2008年09月09日

『かわいい』を感じる

acerola_001

この前飲んだ「ニチレイアセロラウォーター」の裏面に、こんな格言が書かれていました。

acerola_002 「女が言う かわいいは あてにならない」

おそらく、男性が詠んだ格言ですね。
これはビジネスという視点から見ると、とても深い意味を持っています。

女性がモノを買うときには、『かわいい』という判断基準があります。
たとえば、「このイヤリング、かわいい!」、「このヘアピンかわいい!」といった感じです。

男性からすると、「何が、どうして、どのように『かわいい』のか?」よく理解できません。
ところが、女性に『かわいい』の理由を聞くと「わからない」の答えが返ってきます。
つまり女性も、『かわいい』と思うことに理論はないのです。
それはフィーリングであったり、なんとなくであったりするのです。

女性の「なんとなく」の背景には、幼い頃の記憶が関係しているようです。
女性の方は幼い頃に、「かわいいね〜○○ちゃん」と言われたことがあるかと思います。
そのときに持っていた「モノ」や「服」のデザインや柄が、今の『かわいい』の基準になっているのです。

ですから男性には、『かわいい』を理解できないし、あてにならないのです。

しかし、モノを売ったり、モノをつくったりするときには、必ずと言っていいほど女性を視野に入れなくてはなりません。
つまり、『かわいい』をわからなくてはなりません。

このときの担当者が男性の場合、一体どうしたらよいのでしょうか?


男性は理論的にモノを見ようとしますが、『かわいい』は理論的に見てはいけません。
「これが『かわいい』なのか!」と共感し、自分の中に『かわいい』をつくっていくことが大切です。
時間はかかりますが、確実にわかるようになるでしょう。


「どうもモノが売れない…」

それは『かわいい』を感じていないからかもしれませんね。

(参考:松本朋子著『買わせる技術』)


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:43| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月08日

空気をデザイン

空気をデザインすることをコンセプトにしたイタリア発のエアーデザインブランド「ミッレフィオーリ」の旗艦店が東京・表参道にオープンしたそうです。

定番のナチュラルシリーズや、洗練されたデザインのゾナシリーズなど3シリーズをそろえています。バニラ&ウッドやラベンダーなどのアロマの液体を木製スティックにしみこませながら香りを出すセンテッドスティック(Sサイズ3150円〜)や色や形、香りが楽しめるキャンドル(3990円)などがあるそうです。

airdesign_001

(2008年9月8日 日経流通新聞(日経MJ)より)


アロマの液体を木製スティックにしみこませながら香りを出すなど、新しい工夫がウケているようですね。

冷静にみると単なるアロマですが、「空気をデザインする」というコンセプトがブランド力を高めているようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

廃油田から原油

今日の秋田さきがけで見つけた記事です。

◆◆◆

秋田市上新城の山中
田んぼに流出の恐れ

oil_001.JPG
廃油田から油がわき続けている秋田市上新城道川の杉林

秋田市上新城道川の山中にある廃油田から原油がわき続けている。応急処置を施し農業被害などは発生していないが、大雨などで下流の田んぼや川などに大量の油が流出する恐れがあるとして、市は来年度、井戸を閉鎖するなど抜本的な工事に乗り出す方向で検討を進めている。しかし、現行法では対策を行う義務がある行為者がはっきりせず、財源をどう捻出するかがネックだ。

(2008年9月6日 秋田さきがけより抜粋)

◆◆◆


新聞の記事によりますと、このまま放置すれば地域住民に重大な被害が広がる恐れがあるので、一刻も早く工事をしたいそうですが、問題はその財源だそうです。本来、鉱業権(油を掘る権利)を持っている業者が対策を行う義務があるそうですが、この会社は1974年に解散しているのです。その際、対策を行うのは自治体(秋田市)となるわけですが、財源の見通しがない中では非常に苦しいそうです。


他人事で申し訳ないのですが…
マッドハカセは、どこが対策をするとか、財源はどうするとかには興味がありません。
この廃油田にとても興味があるのです!

