2008年10月27日

地球を考えるカップ

カーボンオフセットやカーボンフットプリントなど地球温暖化対策が叫ばれている中、こんなエコを意識させるマグカップの記事を見つけました。


◆◆◆

温暖化すると地球浸水

コーヒーでも飲みながら、たまには地球のことを考えてみませんか――。
こう提案するのは「グローバルウォーミングマグ」(1980円)を輸入販売している「なわぞう貿易」(山口市、http://nawazou.com/)だ。
世界地図が表面に描いてあるマグカップにコーヒーやお茶などセ氏65度以上の湯を注ぐと、地球が浸水した状態に変化する。地球温暖化によって海面が約100b上昇した場合を設定した地形とか。商品を購入すると、「WWF(世界自然保護基金)ジャパン」に売上の3%が自動的に寄付される仕組みだ。企画・デザインは米国、中国製。

cupECO_001.jpg

(2008年10月27日 日経MJ(日経流通新聞)より引用)

◆◆◆


・デザインが楽しい
・地球温暖化に関心が持てる
・購入でWWFに寄付できる

知的なモノづくりですね。
楽しみながら学べるところに、自己満足的な意味合いが含まれているように思われます。
このようなエコをテーマとしたアイデアは、今後も増えていきそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:42| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月22日

横顔キティ

20-30代の大人の女性を主なターゲットにしたキャラクター商戦が活発化しているようです。

サンリオショップの店頭に今夏、「ハローキティ」の新商品が加わりました。
名前は「シルエットキティ」です。

kitty_001.jpg

横顔をキャラクター化したシリーズで、ミラーやタオル、ハンドクリームなど22品目あり、20-30代女性を中心に人気のようです。

キティを30年近く手掛けてきたデザイナーの山口裕子さんは、
「日本人女性のあこがれであるオードリー・ヘップバーンの横顔をモチーフに、キティをデフォルメし直した」
と説明しています。

進化のカギは 「どこが変わったかわからなくても、いつもどこか新しく見せること」 だそうです。
さらに色やモチーフなどその時々のトレンドを盛り込むことも大切です。

しかし、変わりすぎても消費者は付いてこないそうです。

(2008年10月22日 日経MJ(日経流通新聞)より)


キティちゃんの横顔は薄っぺらいものだと、マッドハカセは想像していました…
横顔キティちゃん、結構美人ですね。
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2008年09月18日

男性が好む 「3桁の数字」

LUCIDOのパッケージデザインが変わりました。
シルバーの素材に大きく薄い文字で数字が書かれた、とてもシンプルなデザインです。

lucido_001

LUCIDOはなぜパッケージのデザインを変更したのでしょうか?

40代を中心とした男性は、仕事が忙しくなるにつれ、次第にファッションやヘアスタイルへの関心を持続できなくなります。そのような世代の男性にヘアスタイル剤への需要を喚起させるため、デザインを変更したようなのです。

なぜ「3桁数字」を中心としたデザインなのでしょうか?

LUCIDOの河村英男・第一商品開発部係長は、
「男性が好む製品には3桁の番号が付けられていることが不思議と多い」
と説明しています。
リーバイスのジーンズ「LEVI'S 501」やNTTドコモの携帯電話機「905i」、クルマではメルセデス・ベンツ「E320」やBMW「325i」などが思い浮かびます。これらの番号は2桁でも4桁でもなく、なぜか3桁の数字が多く使われています。これは、3桁の数字がもっとも記憶に残りやすいからかもしれません。

またこの番号は、あえて2桁目の数字をゼロにしているところがポイントだそうです。「ゼロ」を「マル」と読ませることで語呂が良くなり、この番号を口に出しやすくなるからです。

lucido_002

もう一つ重要な要素あります。

それは重要な役割を担うはずの3桁数字がシルバーの地に白い文字なので意外なほど目立たないことです。同社の河村係長は、
「パッケージのデザインは、大人の男性が手に取りやすいようにシンプルなイメージで統一した」
と説明しています。

活発な消費から遠ざかりがちなこの世代を攻略するヒントが、 「3桁の数字」「控えめな文字デザイン」 の中にあるのかもしれませんね。

(April 2008 NIKKEI DESIGN より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:36| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月12日

デザインで味が変わる

先日マッドハカセは、デザイナーの方とお話をしていました。
そのときデザイナーの方は、こんなことを話されていました。

「インスタントのみそ汁でも、川連(かわつら)の漆器で飲むとうまいんですよ!これが…」

なんとなくですが、その通りだとマッドハカセは思いました。

ところで、なぜ美味しくなる(感じる)のでしょうか?

