2009年05月14日

GW土産物売れ筋1位は『金萬』

大型連休中、観光客や帰省客が県産品プラザ(秋田市のアトリオン内)で購入した土産物ランキングは、「金萬」がトップだったそうです。

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『4月29日〜5月6日の売り上げ点数順位』(県産品プラザ)

1位「金萬」(10個入り、525円)金萬(秋田市)
2位「しとぎ豆がき」(20枚入り、600円)一乃穂(秋田市)
3位「稲庭干うどん」(300グラム入り、525円)佐藤養助商店(湯沢市)

その他10位以内
稲庭うどん関連
「煉屋バナナ」(120円)煉屋菓子舗(大館市)
「若がえりまんじゅう」(110円)泉栄堂(羽後町)
など

上位には500-600円と手ごろな値段の、知名度の高い菓子が多かったようです。

(2009年5月13日 秋田さきがけより)


「金萬」「稲庭干うどん」「煉屋バナナ」など、売れ筋の商品は昔からあったモノですね。つまり、お土産を買うお客さんは秋田の『ストーリー性』を重視しているようです。そこで生活している人たちが普段好んで食べているモノや使っているモノに、『ストーリー性』は含まれています。

ところが最近のお土産品は、秋田100%のモノや秋田で取れたモノなどにこだわり、お客さんが欲しい『ストーリー性』をないがしろにしているような気がします。

マッドハカセがおすすめの「秋田土産」は…

『バナナボート』 です!

昔から秋田県民に愛されてきたおやつ≠フ定番です。
目立たない商品ですが、『ストーリー性』は十分にありますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:12| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

百貨店店長の視点からみた秋田県人

秋田さきがけの『Bタイム』で、西武百貨店秋田店の森田岳史店長さんがマーケターの視点から秋田県民の特徴についてお話されていました。

では、その特徴をご紹介しましょう。


@女性のファッションの好みは、男っぽいマッシュ系より女性的なフェミニン系。色白の秋田美人にはフェミニン系がよく似合う。またデザインよりカラー重視。春先は、一般に淡いパステルカラーから始まるが、秋田はビビッドカラーが人気。

A春はトラベルが盛ん。特に暖かい気候を求めて東京、沖縄が人気

B納得が必要な秋田県民。単なる価格では駄目で、「長く着られる」「カジュアルとビジネス兼用」「何々付き」のように納得価格に反応あり

C学校の先生はおしゃれ。特に卒業式、入学式、面接など学校行事ごとに購入していただく大事なお客さまだ。

D元気でおしゃれなシニア世代。六十代でも四十代向けのブランドを好む傾向にある

E県庁所在地の秋田市では年度末から新年度にかけて、人モノの動きが活発。各種行事も盛りだくさんだ。秋田西武でも三月は、上期の中で月間売上高はトップ。

F秋田は、派手な色使いの和食器が好み。ギフト商品としても人気。

G地元愛に満ち満ちている秋田県民。お歳暮での地元贈答品シェアは40%に達している。

(2009年5月8日 秋田さきがけより引用)


ほぼその通りです!

これらの特徴を捉えて“いる”のと“いない”のでは、モノの売り方に大きな差が出てきます。
モノづくりや商品開発でもそうですね。

森田店長さんは秋田へ赴任してきたばかりだそうで、だからこそ秋田県民の特徴≠的確に捉えることができたと思います。
つまり、『よそモノ』の視点で秋田県民の特徴≠みていたわけです。

大切な何かを気付かせてくれる『よそモノ』の視点…
見逃してはいけません!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:36| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

消費復活のカギは、百貨店の「あこがれ」

5月6日に三越の池袋店・鹿児島店が閉店しました。
その一方で、低価格の店舗が軒並み業績を伸ばしています。

必要最低限の消費しかしなくなった日本…
高度成長期を経験された方は今の現状に、さみしさを感じているかと思います。

しかし、かつての消費を復活させるカギを握るのは三越のような百貨店≠ネのだそうです。
そうお話されていたのは、博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー・東京経済大学教授の関沢英彦さんです。


◆◆◆

市場トレンド“私はこう読む”

関沢 英彦

消費復活のカギ「人」「場」「像」

百貨店は「あこがれ」示せ

消費が活発に動くには3つの要素が必須だ。

まず消費をする人だが、可処分所得にゆとりがある人が減っている。昨年10月から今年6月までに職を失ったり、失う予定の非正規労働者の数は約19万人にのぼる見込み。2010年末までだと正社員も含め200万人が職を失うとの試算もある。

インドを取材したとき、「消費可能層」という言葉を聞いて驚いた。この層以外の人は消費市場に参加できないという。日本でも、商品によってこうした線引きが求められるようになってきた。

消費活動には商品を買う場所も必要だが、商店街ではシャッターを閉めたままの店が増え、閉鎖する大型店も出てきた。消費が活性化するには「あこがれの生活イメージ」が欠かせないが、広告やテレビ番組、雑誌を見ても、そうしたビジョンを感じ取れない。

このように、今の消費生活には「人」「場」「像」という3要素が乏しい。「人」「場」の問題を解決するには効果的な経済対策が必要だが、新しい消費とライフスタイルの「像」を描くことにお金はかからない。こうした次のビジョンを示すうえで百貨店の役割も大きい。「場」「像」を組み合わせ、提示できるからだ。

