日 日経産業新聞より)


8月26日と言えば、夏真っ盛りです。
秋の気配はまだまだ感じられないのですが、なぜこの時期に「秋味」が発売されるのでしょうか?

秋を先取りするため…

実は、この時期に発売することは理にかなっているのです。
そのベースになっている理論は『生気象学』です。

生気象学によりますと、2月末になると夏需要が始まり、冷やし中華などが売れるようになります。そして8月のお盆過ぎになりますと冬需要が始まり、肉まんなどが売れるようになるのです。

この「秋味」も冬重要が始まる頃の8月26日に発売ですから、理論通りですね。

次回は『生気象学』についてお話します。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 07:18| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

「午後の紅茶」が特保に

キリンビバレッジの紅茶飲料「午後の紅茶」シリーズで初めての特定保健用食品(特保)が発売されました。

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食事と一緒に飲むと、食後の血糖値が上がりにくくする効果が見込めるそうです。配合した植物由来の食物繊維、難消化性デキストリンが糖の吸収を抑えるといいます。苦みが少ないとされるスリランカ産の茶葉ディンブラを8割以上使うなど原料を厳選したようです。

砂糖を使っておらず、すっきりとした甘さで、350_gのペットボトル入りでカロリーは11`iと同シリーズの通常商品の約5分の1です。

全国のコンビニエンスストアやスーパーで発売されます。
《税別 160円。6月2日》

(2009年5月27日 日経新聞より)


特保というと味は二の次というイメージがありますが、日ごろ飲み慣れているシリーズなので親しみやすくつくられているようです。

特保という機能性飲料の草分けというべき商品に、ご存じサントリー「黒烏龍茶」があります。この商品は「特保だから…」という理由が一番で飲まれているわけではないのです。ペットボトルのお茶だけを特集した雑誌の消費者インタビューを見てみますと、「(黒烏龍茶は)焼き鳥に合うんだよね。しかも、メタボに効果がある」や「濃いお茶が好き、最近おなかまわりが気になってきたし…」など、味や食事との組み合わせで「黒烏龍茶」を選び、ついでに機能性効果を期待しているのです。

「午後の紅茶」も同じく、味を重視しながら特保としての機能性を付加しているようです。

機能性ありきでは、モノは売れないようです。
付加価値は「機能性」より「味」なんですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 06:54| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(1) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

『アサヒ ザ・マスター』本日発売!

アサヒビールからレギュラー価格帯のビール、『アサヒ ザ・マスター』が発売されました。

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最近は、各社の定番ビールの多くがやや濃厚な味わいの方へシフトいます。
この濃厚な味わいを構成するコク、苦み、重さ、本格感といった要素は、麦芽100%ビールの特徴にほかなりません。麦芽100%ビールの主戦場は高価格帯で、エビスとプレミアム・モルツの2強が激しく争ってきました。そこへ、レギュラー価格の新・一番搾りとザ・マスターが登場し、ビール4社がしのぎを削る構図になったわけです。

早速、『アサヒ ザ・マスター』と『スーパードライ』を買ってきて、飲み比べをしてみました。

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ドイツ伝統“PILS(ピルス)”タイプの『アサヒ ザ・マスター』は、缶に書かれたとおり、「味わい深く、薫り高いビール」に仕上がっていました。定番のスーパードライは喉越しがよく、スッキリとした味わいで、『アサヒ ザ・マスター』の対極にあるビールですね。

日経トレンディ6月号では、これらのビールを「香り」、「苦み」、「コク」、「モルト感」、「泡立ち」の5段階で評価していました。

『アサヒ ザ・マスター』

「香り」  ☆☆☆
「苦み」  ☆☆☆
「コク」  ☆☆☆☆☆
「モルト感」☆☆☆☆☆
「泡立ち」 ☆☆☆

『スーパードライ』

「香り」  ☆
「苦み」  ☆☆
「コク」  ☆
「モルト感」☆
「泡立ち」 ☆☆☆☆☆

(☆:弱い、☆☆☆☆☆:強い)

『アサヒ ザ・マスター』は『スーパードライ』に少ない部分を強調し、『スーパードライ』は『アサヒ ザ・マスター』で強調されている部分を少なくしてスッキリさせています。