秋田の歴史は、鉱山や油田などの「鉱業」とともに歩んできました。
この廃油田は、その「鉱業」の歴史を伝える重要な資料であると思います。
現時点では地域住民に被害を及ぼす恐れのある厄介者ですが、
マッドハカセの目にはとても重要な 『観光資源』 に見えるのです。

以前、博報堂の方が 「秋田の魅力は 鉱業 と  」 と話されていました。
つまり「よそモノの目」から見ても廃油田は、魅力的なモノなのです。


お話は変わりますが…

北海道小樽市にある有名な観光スポット「小樽運河」は、以前、ドブ運河として地域住民に厄介モノ扱いされていました。しかし「よそモノの目」には、かつてニシン漁で栄えた歴史を物語る「魅力的な運河」に映ったのです。それをきっかけに運河を甦らせる運動がはじまりました。そして現在は整備が進み、小樽のシンボルにもなっています。


秋田市の廃油田…
マッドハカセは小樽運河と同じ匂いを感じています。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

暑い地方はノンカロリーで

「暑い地方にジュースがないのは、どうしてだろう?」

先日、エリエスブックコンサルティングの土井英司さんとのお話の中で出てきた疑問です。
土井さんが沖縄の離島へ行ったときにジュースの販売はなく、無糖飲料と黒砂糖が売られていたそうです。
これは沖縄に限ったことではないそうです。
土井さんがよく行かれるギリシャでも無糖飲料と砂糖が売られていて、ジュースはあまり見かけなかったそうです。

それはどうしてなのでしょうか?


それには、人の「基礎代謝量」が関係しているのです。
「基礎代謝量」とは、1日のエネルギー(カロリー)消費量のことをいいます。

冬は寒さから体を守るため、できるだけ熱を作ろうとします。
 →『代謝量増』 (エネルギー摂取

夏はなるべく産熱を抑えようとします。
 →『代謝量減』 (エネルギー摂取

だから夏バテすると食欲がなくなるのですね。


では、土井さんの疑問に戻ってみましょう。

「暑い地方にジュースがないのは、どうしてだろう?」

…ジュースは甘いです。
…それは糖分があるからです。
…糖分にはカロリーがありますね。

つまり、暑い中で体は代謝量をあげたくないのでわずかなカロリーも嫌がるようになるのです。

沖縄やギリシャのような暑い地方で、無糖飲料が売られ、ジュースが売られていないのは、このような理由があるからと思われます。一方で砂糖が一緒に売られていたのは、「やっぱり、甘いものが欲しい」といった要望に対応するためでしょうか。

また、アイスクリームも気温が32〜33℃で売れ行きにブレーキがかかり、かき氷のような氷菓が売れ始めるそうです。
これも人の「基礎代謝量」が関係しているのです。

(参考:石川勝敏著『アイスクリームは20℃で売れ!』成美文庫)




人の「基礎代謝量」、販売戦略やモノづくりにとても重要な要素ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:08| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

3+3=「オモロー!」

やはり出ました!

「3の倍数のときにアホになる」という面白電卓「世界のナベアツ オモロー!電卓」(1575円)が登場しました。

nabetaku_001.jpg

0から9のボタンを押すとナベアツの声で数字を読み上げるそうです。「3、6、9」のときは「アホの声」になり、「=」を押すと「オモロー」の声が出るそうです。

取り扱いは吉本興業の子会社の吉本倶楽部(大阪市)です。

(2008年9月3日 日経流通新聞(日経MJ)より)


とても興味はありますが、頻繁に使うには…
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:56| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

おひさまの香りの正体は?

renoa_001

マッドハカセも愛用しているP&Gの「おひさまの香り レノア Happiness」

ところで「おひさまの香り」とは、なんなのでしょうか?

2000年11月の「日本味と匂学会」で発表された報告によりますと、よく干した洗濯物の「えもいえない、いいにおい」の成分は、「アルデヒド」や「脂肪酸」「アルコール」なのだそうです。

これらは身の回りに存在している成分で、特殊なものではありません。どちらかというと嫌われることの多い臭い成分ですが、絶妙なさじ加減で良い匂いとなるのでしょう。


さて、マッドハカセ愛用の「おひさまの香り レノア Happiness」の香りは、どのようにして作られたのでしょうか?