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工夫の余地はある。各階のテーマをイタリア、フランスなど国別にしたり、1960年代、80年代など時代別構成にした売り場を作る。鉄道模型の巨大ジオラマを備えたり、各階を移動する大道芸人などで集客することもできる。インターネット通販では各店で買えるファッション関連のブランドを横断的に検索できる機能もほしい。

モノやお金が動かないときこそ未来を感じさせる情報の渦が必要。「像」を描き「場」を設定し、「人」を呼び戻す時だ。

(博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー・東京経済大学教授)

(2009年5月1日 日経産業新聞より引用)

◆◆◆


マッドハカセが学生の頃は、本金西武(現:秋田西武)で卒業式の靴を買い、これから始まる新しいライフスタイルに夢を膨らませていました。博報堂の関沢さんがお話されたことは、全く新しいことではなく、かつて思い描いていた「像」をあらためて気付かせてくれた…そんな気がします。

今の消費状況から脱却するための方法は、かつての中にあると思います。

かつて≠ヌのような思いで

かつて≠ヌんな感覚で

かつて≠ヌんな夢を描いて


モノを買っていたかを思い出してみると、その中にヒントがあるかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:01| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

日本初出店!4割安いギャップジャパン

カジュアル衣料世界最大手のギャップは、日本で従来より大幅に価格が安い店舗の実証実験に乗り出しました。対象はギャップジャパンが4月24日に秋田市の大型商業施設イオンモール秋田≠ノ開業した「ザ・ギャップUSA」です。商品価格を主力店舗「GAP」より4割安くし、消費者の反応を探るそうです。

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売り場面積は約710平方bで、店名のロゴには丸みを帯びた文字を使っています。白と青を基調とした店で、床もフローリングではなく白の敷物を使うなど、カジュアル感を強めた店に仕上げています。

商品はアメリカンカジュアルを基本としたベーシックな男性、女性、子供用衣料が中心です。価格はTシャツで1900〜2400円、ジーンズで4400円などで、価格志向を強める消費者に訴えるそうです。価格帯は「ユニクロ」により近づく格好です。

(2009年4月29日 日経MJより)


今年のGWは、“安く”“近場で”過ごす人が多いようです。
新装オープンしたイオンモール秋田≠ヨ行き、「ザ・ギャップUSA」をのぞいてみるのもいいですね。
探しモノがあるかもしれません。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:50| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

夏物が来た

季節外れの陽気で夏物商品が好調のようです。

家電では扇風機が前年比4割増の売れ行きです。紫外線を気にする女性には日傘や日焼け止めが人気で、そうめんなど本来は盛夏向けの食品が好調なようすです。

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(日焼けを気にする女性が集まる紫外線対策商品のコーナー)

ただし、売れているのは小粒の商品ばかりです。ビール系飲料でも最も安い第3のビールに集中しているようで、消費者の節約志向は根強いみたいです。

温度調節のため首もとに巻くストールなど小物は好調でも高額な衣料品は不振が続き、紫外線対策の化粧品も2000〜3000円台の基礎化粧品よりもジェルタイプなど手軽なモノが人気のようです。

(2009年4月17日 日経新聞より)


人は基礎代謝の上下で、「夏モノ」「冬モノ」を求めます。
これまでは基礎代謝に見合った商品を店頭に並べるだけで売れていたようですが、今年はそれを満たして尚且つ低価格≠ニいうところに売れるポイントがあるようです。

財布の紐をゆるめない消費者のニーズを知るには、複合的な視点の調査が必要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:40| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

東海道新幹線で売れてるモノ

東海道新幹線の乗客は1日約41万人だそうです。新幹線を利用した人は、必ず一度は車内販売を利用しているかと思います。そこで気になるのは車内販売で何が売れているか?≠ナすね。

朝日新聞の「be on Saturday」に東海道新幹線の車内販売ランキングが載っていましたので、ご紹介しましょう。

1位 ホットコーヒー
2位 缶ビール
3位 静岡茶(500ml)
4位 サンドイッチ(4種類)
5位 お弁当
6位 アイスクリーム
7位 チューハイ
8位 安曇野銘水
9位 アイスコーヒー
10位 ジャガビーうす塩味


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(2009年4月11日 朝日新聞 be on Saturday より引用)

新幹線での移動となると、お父さんたちがお昼のお弁当を食べながらビールを飲むので、缶ビールの売り上げが好調です。そして、意外に人気が高いのは「アイスクリーム」です。時間帯、男女、年代を問わずよく売れているそうです。

鉄道の移動空間は、非日常の隠れ家的な面白さがあり、ささやかなぜいたくや「自分のご褒美」が車内販売の楽しさと分析していました。

確かに、車内販売で少々高くても買ってしまいますね。

ここで重要なのは、その時々のシーンによって人の消費傾向が変わるということです。いつもケチっているマッドハカセですが、なぜ車内販売では買ってしまうのでしょうか?

自分のご褒美?