『アサヒ ザ・マスター』こそ、広いシェアを勝ち取るためにつくられた最高の姉妹品ですね。


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:10| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

(続)一升瓶入り生ビール

ヤマさんからの情報です。

一升瓶のビールは秋田県内にもあるそうで、東由利の「道の駅・黄桜の里」で売っているそうです。

『ボツメキビール』、一升入り2500円

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posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:41| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

一升瓶入り生ビール

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日本酒に見えますが、1.8g入りの一升瓶に詰めた「一升瓶入り生ビール 感謝の一升 金」です。
父の日のギフト用に商品化したもので、家族でお酌できるよう一升瓶とし、ラベルに「感謝」の文字を入れています。

中身のビールは、上面発酵製法により、特有のフルーティーな香りを楽しめるそうです。
麦芽を高温焙煎(ばいせん)した黒ビールタイプを同時発売しています。

いずれも1本2310円で、330_g入り(各420円)もあるそうです。

発売元:サンクトガーレン(神奈川県厚木市、046・224・2317)

(2009年5月13日 日経MJより)


おやじ風味に、意外性とおしゃれをトッピングした商品ですね。
「ビール」という視点から、「家族で…」という視点に移したところに開発のポイントがあるようです。

このように視点を変えたり、新しいアイデアを出したりすることは難しいことですが、1つの発想法に従うだけで随分と楽になります。

おすすめの発想法は、 『オズボーンリスト』です。
お試しください。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:15| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

レトロなお酒に若者酔う

ハイボールにコークハイ、電気ブラン…

昔懐かしいお酒を楽しむ学生や会社員などが増えているそうです。
口当たりがよくて、価格もビールに比べてお手ごろです。レトロ調のデザインもしゃれた雰囲気を醸しだし、「アルコール離れ」といわれる20−30代を引きつけているようです。

未曾有の不況下で、レトロを基調とした飲食店も増えるなど、成長力あふれる古き良き時代に酔いしれたいのかもしれません。

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(2009年4月15日 日経新聞より)


単純に、飲みやすさと価格が魅力なのかもしれません。

また「アルコール離れ」といわれる20−30代の親世代は、ウイスキーやブランデーなどを好んで飲んでいた世代です。親と子の消費スタイルは似ていますし、関連していることが多いのです。そう考えると20−30代が、ハイボールにコークハイ、電気ブランなどを好むのは自然なのかもしれません。

ハイボールを飲んでいるとき、“ふっ”とかつての親の姿を自分に返り見る…

そんなシチュエーションも後押ししているかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:44| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

何度でも、缶ビールの開栓音

「∞(むげん)プチプチ」、「∞枝豆」に続く∞シリーズ「∞缶ビール」が登場しました。

バンダイは缶ビールを開ける感触と開栓音を繰り返し楽しめる玩具、「∞缶ビール」を6月下旬に販売します。

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ビール缶の上部をかたどったキーホルダー型で、ふたを開けると開栓音とビールをグラスに注ぐ音が鳴るのです。∞缶ビールは、ふたを開けると「プシュッ」という開栓音、ビールの泡がはじける「シュワシュワ」という音とグラスに注ぐ時の「トクトク」という音が出るそうです。

希望小売価格は819円です。

タカラトミーの子会社も同時期に同様の玩具を販売する計画で、どちらが人気になるか注目を集めそうです。

(2009年4月1日 日経MJより)


やはり出ました、「∞缶ビール」
最近の玩具は、大人が感覚を楽しむモノがヒットしているようです。
そのモノづくりのヒントは、何気にしている行動や仕草の中に隠れています。

玩具だけでなく、商品開発もそのような身近なところからヒントを得てつくられていますから、玩具が参考になるかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:23| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

アサヒビール「ザ・マスター」

アサヒビールが5月26日に、コクがあり香りの強い本格派ビール「ザ・マスター」を発売します。

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ビールの本場ドイツのミュンヘン工科大学で醸造学「マスター」の称号を受けた同社社員が開発したそうです。

麦芽、ホップ、水のみを使い、麦のコクを厚くし、煮沸工程の後半にホップを加える製法を用い、ホップの香りと苦みを強めにしたそうです。

価格はオープンですが、店頭では350_g缶で215円前後と標準的なビールと同じになる見込みです。

(2009年3月4日 日本経済新聞より)


アサヒビールが、ベルギービールの輸入・販売もやっていることをご存知でしょうか?