「アルデヒド」や「脂肪酸」「アルコール」をうまく混ぜ合わせて…

いえいえ、違います。

「太陽の輝く青空の下、緑豊かな屋外で洗濯物を干している様子」を思い描き、40〜50の香り成分を混ぜ合わせて作ったそうです。


イメージでしか存在しない「おひさまの香り」、それを作り出したのはやはりイメージでした。

(参考:2008年8月18日 朝日新聞)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:40| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

消費者視点の戦略を

秋田さきがけでは、「うまいもんドットコム」サイト運営会社の萩原章史社長に、秋田県の食材や販売戦略の在り方などについて聞いていました。

その内容をご紹介しましょう。

◆◆◆

―本県の食材をどう見るか。

萩原 素材としてはいいものは多い。しかしそれは素材であって商品ではない。商品というのは、流通して初めて価値が実現する。だが秋田では自家消費、地元消費が圧倒的。農業は家業であって、事業ではない。「美の国秋田のうまいもん」(「うまいもんドットコム」の特設コーナー)の反応は悪くないが、生産者の不慣れによる発送ミスなどのケースが目立った。

―ビジネスにつなげるためには。

萩原 まず個が強くなることが重要だ。秋田の人は外部との接点を持とうとする意識が希薄。だがビジネスはコミュニケーションが不可欠だ。また事業化への手間を面倒に思っているようで、食品加工も県外の業者に委託するケースが多い。本来なら地元に落ちる付加価値分が、県外に出ていっていることを重く受け止めてほしい。

―販路拡大に向けてどのような戦略が必要か。

萩原 まずはマーケットを知ること。生産だけ考えてもだめで、消費者視点に立った戦略が必要。秋田が狙うべきマーケットは首都圏だが、例えばお中元商戦の時期や予算などは秋田と大きく異なっている。人口が減りつつある県内で勝負してもジリ貧となることは目に見えている。もっと広く外に目を向けるべきだ。

―「うまいもんドットコム」の戦略は。

萩原 (購入者は)本物を求めている。本物は一般の流通ではなかなか入手できない。食品流通の中でネット販売が占める割合はまだまだ小さいが、売上は順調に伸びている。潜在的な需要はもっと大きなものだと思っている。


はぎわら・あきふみ
大手ゼネコンを経て2001年、「食文化」を設立し、同年「うまいもんドットコム」を開設。
静岡県出身。
サイトは http://www.umai-mon.com

(2008年8月28日 秋田さきがけより抜粋)

◆◆◆


厳しく、鋭く、秋田を斬っていますね。
お話のほとんどは、秋田の弱みですが…

しかしこれからは「地方の時代」と言われています。
一般の流通でなかなか入手できない本物とは、「地方のモノ」ではないでしょうか?

秋田の弱みを一つひとつ改善していき、その需要にこたえることが、これからの秋田の商売ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:56| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

生活防衛で売れたモノ

スーパーの店頭で、手作り用の菓子材料やもちなど意外な商品が売れています。

その理由は…

値上がりしたカップめんやパンなど簡便な加工食品から、家庭内調理を伴う商品に、消費者の関心が移っているようです。

つまり、手作り志向と節約志向が重なって売れ筋をつくっているのです。
さらにインターネット上で続々と紹介される、安上がりな調理法や食べ方に触発されて、手間をかけて手作りする家庭も増えているようです。

uresugi_001

ホットケーキ用の粉は菓子パンやドーナツ風にアレンジして使う人も多いです。手間はかかりますが、市販のパンやケーキ類にくらべて割安感は強いようです。

もちは、めんやパンに比べ割安と判断する人が増えています。さらに一個食べれば十分な熱量が採れ、手軽な朝食などとして人気が出ているそうです。

(2008年8月26日 日本経済新聞より)


なるほど!
それでスーパーでは、ホットケーキの粉を山積みにして売っていたのですね。

このような現象の根底には、次の2つ「感」があるようです。

1.割安感
2.手作り感

つい最近までは「お一人様」が売れ筋だったのですが…
トレンドの移り変わりのスピードには、少々困惑してしまいますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 17:00| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

北京五輪 『金』10個ならどうなる!?

kitajima_001

北京五輪で日本選手の活躍が続いています。
株式市場でも「頑張れニッポン!」コールが高まっているようです。
それはなぜでしょうか?