それを知るためには、そんな消費をする自分を分析することが大切です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:05| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月12日

山形活性化への3つの風

先週マッドハカセは、モンテディオ山形 vs ジェフユナイテッド千葉の試合を見に山形へ行ってきました。(「山形で見つけた、うまいもん」) 山形はとても活気があり、低迷し続ける経済はそっちのけといった感じでした。

先日の日経産業新聞に山形についての記事が載っていましたので、引用してご紹介しましょう。


◆◆◆

市場トレンド

私はこう読む

平林 千春

大河ドラマ・映画・Jリーグ

山形活性化へ3つの風

未曾有の景気停滞が続くなか、地方が「元気」を作り出そうと懸命だ。山形県は今、3つの追い風を受けて「元気」な取り組みを全国に発信しつつある。
 1つ目がNHKの大河ドラマ「天地人」のブームを受け、上杉家の城下町、米沢市をアピールすること。2つ目はアカデミー賞をとった「おくりびと」の舞台となった庄内地方の景観への関心を高める取り組みである。
 そして3つ目が今年、サッカーJリーグのデビジョン1に昇格したモンテディオ山形だ。山形の存在を全国にアピールしようと県、同チームのホームスタジアムがある天童市と周辺市町村、観光関係者、大学などが「J1元気プロジェクト」を立ち上げた。
 狙いは@スポーツを通じた地域間交流Aモンテディオを応援しようという気持ちを一段と盛り上げる新たな「モンテディオ応援商品」の開発Bアウェイのサポーターを呼び込むための観光資源の充実だ。「アウェイにやさしいホームタウン」を掲げ、観戦に来た相手チームのサポーターを歓待。山形県の温泉や特産品を味わってもらおうと観戦パックなどの旅行商品を充実させている。
 Jリーグ自体を地域活性化の切り札にしようという動きは全国にある。山形がユニークなのは豊富な観光資源を背景に、従来とは違った客を確保しようと狙っている点だ。5月9日のアルビレックス新潟戦では「天地人ダービー」と銘打ち、「天地人」の主人公、直江兼続にちなんで「愛」の旗を掲げてサポーター同士の交流を展開しようという構想もある。
 地域を元気にする特効薬は物産品の開発や観光客の増大だが、山形はスポーツを観光資源と位置づけ、多くの来訪客を呼び寄せて地域のスポーツ基盤も充実させようとしている。新たな地域活性化策として注目したい。

東北芸術工科大学教授

(2009年4月10日 日経産業新聞より引用)

◆◆◆


地域活性化のカギは、「観光資源とJリーグの融合」、「県、市町村、観光関係者、大学などの連携」のようですね。
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2009年03月19日

ネーミング大賞

低迷する経済環境の中でも、ヒット商品は生まれています。そのカギとなるのが、消費者に商品の購買意欲をそそらせるネーミング≠ナす。日刊工業新聞社の「第19回読者が選ぶネーミング大賞」大賞に、話題性と知名度の高さが決め手となった日本たばこ協会のタバコ自動販売機向け成人識別カード「taspo(タスポ)」が選ばれました。

生活部門のいちばんの特徴は商品のわかりやすさです。その中で、1位になったのが、原料が一目でわかるサッポロビールの第3のビール「麦とホップ」です。ビジネス部門の1位は、筑水キャニコムの乗用芝刈り機「芝耕作」が高い支持を集めました。

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(2009年3月16日 日刊工業新聞より)


ネーミングを全体的に見わたすと、「わかりやすさ」と「ちょっとのユーモア」がランキングしていますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:03| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

アメトーークで見る、商品の売れない理由

先日(3月5日)朝日放送系で放送された深夜番組、『アメトーーク』のお話です。
「今年が大事芸人'09」というタイトルで、'08年にブレークした芸人が登場し、今年を大事にしなければ一発屋≠ノなりかねない…といった内容をトークしていました。

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このトークの講師として、'07年にブレークし一発屋≠ナ影を潜めたムーディ勝山さんが登場し、「今年が大事芸人'09」の皆さんに一発屋≠ノならないための秘訣をレクチャーをしていたのですが、その内容が実に興味深く面白かったのです。

では、その内容の一部をご紹介しましょう。


◆◆◆

この人に学ぼう!!

去年が大事だった人 『ムーディ勝山』

アメトーークに2回、売れっ子芸人として登場!

ピーク時のムーディ@:着うた200万曲ダウンロード
ピーク時のムーディA:1位ムーディ勝山、2位幸田來未、3位ケツメイシ
ピーク時のムーディB:2007年の紅白に出場(前川清のコーラス)

ムーディ勝山の現在@:週休4〜5日
ムーディ勝山の現在A:ヒゲを剃った所、誰にも気付かれない


『ムーディ勝山』特別講義 〜私みたいにならない為に〜

●手広くやらない

「グッツだの、本だの、DVDだの、映画だの、ドラマだの、一切やらないでください。本業以外のことをやると、粗が見えやすい。」

●ムーディ理論@:ブームが過ぎても収入→努力を怠る

「ブームが去って仕事がなくなってきます。そのときにでも、お金は入ってくるんです。ということは、生まれるのが余裕であったり、安心が生まれるんです。あっ、まだイケるわ、大丈夫、大丈夫、ということは、努力を怠るようになるんです。ものすごい悪循環がここに発生しまして、結果、週休4〜5日です」

●ムーディ理論A:家賃に収入が追い付く=大ウソ!!