・Hoegaarden (ヒューガルデン)
・Lefe(レフ)
・STELLA ARTOIS (ステラ・アルトワ)
・BELLE VUE (ベル・ビュー クリーク)

などの本格派ビールを取り揃えています。

本場ベルギーのビールを知り尽くすアサヒビールが、本場ドイツの技術で造る…

「ザ・マスター」の発売が楽しみですね!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 16:47| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

日本酒に萌える!

茨城県の(株)飛夢から「萌え酒(もえしゅ)」が出ました!

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清酒『酔逸撫子(sweets nadeshiko)』

中身は、武勇という酒屋さんが造った純米酒です。美少女の絵は、貴島煉瓦さんが描いています。

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この商品は、飛夢オフィシャルプロジェクト「neo-S project(ネオスプロジェクト)」で作られたモノです。その詳しい内容を同社のパンフレットから引用して、ご紹介しましょう。

◆◆◆

Cool Japan vol.2
neo-S project

縮小の一途をたどるアルコール業界に一石を投じたい!そんな気持ちを持った酒販店が集まり、お酒離れしている若者にもっとお酒の良さをしってもらおうと立ち上げたプロジェクトです。
その第一弾としてニューカルチャーともいえる『萌』と伝統文化の日本酒とのコラボレーションを実現させました。今まで日本酒を知らなかった、興味はあるけどなかなか手に取るのが……、新しいものを探してる、そんな方へ、話題性抜群!飲んで、飾って、癒される。今までとは違った新しいお酒の形。おススメします。

((株)飛夢 パンフレットより)

◆◆◆


マッドハカセも3、4年前に、秋田県内の酒屋さんに『萌』を提案しましたが、笑われて終わりました…

羽後町の『萌え米』やこの『萌』プロジェクトもそうですが、プロジェクトを行う人達は『萌』に対してとても真剣に取り組んでいるようです。

『萌』に頼り切ったモノづくりではなく、その強みを使ってどう広めていくかが大切ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:39| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

女性・若者を酔わすウイスキー

消費者離れが進んでいたウイスキーですが、女性や若者に愛好者が広がり始め、復活の兆しが見えています。国内2大メーカーのサントリーとニッカウヰスキーは、おしゃれな飲み方を提案したり、商品を刷新したりと、女性や若者の心をつかもうと懸命のようです。

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サントリーは昨年秋から、ウイスキーのソーダ割りの普及に取り組んでいます。ウイスキーが苦手という人にも受け入れてもらいやすいためだそうです。タレントの小雪さんらが出演する「角瓶」のテレビCMでもハイボールを全面に打ち出しています。角瓶の2008年10月〜12月期の出荷量は前年同月比28%増となったそうです。

一方でニッカウヰスキーは「スーパーニッカ」のデザインと中身を14年ぶりに一新して、3月に発売します。甘い香りを引き立たせて「若い人にも飲んでいただけるような味と香りに仕上げた」そうです。

焼酎やワインに押されて、ピーク時の5分の1まで落ち込んだウイスキー市場ですが、今年は復活に向けた転機の年になるかもしれません。

(2009年3月3日 読売新聞より)


サントリーは、のどごしと飲みやすさを売りにしていますね。
ニッカウヰスキーは、香りなどの品質で勝負しています。

特にニッカウヰスキーは、今の嗜好を的確につかんでいるように思われます。

昔はお酒を『味わい』で楽しんでいましたが、今の若い人は『香り』で楽しんでいるようなのです。だから、若い人に飲んでもらうように“甘い香りを引き立たせた”という視点はとてもいいですね。

嗜好品に関しては、感覚的な調査がとても大切です。
嗜好はアンケートだけの調査ではつかめないので、街に繰り出して実際にそのモノを試すことが必要です。そして、周囲の反応や様子も観察することも重要ですね。

実はこれ、マッドハカセの得意分野なのです!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:23| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月25日