夏季五輪で日本が獲得した金メダルが10個を越えると日経平均株価が上昇する傾向があるからだそうです。

ロサンゼルス五輪以降の6大会開催中の日経平均は…

ロス五輪(金メダル10個)
3.5%上昇

アテネ五輪(金メダル16個)
1.4%上昇

その他の五輪(金メダル5個以下)
いずれも下落

金メダルラッシュと株高の直接的な関係は考えにくいですが、市場関係者は「メダルの数が増えれば国全体が明るく前向きなムードになり、投資家も勇気付けられる」(中堅証券)と、日本選手の活躍がもたらす心理的効果の大きさを指摘していました。

(2008年8月15日 日刊工業新聞より)


「なんとなく」なんでしょう。
実はこの「なんとなく」、とても重要なのです。
最近のヒット商品の中にも、「なんとなく」イイ!という感情で売れているモノがあるのです。

「なんとなく」を分析することが、株価やモノづくりの勝機につながりそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

真夏はカキ氷シャンプー

暑い日が続きますね。
そんな暑さを吹き飛ばす、とても涼しい記事を見つけました。


横浜市の理髪店「ヘアーステーションサイトウ」では、シャンプーと水をカキ氷に混ぜ合わせた「カキ氷シャンプー」が名物になっているそうです。

kakikori_001

シャーベット状になった氷のおかげで、日を浴びてほてった頭部は一気にヒンヤリ。真夏日には2〜3割の人が頼むそうです。

同店ほど「冷」に徹していませんが、シャンプーを冷蔵庫で冷やして使う理髪店いるそうです。今後、夏のアイデアシャンプーが続々と登場するかもしれませんね。

(2008年8月12日 日本経済新聞より)


シャンプーは温かいお湯で…
を覆す逆転の発想!
ポイントは、「極端に逆」というところですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 17:29| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

勝てる経営者のスタイル

テレビ東京報道局・経済ニュースセンター キャスター 塩田真弓さんが、「成功した経済人の意外な共通点」をレポートしていました。

内容を一言で言うと、「釣りバカ日誌のスーさんでは、勝てる経営者にはなれない」ということです。

では、レポートを要約してご紹介しましょう。

◆◆◆

織田信長

トップの方は、対外的には穏やかながらも、摩擦を恐れず、大胆にリーダーシップを発揮する、いわば信長型が多いそうです。

肉体鍛錬

目標→達成のプロセスにやり甲斐を見出だす経営者には、負荷→肉体の変化という達成感は快楽なのでしょうか?経営と運動は切っても切り離せない要素のようですね。

歩く

健康維持という効果も期待してのことですが、歩くことそのものが主眼ではないようです。観察するためにこそ、経営者は歩くのだそうです。モノを売ることを生業にしている経営者には必要なのでしょう。

一番乗り

「釣りバカ日誌」のスーさんのような重役出勤は、イメージの中だけです。社長が一番に出社する会社では、社員も毎朝気を引き締めて業務に取りかからざるえないはずです。経営効率を考えても理にかなった行動と考えられます。

ポリシー

社長のポリシーは、儲けの何割かを寄付することだそうです。社会的貢献を自身のモチベーションに転化しているのかもしれないですね。

ひとり

常にひとりで判断し、ひとりで行動することが「楽」でなければ、経営という素早い判断の連続が求められる曲面は乗り切れないそうです。

早歩き

仕事モードのスイッチが入れば早歩きで、時間との戦いになるようです。

(BRUTUS 637より)
BURUTUS_001s.JPG
http://magazineworld.jp/

◆◆◆

経営者でなくとも、参考になりますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:09| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

節水でCO2削減!?