「そして、その時の勢いで私、東京の都内に家賃27万円のマンションに住みました。まあ、よく言うじゃないですか、家賃は追いついてくるよと、高いところに住んでも結局仕事がついてくるからいいよと、あれは全くのウソでございました」

 ・
 ・
 ・

●ムーディ理論B:売れても謙虚な心を忘れるな!!

「みなさんわかると思いますけど、人気がある時って、ものすごくチヤホヤされるんです。いつの間にか、無意識のうちに慢心になってしまいます」

●ムーディ理論C:コンビで出場すると、もう呼ばれない!!

「実は僕、コンビでして、ピンの方の気持ちも、コンビの方の気持ちもわかる。僕はやはり、コンビは大事にしたいと思ったことで「コンビで出して下さい」といっぱい言ったんです。番組では気を使ってコンビで出してくれたりしたんですけど、二度と呼ばれないです。コンビで笑いを取りたいと思っちゃいますよね。そしてピンのネタを封じ込めますよね。気を使って、気を使ってウケないんですよ」

◆◆◆


今回なぜ、このようなお話をご紹介したかといいますと、『ムーディ勝山』特別講義の内容そのものが、ビジネスであり、商品開発だからです。

芸人の方は自分自身が商品ですから、その売れなくなった理由が「商品が売れない」理由につながります。

ムーディ勝山さん、実によく分析していますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:19| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

ユニクロ、女の子らしさ追求

「ユニクロって、男性モノの方が多いですよねぇ」
「そうそ、もう少し女性モノ置いて欲しいよね」

先日、マッドハカセが耳にした会話です。
確かにその通りかもしれません。最近は女性客も増えてますが、まだまだ男性客の方が多い気がします。

博報堂が毎月報告している「消費意欲指数」をみると、男性より女性の方が消費意欲が高いので、女性をターゲットにすることは戦略として有効な手段です。

そんな心配をよそに、世界に羽ばたくユニクロは、そんな女性消費者の声に応えるために動き出したようです。

◆◆◆

ユニクロは2日、女の子らしさを追求した「ガールズコレクション」の第一弾として、襟のないノーカラーやサファリなどのジャケット計6種類を発表しました。

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ユニクロは、全体の商品構成の約4割を占める女性向けを2、3年のうちに6割に引き上げることを掲げており、今回のジャケットは「比較的弱いと言われていた20代前半の女性も意識した」(同社)といいます。

この日東京都内で開かれた発表会では、タレントのマリエさんとモデルの佐々木希さん=秋田市出身=が色違いのジャージー素材のジャケットを着て登場。マリエさんは「着心地がよく動きやすい。どんなコーディネートでも映える」とアピールしていました。

価格は3990〜5990円です。

(2009年3月3日 秋田さきがけより)

◆◆◆


前回もお話しましたが、ユニクロは女性専門店の展開も近々行う予定です。

景気低迷をものともしないユニクロに注目ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 10:32| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

『家電芸人』で不況知らず!?

1月、2月は何かと忙しかったマッドハカセですが、ここ最近はゆっくりしていました。友人家族とホルモンを食べに行ったり、母とばあさんを連れて寿司屋へ行ったり…、昨日は、友人夫婦を招待してハンガリー料理を作って食べました。

楽しいことが続いたせいか、パソコンの前からすっかりご無沙汰になったマッドハカセです…


さて今日の話題は、テレビ朝日の番組「アメトーーク」でお馴染みになった『家電芸人』のお話です。

ホームシアター用スピーカーや掃除機など『家電芸人』と呼ばれる家電に詳しいお笑いタレントが紹介した商品が飛ぶように売れているそうです。クチコミの発信地になっているそうで、出演する番組の放送後もしばらくは売れ行きが落ちないといいます。

笑いの中に実用情報を盛る構成が受けて、深夜番組にも関わらず、高視聴率を維持しているようで、家電芸人の周囲では不況の風当たりは弱いようです。

kadengeinin_001.JPG (家電芸人が登場するテレビ番組の「アメトーーク」)

番組プロデューサーの加地倫三氏は、
「自然体で面白いものをやっているだけ。商売っけがないのがいいのでしょう。もともと、芸人さんはしゃべりの達人で、プレゼン能力はずば抜けている」
とヒットの背景を分析していました。

(2009年3月1日 日経MJより)


スピーカーや掃除機など、番組で紹介された商品が売り切れになるとは、すごいクチコミ&広告力ですね!お笑い解説が実用性や消費者目線を的確につかんでおり、ジャパネットタカタの高田社長の巧みな話術をも凌ぐのではないでしょうか。

『家電芸人』のような『○○芸人』が、景気を回復させるカンフル剤になるかもしれませんね。

まずは、『クルマ芸人』で…
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

『カワイイ』をつくる、ベビーフェイス効果

「もっと!もっと!もっと! カワイイはつくれる!!

椿姫彩菜さんや皆藤愛子さんが登場する、花王 エッセンシャルのCMのフレーズです。

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マーケティング・ハピネスの松本朋子さんの情報によりますと、キャラクターや小物などを含めて、『カワイイ』の市場は50兆円以上あると考えられているそうです。

これだけの大きな市場であれば、誰もが参入したいと考えます。

しかし、『カワイイ』を感覚的に解っていても、それをつくれなければ元も子もありません。
一体どうやって『カワイイ』をつくったらいいのでしょうか?