マッドハカセは、川連漆器が人の聴覚・視覚・視覚を一気に刺激したからではないか?と分析してみました。

聴覚:置いたときの自然な音
視覚:色合いと形状の美しさ
触覚:ツルリとした表面と口あたりのよさ

それにつられて『味覚・嗅覚』が刺激され、美味しく感じる!という理論です。

この理論が正しいかどうかはさておき、モノづくりにおいて大切なのは、「食べ物を美味しく感じることができるのか?」という点を考慮することです。

実際、器をデザインするときに、この点は考慮されているのでしょうか?

されていないのであれば、チャンスですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:03| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

スタバで見つけたミニマムデザイン

先日からマッドハカセは、アックンさんと近場を観光していました。
そのとき立ち寄ったスターバックスで、面白いデザインのグラスコーヒードリップを見つけました。
今日はそのグラスコーヒードリップお話です。


これまでのコーヒードリップは、取っ手が付いて、カップ型の上皿が付いて、キャップが付いて…
コーヒードリップは「コーヒー好き」を示す記号ですが、リビングの中に置かれるより、キッチンに置かれる脇役的な存在でした。おそらくそれは、機能を優先してつくられたモノでしたので、ゆったりくつろぐリビングに複雑なデザインがマッチしなかったのでしょう。ですから、キッチンでシンプルなデザイン(またはそれに合ったデザイン)のカップに移し変えられてコーヒーが出されていたのかもしれません。

今回、スタバで見つけたコーヒードリップは、シンプルで全く無駄のないデザインです。
針金でつくられた上皿はグラスのデザインを邪魔しませんし、どんなペーパーものせることができます。しかもプラスチック製ではないので変なにおいは付きませんし、陶器製でもないので割れることもありません。
機能的にも優れていますね。

STARBUCKS_001  STARBUCKS_002

このようにコーヒーを入れた後、リビングに置いても違和感はありません。

STARBUCKS_003

コーヒーのお代わりもしやすくなります。


◆スタバのコーヒー器具はこちらです◆


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 09:45| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

シャンパングラスのリングが「乾杯」を演出

最近、家庭でシャンパンを飲む機会がずいぶんと増えてきました。誕生日や記念日、お客さんを招待した時など、ちょっとしたイベントで飲まれているようです。また、街中の酒屋やスーパー、デパ地下にも、手ごろな価格のシャンパンや発泡性のワインなどが数多くそろっています。

シャンパンを飲むときに使うグラスは、泡が立ち上がるさまが見え、その泡を逃がしすぎないように、飲み口が狭く背の高いものが一般的です。そして、美しく泡が立つようグラスの底にはわずかな傷が付けられています。このようなシャンパングラスを、各社は美しさを競うかのようにつくり出しています。

読売新聞のY&Y日曜版で、仕立てと仕掛けがユニークなシャンパングラスを紹介していましたのでご紹介しましょう。

北欧のクリスタルガラスブランド「オレフォス」のシャンパングラスで、定番のモノとは異なる角をつけた底面が特徴で、きりっとした形が目を引きます。しかも、脚の部分に「愛はすべてに打ち勝つ」という意味のラテン語が刻まれたシルバーリングがはめられています。

grass_001.JPG

極薄のクリスタルガラスは、手にとるとリングがぶつかってかすかな音を奏でてくれるそうです。「乾杯」のときに鳴り響く“チン”という音と共に“カラン”という美しい音色が響くそうです… いいですね。


このシャンパングラス、脚の部分にシルバーリングをはめることでブランドを演出する要素がすべて揃ったようです。

 ・細さ (グラス自体の細さ)
 ・香り (シャンパンの香り)
 ・音楽 (リングとガラスがぶつかる音色)

これまでのシャンパングラスは、乾杯のときを除けば、上2つの要素しかありませんでした。手にする度に“カラン”という美しい音色が響く… 常に3つの要素が演出されることになりますね。

シルバーリングが単なる飾りではないところに、匠の技が光っている一品です。

(2008年6月15日 読売新聞 Y&Y日曜版より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:55| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

「プライムタイム」のパッケージデザイン

今日はアサヒビールのプレミアムビール、「プライムタイム」のパッケージデザインのお話です。

beerdesign_003.jpg

「プライム・タイム」とは、「優秀な・時間」という意味です。
開発コンセプトの「食後のゆったりした時間を過ごすビール」と、言葉の意味がよく一致しています。

「食後のゆったりした時間を過ごす」という目に見えないコトを、どのようにして目に見えるモノにすればよいのでしょうか?