コーヒーは自宅党

くつろぎの一杯は自宅で――。

カフェや喫茶店ではなく、家庭でコーヒーを楽しむ消費者が増えているそうです。「ブルーマウンテン」など知名度が高いコーヒー豆がこだわり派の支持を集めているほか、ドリップタイプやインスタントなどの手軽なコーヒーも売り上げを伸ばしているようです。

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景気後退に伴って街中のコーヒーチェーンは苦戦。懐事情を気にかける消費者は急速に「うちカフェ」にシフトしています。

(2009年1月24日 日本経済新聞より)


おうち消費はコーヒーに限ったことではありませんね。
外食をはじめ、フィットネスやショッピングまでも「おうち消費」の傾向にあるのです。

ここで特徴的なのは、節約しながらこだわりを持っていることです。
「ブルーマウンテン」などの豆は100gで2000円もしますが、これが売れているのです。
単に安くあげるのではなく、「何か」を求めているのです。

これは「自己実現」を求める成熟社会が、景気後退の状態にあるときに見られる特徴的な消費行動だと、マッドハカセは思っています。一度、上流の消費を経験すると後戻りできないのですが、それでも節約しなくてはならないときに、苦肉の策として編み出した消費行動ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:38| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

カップコーヒーの水使用量を表示

インスタントコーヒーの「ネスカフェエクセラ」1杯に使われている水の量はどのくらいでしょうか?

答えは… 12g

ネスレ日本は製品の生産から流通、使用などの過程で使った水の量を製品に表示する「ウォーターフットプリント」を導入するそうです。

water_coffee_001

環境負荷を分かりやすく表記して、環境問題の一つであります水不足に対する関心を高めるのが狙いです。

ネスレは世界最大の食品メーカーで、世界各地からコーヒー豆やカカオなどの原料を、アフリカやブラジルなど途上国や新興国から購入しています。これらの国では、コーヒーなどの生産量が増えるに従って、水の使用量も急増しています。製品表示でグループ内だけでなく、原料を生産する企業の水付加への意識を高め、水利用削減を呼びかけるそうです。

国内では2009年から二酸化炭素(CO2)の量を表示する「カーボンフットプリント」が試行される予定です。

今後、消費者の環境意識の向上で、商品への環境付加の「見える化」が加速しています。

(2008年12月10日 日経産業新聞より)


環境への関心は、商品開発に大きな変化をもたらしそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:52| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

「とれたてホップ」は、遠野産ホップ

キリンの一番搾り「とれたてホップ」は、今年収穫したばかりの岩手県遠野産ホップを凍らせて、細かく砕いて仕込んだ生ビールです。

香りがよくて、プレミアムビールのような風格です。

KIRINbeer_001.jpg

商品の目玉である「ホップ」を調べてみますと、

作付面積(平成18年産)

1位 岩手県(99ha)
2位 秋田県(64ha)
3位 山形県(53ha)

生産量(平成18年産)

1位 岩手県(166t)
2位 秋田県(118t)
3位 山形県(91t)

(岩手県農林水産部資料より)

共に岩手県が1位で、主なホップの栽培地域は、遠野市、岩手市、二戸市、軽米市、北上市です。中でも遠野市は、生産量がダントツ1位です。

だから「岩手県遠野産ホップ使用」したのですね。

KIRINbeer_002.jpg


作付面積・生産量ともに第2位の秋田県では、大館市や横手市大雄地域でホップが栽培されています。毎年良質なホップが実るそうですが、「とれたてホップ」の原料に使われたことはありません。

それはなぜでしょうか?

遠野はキリンのビール工場から近いという理由もありますが、
“遠野”というネーミングがいいのかもしれません。

「河童伝説」→「緑豊かな河童淵」→「自然豊かな土地」→「おいしいホップ」…

といったようにイメージが湧いてきますね。
“遠野”と書くだけで、このようなイメージと物語が商品に込められてしまいます。


一方で、“大館”や“大雄”ではどうでしょうか?

大館はハチ公で有名ですが、“遠野”に比べるとイメージが湧きにくいですね…


このように、商品に込めるイメージや物語はとても大切で、それがブランド価値を左右してしまうのです。

故郷に思いを馳せる…

そんな心が商品開発に必要なのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:48| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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