『カワイイ』は感覚的なもので理論的に考えることは難しいと思われますが、一部の『カワイイ』は理論的に考えることができます。下の図をご覧下さい。

babyface_001.JPG(木全賢 著 『売れるデザインの法則』より引用)

左の絵の方が『カワイイ』と感じますね。

人間はふつう、目が大きいこと、頭蓋が円くふくらんでいること、おとがいが小さいことなどの幼い特徴を持つ動物(左側の図)に『カワイイ』を感じます。逆に、目が小さく、鼻づらの長い動物(右側の図)にはそうした反応は引き起こしません。

これをベビーフェイス効果といいます。

ベビーフェイス効果を持つ人やモノの特徴は、

・丸顔
・大きな目
・小さな鼻
・広い額
・短いあご
・明るめの肌と髪

などがあります。

つまり、これらの特徴をモノに組み込めば、『カワイイ(の一部)』をつくることができるわけです。
具体的には、フォルクスワーゲン・ビートルやトヨタ・パッソなどがそうです。

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これからのモノづくりにとって『カワイイ』は、欠かせない要素になりそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:48| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

女性向けユニクロ

ファーストリテイリングは27日、丸井グループが東京・新宿で開店するファッションビルに、10〜20代の女性を主要顧客層にした「ユニクロ」を開くそうです。

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キャミソールなど若い女性向け商品を豊富にそろえて、内装も通常のユニクロとは変更し、流行に敏感な若い女性客を取り組むということです。

2006年に米ニューヨークに開業した旗艦店を手掛けた人気アートディレクターの佐藤可士和氏とインテリアデザイナーの片山正通氏に店の監修を以来し、同店からユニクロの最新の情報を発信するそうです。

「新宿マルイ カレン」(旧マルイヤング新宿)の2階に開業するそうで、店舗面積は約100平方bと標準店の半分程度の広さです。店内は白を基調とし、様々な色の商品をわかりやすく陳列する予定です。

ワンピースやキャミソールのほか、カラージーンズやジャケットなど春の着こなしを提案する女性用商品を多くそろえるそうです。

男性用商品も一部に置く予定です。

(2009年2月21日 日本経済新聞より)


女性向けのユニクロですか。
そういえば最近、ユニクロに来るお客さんのほとんどが、女性のような気がします。

景気に左右されやすいのは「男性」ということもあり、それで女性の比率が多いのかもしれませんが、実はユニクロの店舗の特徴も影響しているようです。

男性の購買を促すには、店内の照明を暗くするとよいと言われています。
バーのような雰囲気ですね。
一方で、女性の購買を促すには、逆に明るくするとよいと言われています。

つまりユニクロは、もともと女性向けだったといえます。

今回、女性向けを強化したということは、納得できる戦略ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:51| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

富裕層も二極化消費

朝日新聞が特集している「消費の力学」で、興味深い記事を発見しましたのでご紹介します。


◆◆◆

格安求めるセレブ「賢く使い分け」

スーパー高級車ずらり

ベンツ、BMW、アウディ。東京・世田谷の住宅街にある格安スーパー「オーケーストア新用賀店」の駐車場には、毎日のように高級車がずらりと並ぶ。

「トイレットペーパーや洗剤、中身が変わらないものはここで十分」。ベンツで店に来た会社役員の女性(60)は、ゴミ袋やペット用品などを1万円分もまとめ買いし、トランクに運び込んだ。

年収は2400万円で、ベンツは1千万円で購入。米は5キロで3700円と高めのものを自宅近くの米屋で買う。 昨年秋ごろまでは月に2、3回は1人1万円以上する高級レストランで食事をしていたが、最近は友人の誘いもめっきり減った。「稼ぎが大幅に減ったわけでもないのに、みんな世の中のムードで消費を控えている」と感じる。

首都圏を中心に51店を運営するオーケーは「エブリデイロープライス」(毎日安売り)が徹底している。レジ袋は1枚6円する代わりに、「トロピカーナ」のリンゴジュース(1リットル入り)は販売価格が188円。近くの店より約50円も安い。コンビニエンスストアだと1本139円する350ミリリットルの第3のビールは、24本入りのケースなら、会員カードの割引で1缶あたり100円以下。トイレットペーパー12ロール入りなら260円で買える。

05年の開店以来、売り上げを伸ばし続ける。担当者は「格安スーパーが富裕層にも受け入れられる余地は十分にある。同じ商品を半額近くで買えることに、気づき始めたからだ」と自信をみせる。

高級車で店に来た10人に聞いた。「12リットル500円の水を36リットル買う」「割安なパスタソースの大量買い」「ペット用に100グラム50円の肉を買う」。どの店で買っても中身は同じメーカー製品を買う傾向が強かった。

こだわり品は百貨店・専門店

オーケーから南に約2キロ、老舗(しにせ)百貨店の高島屋が入る二子玉川の商業施設。店の駐車場にはやはり高級車が並び、食品売り場は平日の日中も、30〜40代の女性客でにぎわう。