「プライムタイム」のデザインを分析しながら見てみましょう。

◆色彩◆

夜、ロマン、仕事の達成感、取り戻した静けさ、おしゃれなひと時、安心感…
こういったイメージを抱きやすい色は「紺色・藍色」です。

青はそれだけで知的で冷静なイメージをつくります。そして暗い色になると、中身がしっかりしていることを伝えます。なので、暗い青である「紺色・藍色」は知的でしっかりしたイメージを持たせることができるのです。

イメージのよい「紺色・藍色」ですが、売り場へ持っていくと“パッ”としません。あるのかないのかも、わからない程に沈んでしまいます。これを補うには「白」か「銀色」か「金色」を使って、明るくするしかありません。しかし、「白」や「銀色」を使うと、冷たくクールな印象になったり、固いイメージになったりしてしまいます。
クールミントガムのパッケージがそうですね。(冷たいイメージ)

一方で、暖かく、豊かで、ゴージャス感を出す「金色」は、「紺色・藍色」を助けてくれます。しかし「金色」単独では、成金のような老けた印象を持たれてしまいますが、今度は逆に「紺色・藍色」の知的で若々しいイメージが「金色」を助けるのです。

「紺色・藍色」と「金色」、お互いがなくてはならない色であることがポイントです。

◆ロゴ◆

「プライムタイム」の文字はシンプルなゴシックを使っていますが、「Asahi」のロゴは斜めに切り立った文字を採用しています。2つのフォントが存在すると、お互いの文字がぶつかってアンバランスになります。そのような場合はメーカーのロゴを商品ロゴから離し、目立たなくする工夫が必要になります。

また、上部中央の麦をモチーフにしたロゴは、左右対称のようでいて、対称ではありません。このようなロゴが入ると動きが出てきます。

◆その他◆

飲み口にゴールドがあると、味わい深くおいしく感じます。

(参考:高坂美紀 著『売れる色の法則』秀和システム より)


モノづくりおいて色彩やロゴはとても大切なので、慎重に考えなくてはいけませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:08| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

お金を出したいデザイン「プレミアムビール」

サントリーは、「ザ・プレミアム・モルツ」のヒットによりプレミアムビール市場で定番商品を確立しています。

この市場に挑んでいるのが、アサヒビールとキリンビールの2社ですが、確固たるブランドを確立できていないようです。この2社はプレミアムビール市場に挑戦し続け、昨年からプレミアムビールの新商品を投入しています。

プレミアムビール市場で定番になるための大事な要素は、知名度や味はもちろんですが、パッケージデザインも大事な要素の一つです。

今月号のNIKKEI DESIGNでは「お金を出したいデザイン、出したくないデザイン」と題した特集で、プレミアムビールのパッケージについて調査をしていました。

では、その調査結果を見てみましょう。


Q:あなたが、プレミアムビールを購入すると仮定します。味や内容量が同じで、「パッケージデザインで選んで買う」としたら、あなたはどのプレミアムビールを選びますか?

1 アサヒビール「プライムタイム」

2 サッポロビール「エビス」

3 サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」

4 キリンビール「ニッポンプレミアム」

5 アサヒビール「熟撰」

6 サッポロビール「エーデルピルス」

7 キリンビール「ブラウンマイスター」

beerdesign_001.jpg beerdesign_002.jpg

Q:そのプレミアムビールのデザインを評価した理由は何ですか?

アサヒビール「プライムタイム」
・落ち着いた感じだから
・上質な感じがするから

サッポロビール「エビス」
・味がおいしそうだから
・高級感があるから


Q:プレミアムビールの一般的な価格を240円とします。選んだビールが一般的な価格より高かった場合、いくらまでなら買いますか?