水を節約することで、炭酸ガス(CO2)を削減できるそうです。

お湯を沸かすときに灯油・ガスや電気を使うので、お湯を使うとCO2の排出量が増えることは理解できます。

しかし、水を使うことでCO2排出量が増えるのはなぜでしょうか?

水そのものからCO2がでることはありませんが、その行き先でCO2が出るのです。
つまり、排水の量が多くなることで、排水処理にかかる電気量などが増えるため、CO2の排出量が増えるという仕組みなのです。


最近、水のいらないトイレが登場しました。

この先、「水のいらない○○」が次々と登場しそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:48| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月28日

カーボンフットプリント、スタートします

二酸化炭素(CO2)換算した排出量を商品に表示する取り組みの「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」が、いよいよスタートします。


◆◆◆

サッポロビールは19日、2009年から生ビール「黒ラベル」の350ミリ・リットル缶容器の表面に原料栽培から缶容器を廃棄するまでに生じた1缶当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を表示すると発表した。

同社によると商品にCO2排出量を表示するのは世界のビール業界で初めてという。

原材料からリサイクルまでの各段階で排出されるCO2を算出、表示する手法は「カーボンフットプリント」と呼ばれ、CO2排出量削減に対する企業努力を促す効果があるとされる。

CO2排出量の算出や表示ルールは、経済産業省が09年2〜3月ごろまでに統一化する見通しで、サッポロビールは決定後すぐに黒ラベルで表示を始める予定だ。各社がカーボンフットプリントを導入すれば、味や値段のほかに温暖化防止への貢献度もビールを選ぶ時の目安になりそうだ。

(2008年6月20日 読売新聞)

◆◆◆

sapporobeerCO2_001.jpg


「CO2 161g」と書かれていますが、炭酸分(“ゲップ”となる部分です)は多くとも約1g程です。
原材料からリサイクルまでで、いかに多くのCO2を排出しているかがわかりますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:56| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月27日

香りの若者、触感のシニア

様々な商品で機能は高まり、今や「どれを選んでも基本機能は十分」と思える場合が多いです。そうした中、香りや触感など五感への刺激を手がかりに商品を選ぶ消費が増えています。日経産業地域研究所の調査によると、香りで商品を選ぶ傾向は特に若年層で、触感を重視する傾向はシニア層で強いようです。

◆「香りを重視するようになった」商品は…◆

 ・ 洗剤
 ・ 衣類用洗剤
 ・ 柔軟剤
 ・ ボディーソープ
 ・ 石鹸

◆「触感を重視するようになった」商品は…◆

 ・ 肌着
 ・ シャンプー
 ・ アイスクリーム
 ・ 筆記用具
 ・ 台所洗剤

衣料用洗剤・柔軟剤やバス用品などの市場では、各社の「香り訴求」が活発です。
「香りに魅力を感じる人は若い人が多い」とみたユニリーバ・ジャパンは、ボディーシャンプーの新製品で香りを強調したそうです。

一方で触感の方は、香りとは逆の年代別動向になったようです。
「触感で買った」という比率は、50代、60代が首位になっていました。手触り、口当たりなどの触感の訴求はシニア層に効く場合が多いようです。

(2008年6月26日 日本経済新聞より)


以前、サントリーの冊子をみていたら、こんなことが書かれていました。

(お酒の嗜好)
以前は「味わい文化」で、今は「香り文化」…
といった内容です。

若い人がカクテルを好み、日本酒を好まないのは、カクテルは「香り」で飲み、日本酒は「味わい」で飲むからだそうです。

日経産業地域研究所の調査は、これを反映したデータですね。

これからのものづくり、「香り」と「触感」・「味わい」で年代を分けることが大切ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:41| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

ジュース・菓子・洗剤は、CO2排出量で選ぶ!?