昨秋の「リーマン・ショック」後は特に、衣料品や雑貨を中心に売り上げは落ち込むが、有機栽培の綿でつくった衣類や途上国で作られた「フェアトレード」商品のチョコレートなどは、価格が市販品より高いのに人気がある。家族4人で行けば1万円を超える薬膳(やく・ぜん)火鍋の店も、昨秋以降は前年より5%も売り上げを伸ばした。店舗の運営開発を担う東神開発の斎藤民子・PR課長は「コンセプトがはっきりしたもの、家庭では食べられないような料理を出す店などが好調です」と話す。

百貨店、専門店、格安スーパーを使い分け、消費者が主体的に商品を組み合わせる。「セレブ層」を中心にそんなスタイルが広がっている。

(2009年2月12日 朝日新聞より引用)

◆◆◆


富裕層でも消費の二極化が進んでいるようですね。
興味深いことに、「安く買われる商品」「高く買われる商品」がはっきり分かれているようなのです。

たとえば「安く買われる商品」は、

・トイレットペーパー
・洗剤
・ゴミ袋
・ペット用品
・ジュース
・第3のビール
・パスタソース
・衣料品
・雑貨
 など

「高く買われる商品」は、

・米
・有機栽培綿の衣類
・フェアトレードチョコ
 など

ですね。

世界経済が低迷しても、10社に1社が利益を上げていると言われています。
この 「富裕層の二極化消費」 に従った商品をつくる会社は利益を上げ、そうでない商品をつくる会社は利益を下げている傾向がありそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:58| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

世界経済とBMW業績が連動!?

マッドハカセ、またまたお出かけしておりました。
東京を基点に、長野・千葉へ行き、エリエスの土井さんやアックンさん、ムッシュさんやパイロットNさんに会ってきました。その中で、ムッシュさんからおもしろいお話を聞きましたので、ご紹介しましょう。


「世界経済とBMWの売り上げが連動している」

BMW_File0001.jpg

ムッシュさんがマスメディアから得た情報です。

BMWは、創業から今まで赤字に転落したことのなかった、唯一の自動車メーカーです。
今回、赤字に転落したということは、世界経済の低迷がより深刻だということを意味していると言えます。マッドハカセの手元にある自動車の売り上げデータからしても、この連動はたしかです。

数ある自動車メーカーの中で、何故BMWが世界経済と連動しているのでしょうか?

マッドハカセは、BMW商品にその秘密が隠されていると睨んでいます。
BMWはその性能とブランド価値から、男性型の商品であると思われます。以前お話した「店頭から景気動向を探る」の中で、景気より好みが優先される傾向にある女性に比べ、男性の買い物は景気に左右されるというのがありました。このことから考えると、男性型商品のBMWは景気動向を映し易い商品であるのかもしれません。

いずれにしてもBMWの業績に注意を注ぐことで、全体的な経済状況を探ることができそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:54| 秋田 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

「感情」を求める社会に…

しばらくの間、お出かけしていました。
仙台周辺へ行ってたのですが、以前に比べて街中に人がいないように感じました。世界経済低迷の影響なのか、郊外に大型ショッピングセンターができたせいなのか、原因ははっきりませんが、人が少ない事実に間違いはありません。

仙台から戻って「日経ビジネスONLINE」を見ていたら、面白い記事を発見したのでご紹介します。


恐慌と鬱の経済学
人間心理から見た経済の病

要約はこうです。

◆◆◆

過去の歴史に照らせば、経済危機は人々に伝播した「不安」から広がった。
不景気の世に蔓延する個人の「鬱」もまた、経済、企業を蝕む。
不安の社会規模での連鎖、企業レベル、個人レベルでの深化は危機を増幅させる。

経済全体がパニックに陥る「恐慌」と最近ビジネスマンに蔓延すると言われる「鬱」。一見、何の関係もなさそうに見える両者だが、マクロとミクロという違いこそあれ、実は心理学的に見れば同じメカニズムが働いている。しかもいずれも甚大な経済的損失を社会に与えるという結果も同じだ。

だとすれば、そのメカニズムを解き明かすことで、経済的な損失をいかに抑えるか、という対策も見えてくるはず。

人間心理の分析を基に、「恐慌と鬱の経済学」を検証したい。まずはマクロ的現象である恐慌から。

(2009年2月3日 日経ビジネスONLINEより引用)

◆◆◆

このお話の根底にある理論が、ニューロエコノミクス(神経経済学)です。
ニューロエコノミクスとは、2002年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授が考案したもので、人の経済行動は理性だけでなく、「感情」を重視するというものです。

人間は、理性(IQ=知能指数)感情(EQ=感情指数)がバランスよく機能してこそ生きていける動物なのだそうです。

IQとEQのバランスが崩れた状態になると、恐怖のような否定的な感情を引き起こし、経済恐慌が引き起こされるわけだそうです。

高度経済成長時代・バブル崩壊前の日本では、多くの企業(法人)でIQとEQの調和が取れていたのですが、バブル崩壊後にはIQ過大でEQ無視の時代がやってくるのです。

バブル崩壊後、自信を喪失した日本企業は、分かりやすい欧米式の「効率化」「成果主義」の導入に躍起になってしまい、またしてもIQとEQのバランスが失われました。競争型、分析型、問題解決型の知性(IQ)の比率ばかりを極端に高くすることが業績向上の特効薬と勘違いされてしまったようです。