平均260円 = 基準価格の8.3%増し


「プライムタイム」は、他社製品と同様に高級感を演出する金色を使いながらも地色に藍色を持ってきた独自性が、高い評価を得ていました。アサヒビールは、「食後のゆったりした時間を過ごすビール」として「プライムタイム」を開発したそうで、そのデザインの意図は消費者に受け入れられたようです。

一方で、新製品の「ニッポンプレミアム」「熟撰」「エーデルピルス」は苦戦しています。「熟撰」は金色を多用したため、従来製品との差別化ができず、新商品として目立たなかったのかもしれません。「ニッポンプレミアム」と「エーデルピルス」は、従来のプレミアムビールと異なるデザインを採用していますが、独自色を打ち出した「プライムタイム」のような支持は得られていませんでした。

(June 2008 NIKKEI DESIGN より)


「プライムタイム」は、「ザ・プライム・モルツ」の後発だったので、このデザイン戦略がうまくいったのではないか?と、マッドハカセは考えています。

「ザ・プレミアム・モルツ」のデザインは金色の比率を大きくしていますが、CMやポスターではサブに使われている藍色をメインカラーにして、金色を引き立てていたのです。

そのため、

『プレミアムビール = 藍色』

というイメージが消費者の中にできあがってしまっていたため、「プライムタイム」は藍色の独自色を打ち出しても支持を得ることができた、と思われます。


次回は「プライムタイム」のデザインについてです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:24| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

360度 八方美“音”スピーカー

ソニーは、透明な有機ガラス管を振動させて音を鳴らす高級スピーカー「サウンティーナ」を、6月20日に発売すると発表しました。

このスピーカーは、長さ約1bのガラス管下部に取り付けた4つの加振器でガラス管全体を上下に震わせ、周囲に均一な音を発するそうです。

speaker_001.JPG

一般なスピーカーは360度均一に鳴らすのは難しいのですが、新型スピーカーは均一に音が広がり、広い部屋やホール、ロビーなどに適しているようです。

「サウンティーナ NSA-PF1」は高さ1b85a、重さは約12.5`c。LEDを搭載して、青とオレンジ、紫色の電飾を施すなど、デザイン性にもこだわっています。

透明感のある高級さを演出した「サウンティーナ」、価格は105万円だそうです。

(2008年5月29日 日経産業新聞より)


一般的なスピーカーに比べて、デザインに無駄がなく、シンプルでいいですね。
電飾でデザインすることで、ブランドや感情なども表現しやすくなります。

デザインが先か、技術が先かはわかりませんが、お互いがうまく融合したモノづくりですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 20:08| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

GAOのロゴ、男鹿となまはげと…

GAO_001.JPG

これは、男鹿市にある男鹿水族館GAO(ガオ)のロゴです。

GAOとは、「Globe(地球)、Aqua(水)、Ocean(大海)」の頭文字を並べたものだそうで、なおかつ男鹿(Oga)の地名にちなんだ愛称なのです。シンボルマークは「GAO」の3文字を魚に見立て、口を開けた「なまはげ」と「ガオ」の発音をイメージしたそうです。

マークの色は地球のGが緑、水のAが水色、大海のOが青と、愛称の意図を伝えています。

魚のデザインを手がけたのは絵本作家の若原徳広さんです。

(参考:「日本のロゴU」成美堂出版)


何気なく見ていたロゴですが、ちゃんとした意味があったのですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:53| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

ロゴを変えて挑む!

NTTドコモのロゴが変わるというのは、ご存知かと思います。

新しいロゴは、小文字で「docomo」です。

docomo_001.JPG

これは、お客様とともにあるとの思いを込めたそうです。
色はクールな青を使おうとの意見もあったようですが、親しみやすさとぬくもりを優先し赤をえらんだそうです。

そういえば、三菱東京UFJ銀行やトヨタ自動車などのトップ企業のロゴには赤が使われていますね。

以前のNTTドコモのロゴは、社員や利用者から「堅苦しい」「保守的に見える」といった否定的な意見が続出したそうで、今回「本気で変わろうとしていることを伝えるべきだ」と判断し、ロゴを刷新するに至ったのです。


ロゴの更新はNTTドコモだけではありません。
キッコーマンもロゴを変えるようです。

kikkoman_001.JPG

伝統と革新を融合させていく気持ちを新ロゴに込めたそうで、伝統とは1917年の設立から90年余りの間、日本の食卓にしょうゆを送り届けてきたことを指し、革新とは海外戦略を指すのだそうです。

「萬」が伝統、「kikkoman」が海外戦略をあらわしています。

色は、健康や活力を象徴し、食欲を増進させるオレンジを採用したそうです。


しかし、最近になって大手企業がロゴを更新している理由は何でしょうか?