経済産業省は、ジュースや菓子、洗剤などを作る過程で出た二酸化炭素(CO2)の量をラベルに表示する「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」の指針作りに着手したそうです。この指針は来春にもまとめる予定だそうです。

消費者は、温暖化防止の視点から商品を選ぶことができるようになりますから、よりエコへ関心が高まりますね。

CO2foot_001.jpg

たとえばポテトチップスの場合、ジャガイモの栽培から製造、販売、廃棄といった各段階で、CO2排出量を算定します。商品に「75c」といった形で表示される予定です。

ただし、生産から販売までの工程を管理しやすい小売業者の自主開発商品(プライベートブランド)を中心に、飲料や食品など生活に身近な商品が対象になりそうです。

制度が普及すれば、消費者は生活に密着した形でCO2排出を意識できるようになります。業者側も、温室効果ガス削減努力を商品の差別化につなげられるようになり、自ら出したCO2を排出枠購入などで相殺する「カーボンオフセット」の取り組みを後押しすることにもなります。


「カーボンフットプリント」というシステムは、モノづくりに大切な要素ですが、少々複雑で難解ですね…
なぜCO2が削減できるのかを、きちんと説明することが大切です。
マッドハカセの周りにはエコバックを使うことで、なぜエコなのかを解らずに使っている人が多いですから…

(2008年6月18日 朝日新聞より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

金融トレーダーの男性ホルモン値が景気を左右する!?

本や映画では、金融トレーダーは、マッチョなギャンブラーとして描かれることが多いです。今回、そのようなイメージを裏づける科学的証拠が得られたようです。2人の研究者が、ロンドン市場で働くトレーダーたちのテストステロン(典型的な男性ホルモン)値と運用益に関連性があることを見つけたのです。

「トレーダーたちは、テストステロン値が平均以上の日には、平均以上の利益を上げていた」

17人のうち14人のトレーダーでは、朝のテストステロン値が高かった日に、より多くの利益を出していたそうです。この結果から研究者のCoatesは、トレーダー業で好成績をあげることにテストステロンが関係していると考えています。

一方、行き先き不安な状態に置かれると生産されるコルチゾールの値は、市場の相場が乱高下するのに伴って上昇するようすが見られたようです。相場の乱高下は、トレーダーたちにストレスをもたらしていることを意味しています。


つまり、金融市場の高値は、

“トレーダーたちのテストステロン値上昇によってさらにつり上がる可能性”があり、

相場の暴落と売り急ぎは、

“コルチゾールによってさらに状況が悪化する可能性”がある、

ということになります。


今回のサブプライムローンは「コルチゾール」が悪化させた…のでしょうか?
難しいところです。

(nature DIGEST JUNE 2008 VOL.05, NO.6 より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:26| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

電子マネー、ポイントで30代を引き付ける

最近、財布の中身より携帯電話の電子マネー残高の方が多い人が増えているそうです。

その理由は、JR東日本の「モバイルSuica(スイカ)」やセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」などの電子マネーのアプリケーションが携帯に追加されたからと言われています。

マッドハカセも、財布の中身より電子マネーの残高の方が多いですね…

電子マネーは小銭を出す手間が省けて、よりスピーディーにお会計を済ませることができて、とても便利です。さらに電子マネーは、使えば使うほどポイントが貯まり、これが電子マネーとして再び現金のように使えるのです。

マッドハカセはWAON(ワオン)付きのJALカードを使っているので、イオン系列のお店か、JAL系列のお店へ行くことが多くなりました。つまり、電子マネーがマッドハカセの行き先を決めてしまっているのです。

このように、電子マネーを使う人は利用場所を選択するようになってきているようです。

jalwaon_001.JPG


この電子マネー、ポイントをためて利用したいとの意向は30代を中心に強いようです。

(2008年6月4日 日経産業新聞より)


特定の商品・サービスに引き付ける「ロックイン効果」をもたらし始めている電子マネーの『ポイント』。
この架空のマネーは、消費者の行動を大きく変えようとしていますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:17| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月30日

「感性価値」で、お気に入り

いい製品、いいサービスとは何でしょうか?