この極端な治療方針に従った結果、現在、日本の多くの会社の職場のメンタルヘルスの状態は最悪で、心の問題による休職者が増加の一途をたどり、この10年間、自殺者が毎年3万人を超す状況になっているわけなのです。

(2009年2月3日 日経ビジネスONLINEより)


少々お話が難しくなってしまいましたが、理性(IQ)感情(EQ)がバランスを崩した今の世の中ですから、ないがしろにされた「感情」が求められているのですね。

以前、マッドハカセはモノづくりに「感性能」が必要だとお話しました。
「感性」には「感情」の意味も含まれていますから、モノづくりに「感性能」が必要だということがよくわかったと思います。

人々が無意識に欲しいと思っているモノ、それを理論的に探す術が必要な社会になっているようです。

ニューロエコノミクスを深く知りたい方は、こちらをどうぞ。


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

桜の香り、人気急上昇

今日は、春を先取りする桜の香りの季節限定商品のお話です。


エステーは昨年末に「お部屋の消臭力 桜の香り」を発売しました。最新週は3位と0.1ポイント差ながらも2位でしたが、年間で35万個の販売を目指しているそうです。

最新週にシェア3.9%と3位に浮上したのは、小林製薬が1月14日に発売した「お部屋消臭元 桜の香り」です。2003年から毎年投入している商品ですが、同社が昨年実施した調査によると、消費者の満足度は95%に達したそうです。メーカーシェアは41.3%で、11週連続で首位を維持しています。

sakura_aroma_001.JPG

(2009年2月2日 日経MJより)


大寒は過ぎましたが、2月もまだまだ寒いですね。
しかしなぜ、この寒い時期に 「桜の香り」 なのでしょうか?

これには理由があるのです。

グラフを見ますと、エステーの「お部屋の消臭力 桜の香り」の商品シェアが、昨年の12月22日から上がっています。一方、小林製薬の「お部屋消臭元 桜の香り」は、今年1月14日から発売され、急速にシェアが伸びています。

さてここで、東京の気温を見てみます。
すると、昨年の12月22日と今年の1月14日の近辺に15℃に達している日があります。

実はこの15℃という気温が、「桜の香り」の売れ行きに関係しているのです。

寒い日が続いた後、気温が15℃に達すると人は夏需要を始めます。
食べモノですと、カロリーの低いモノやさっぱりしたモノを好むようになります。

香りにも同じような傾向が見られます。
だから、「桜の香り」を好み始めるのです。


秋田に住んでいる人は、まだまだ冬需要です。
昨年の秋田の気温を見てみますと、3月20日近辺になってようやく15℃を超える日が出てきます。
秋田の夏需要は、3月末から始まるようですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:10| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

「女性をターゲットに!」をデータで検証

以前もお話しましたが、モノを売るときに 「女性をターゲットに!」 ということをよく聞きます。
マーケッターの松本朋子さんは、『買わせる技術』の中で男脳≠ニ女脳≠ニいう視点からこのことを説明されていました。



今日は 「女性をターゲットに!」 を、あるデータを通して見てみます。

大手広告代理店の博報堂は、月ごとの「消費意欲指数」を月に1回発表しています。
これは先月末時点で、博報堂生活総合研究所の調査パネルである一般生活者419名に対して「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100とすると、あなたの今月の消費意欲は何点くらいでしょうか?」と質問した結果が、その月の「消費意欲指数」になります。

下に示したグラフは、全体の「消費意欲指数」です。
今月は先月から3.8ポイント減少して、51.6点でした。1月としては過去最低だそうです。

hakuhodo_syouhi_001.jpg (博報堂 2009年1月の「消費意欲指数」レポートより引用)

さて、これを男女別に分けたグラフでみてみましょう。

hakuhodo_syouhi_002.jpg (博報堂 2009年1月の「消費意欲指数」レポートより引用)

一目瞭然ですが、男性より女性の方が「消費意欲指数」が高いのです。
つまり、女性の方がよりモノを買おうとしているのです。

女性は、「子供のため…」とか、「旦那のため…」とか、「家族のため…」といったように、自分以外の人のモノを買おうとする行動が見られます。これは、子供を育てるという母性本能がそうさせていると言われています。

男性にはないコトですね。

一方で男性には、「自分カッコよく」とか、「自分強く」とか、「自分楽しく」といったような消費行動がみられます。だから、景気が後退すると男性の消費が真っ先に低迷するようです。

マットハカセは、女性型の消費を 『に¥チ費』 、男性型の消費を 『が¥チ費』 と勝手に呼んでいます。

景気低迷の中、 『に¥チ費』 を誘う仕掛け≠ニ仕立て≠ェモノ作りに必要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:38| 秋田 🌀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

うまいもん、秋田を斬る

地域に埋もれた特産品を発掘し、全国区に育て上げる食のプロデューサー、ネット通販会『食文化』社長 萩原章史さんの記事が「日経MJ」に載っていました。

その中で、萩原さんの秋田でのプロデュース活動について書かれていましたので、引用してご紹介しましょう。


◆◆◆

生産者の「商売感覚」なお低く

「なんで早く送っちゃったの」。昨年十二月二十九日、萩原は電話越しに秋田のかも鍋生産者をたしなめた。かも鍋は大みそかと元旦の配達日指定商品だが、二十八日に出荷したことがわかりあわてて回収を指示した。困惑する萩原に、生産者は悪びれた様子もない。「暮はうちのとこで忙しいんだ。寒いとこに置いとけば悪くならねぇ」