経済産業省は、経済活動の新しい価値として「感性価値」に着目しているようです。

その理由は…

“感性に訴えた製品やサービスが生活者の心をとらえた時、感性価値としてプラスαの経済価値を生むと見るから”

だそうです。

◆「感性価値」とは◆

「感性価値」は製品やサービスが生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得られた時に加わる経済価値のことです。

感性価値を体現した製品やサービスは生活者のお気に入りとなり、固定的な購入層を獲得し、新たな経済価値を生み出すことが期待されるのです。

◆「感性価値」のつくりかた◆

「感性価値」のある製品やサービスには、作り手のこだわりや美意識、思いなどが込められ、手間暇がかかっています。これを技術やデザイン、信頼性や機能、コストといった形に置き換え、製品やサービスとして具現化します。

その過程にはさまざまな「もの語り」があります。
そしてモノづくりの「もの語り」が生活者に伝わり、感動や共感を得た時に感性価値が生まれるのです。

◆「共創」◆

生産者は、製品やサービスに込めたメッセージをわかりやすく生活者に伝えることが大切です。さらに生産者と生活者が共鳴しあってつくりあげる「共創」が重要です。

生産者のメッセージを受け止めた生活者が語り手になり、生活者が発したメッセージを生産者が受け止め製品開発につなげます。

この循環を形成すれば、感性価値市場を拡大できるのです。

kansei_hyoka_001.JPG

(2008年5月29日 日刊工業新聞より)


これは、以前お話した「感性能」とほぼ同じですね。

「感性価値」、「感性能」

いずれにしても「感性」が重要なポイントですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:48| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

「感性能」とは

機能、品質、コストパフォーマンス、これらにプラスして感性に訴える性能、これを「感性能」と呼んでいます。

「感性能」は、オラクルひと・しくみ研究所代表の小阪裕司さんが使われている言葉で、最近はモノづくりにおいて非常に重要になってきています。

今の消費者の感性においては、感性能が優位です。
どんなに機能・品質がよくてコストパフォーマンスが高くても、感性能が低い商品は「なんだか嫌だな」と感じてしまうのです。

例えば、「アップルマークが光らないと、アップルパソコンじゃないよね」とか、「BMWはリング状のスモールライトじゃないと嫌だ」ということです。

これは機能や品質やコストパフォーマンスの問題ではなく、感性能の問題なのです。



(参加:小阪裕司著 『「感性」のマーケティング』 PHP)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:50| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

プラチナ高騰で、指輪が変質?

人生の新たな門出を祝うのが婚約・結婚指輪です。

最近、その売れ筋に異変が起きているのをご存知ですか?

白無垢(しろむく)や純白のウエディングドレスに似合うよう、以前から日本では「プラチナ信仰」が強かったようです。ところが最近は、金にパラジウムや銀などを混ぜた「ホワイトゴールド」の人気がなぜか高まっているそうです。

2007年の統計を見ると歴然です。

◆国内の使用量(4年間)◆

・プラチナ地金    33%減 ↓
・ホワイトゴールド  12%増 ↑

なぜでしょうか?

背景にあるのが、プラチナの高騰です。
自動車の排ガス浄化触媒としての需要が急増し、さらに世界的な投機資金も流入したからです。

そこでプラチナの6割程度の価格で買える、ホワイトゴールド製の指輪に関心が集まったのです。
ホワイトゴールドは、プラチナに似た白い輝きを持っていますので、予算内で純白の輝きが手に入ることになります。

ホワイトゴールドの人気は、安いからだけではないようです。
「素材の価格は抑え、むしろデザインやブランドにこだわりたい」
というお客さんが増えているらしいのです。

(2008年5月10日 日経プラスワンより)


マッドハカセが学生の頃、指輪づくりの体験教室へ行ったことがあります。

隣で指輪をつくっていた女性の方は、彼へのプレゼントということで、デザインにこだわっていました。この教室では銀とプラチナを選ぶことができたのですが、この女性はデザインを重視したいとのことで、銀を選んだようです。
先ほどのお話と同じですね。

素材よりデザインの方が、相手に気持ちが伝わりやすいのですね。

マッドハカセはお金が無かったので、もちろん銀でつくりました。
デザインは…シンプルに、ミニマムに!
といいつつ、それ以上お金をかけることができませんでした…

silver_ring
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:53| 秋田 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。