「東京で仕事していれば当り前のことが、ことごとく通用しない。言った、聞いてないの行き違いは日常茶飯事」で、過去には突然、取引をやめられたケースもあった。萩原はその根底に長年にわたる補助金行政の弊害があると見る。第一次産業従事者のほとんどが六十代以上の高齢者。会社勤めの経験がないので交渉や契約ごとの認識が薄い上に「お上や組合頼みが常態化していて自らリスクを取らない。加えて頑固だし」。

過去に別の産直サイトから取引を切られた生産者や、魅力的な食材でありながら域外の事業者と取引のない人たちとも付き合う。「その理由がよくわかる。通常のビジネス以外の負担が大きいので、生半可な気持ちではやれない」と話す。

「かも鍋事件」は特異な例ではなく、ほとんどの商品に笑うに笑えないエピソードがある。だからこそ、萩原は何度も会って商売のルールを言い含める。高齢者相手なので、急に体調を崩して出荷不能になるリスクも想定して動く。

萩原は昨年一月から秋田県の「食彩秋田推進チーム」と県産品の全国展開を手掛けている。かつてジュンサイの通販で実績を買われたのだが、萩原がまず行ったのは依頼主である県の意識改革だ。

県職員と知事を招いて試食会を開催。全国から最高レベルの食材を取り寄せ、萩原自らが調理し、地元産のものと比較させた。「おらが村が一番という思い込みを改めてもらい、本当に県外に売るべきもの、売れるものを知ってもらった」

ふるいにかけた結果、昨年全国発信できたのは、ハタハタ、漬物のいぶりがっこ、男鹿半島沖で取れる紅ズワイガニなど百七十四点。いずれも県外の人にはほとんどなじみがない。萩原は他の食材と同様に、サイトで生産者や飼育・栽培方法、食材のルーツなど商品に物語性を持たせ、大半を予定数量以上売った。

「地産地消と言われるが、地方には当てはまらない」と萩原。人口減と高齢化に直面する地方産地が、地元だけを相手に商売していたらじり貧になる。「好奇心旺盛で所得水準の高い都市住民を相手に商売してこそ、地方の未来がある」。八年間無休で走り続けた萩原の挑戦は続く。

(2009年1月14日 日経MJより引用)

◆◆◆


厳しいお言葉ですが、これが現状で、秋田のモノが売れない 「原因」 だと思います。

日銀は、輸出悪化による雇用不安で、地域経済に悪循環が生じていると報告しています。(2009年1月17日 読売新聞)しかし、日本経済を立て直すには、地域経済の向上が不可欠なのです。そのためには萩原さんのような方が地方に必要だと、マッドハカセは思います。

秋田をズバッと斬っていて、賛否はあると思いますが、とても大切な視点ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:59| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

不況の時は、神頼みビジネス

今年は、マッドハカセも初詣へ行ってきました。
驚いたことに、この不況にもかかわらず、お守りが売れているのです。
少しいいお守りですと、1個1000円以上もするのですが…
どうしてでしょうか?


読売新聞が連載している本よみうり堂≠フ中で、エリエス・ブック・コンサルティングの土井英司さんは、こんなお話を書いていました。

◆◆◆

最近聞いた話で印象的だったのは、岐阜県にある、株式会社片桐園芸の代表取締役、片桐建二氏のお話。氏によると、今年は不況だから門松を置く、という方が多かったらしく、前年比1.5倍の受注があった。しかも、そのうちほとんどは、3万5千円〜4万円の高価な門松だという。
そう言われてみれば、初詣で訪れた神社では、一番高い鏑矢が真っ先に売り切れていた。不安になればなったで不安解消ビジネスが流行る。誠にビジネスのアイデアは尽きないものだ。

(2009年1月11日 読売新聞より抜粋)

◆◆◆

一方で、こんな記事を見つけました。

『おみくじ「信じる」 社会不安が影響?』

博報堂生活総合研究所が2年ごとに約3千人を対象に行っている「生活定点調査」によりますと、「占い・おみくじを信じる」と答えた人は96年の22.4%だったのが、08年は27.9%に増えているのだそうです。

同研究所の関沢英彦さんは「社会的な不安の高まりが影響しているのではないか」と指摘しています。同じ調査で「世の中に気がかりなことや不安なことが多い」と答えた人は96年の61.2%から08年は72.4%と大幅に増加しています。

08年の結果を性別や年代別にみると、男女とも若い世代ほど占い・おみくじを信じる人の率が高く、女性が圧倒的に高いのです。ところが、同じ「信じる」でも「宗教」は逆に年配者ほど高くなり、男女差は占い・おみくじほどではないようです。

omikuji_001.jpg

(2009年1月11日 朝日新聞 be on Sunday より)


不況になると神頼みやおみくじを信じる人が増え、不安解消ビジネスが流行るのですね。
これも一種の癒しですから、リラクゼーションを不安解消に合わせるのもいいかもしれません。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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