その理由には、主に2つあるようです。

@ 競争激化で消費者に自社ブランドを強く印象づけられなくなった。
A グローバル化。日本には世界で戦えるブランドがまだ少ない。

といったことのようです。

(2008年5月21日 日経産業新聞より)


ロゴ変更で自社の価値を高めるためには、顧客目線が大切です。
そしてロゴ自体に、わかりやすさとメッセージ性が必要になってきます。

たとえばアップルパソコンのロゴは、「人類が禁断の果実を手に入れた」というメッセージが込められているのです。

Mac_001.JPG

わかりやすくて、シンプルで、ミニマムで、美しいです。

モノづくりもロゴも、キーワードは…同じですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:47| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

「環境にやさしくない」マークを自ら付けると…

kokuyo_002.JPG

これは何のマークかご存知ですか?

コクヨグループが、12月13日に発行した2008年版の「コクヨ総合カタログ(ステーショナリー編)」、「コクヨ総合カタログ(ファニチャー編)」の中で、環境配慮が十分ではない自社ブランド商品に対して付けた「エコ×(バツ)マーク」なのです。

kokuyo_001.JPG

つまり自ら、「この商品は環境に配慮していませんよ」と言っているのです。

あまりに自虐的で「大丈夫かな…」と心配してしまいますが、しっかりとした信念があるようです。

◆◆◆

コクヨグループは1990年代初めから積極的に環境配慮商品の開発に取り組んできましたが、地球温暖化の深刻な状況を鑑み、国内の大半の事業所で日常的に使われる商品を供給するメーカーグループの社会的責任として、今後は環境配慮を「付加価値」ではなく「当たり前」とする基本姿勢のもとに、商品開発および販売を行います。環境配慮余地の残る自社ブランド商品およびその数を「エコ×マーク」の表示によって明示することで、商品の環境配慮徹底を進めると共に、お客様に対して環境購買の意識喚起を働きかけていきます。

(2007年12月10日 KOKUYO プレスリリースより)

◆◆◆

『環境配慮を「付加価値」ではなく「当たり前」とする基本姿勢』

素晴らしいですね!

実はこの「エコ×マーク」、素材メーカーの間で古紙配合率や再生樹脂配合率の偽装が相次ぎ、再生素材を使ったエコ商品に対する信頼が揺らいでるなか、自社の環境配慮への取り組みを加速させるためのショック療法だったのです。


ところで「エコ×マーク」に対し、消費者はどのように考えているのでしょうか?

Q1 : この「エコ×マーク」のようなネガティブな情報を積極的に公開するメーカーの商品を、あなたは購入したいと思いますか?

  積極的に購入したい   30.3%
  やや購入したい     46.7%
  あまり購入したくない   19.3%
  全く購入したくない     3.7%

Q2 : あえて環境配慮の足りない商品にこうしたマークを付けるコクヨグループの取り組みを、あなたはどう評価しますか?

  環境に対する真摯な姿勢が評価でき、
  他の企業に比べて信頼できると思うようになった
  50.6%
  新しい試みとして一定の評価はするが、
  特に他の企業と比べてコクヨグループに対する信頼が高まったわけではない
  35.7%
  単なるパフォーマンスであり、評価することではない
  9.7%
  いまだに環境に配慮していない商品を売っていることを知り、失望した
  3.0%
  その他
  1.0%

(April 2008 NIKKEI DESIGN より)


ネガティブでも購入したいと思う人は多いようです。
また、「エコ×マーク」の表示に半数以上の消費者が信頼を深めていました。

一方で厳しい意見もありましたが、現実的にはすぐに全商品を環境に対応させることは難しいのです。
環境や健康面でネガティブな面も含めて情報を提供し、あとは消費者の判断に任せるということも重要かもしれません。


これからのモノづくりは、「情報の開示」をどのように行うかが重要ですね。

正直な情報は、半数以上の消費者の心をつかみます。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:18| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

アップルのパソコンが欲しい!「感性能」のお話@

マッドハカセはアップルのパソコンが欲しいのですが、互換性を考えるとソニーのバイオか富士通のFMシリーズを選択せざるを得ません。

しかし、アップルのパソコンが欲しい!

なぜ、アップルのパソコンが欲しいのか?といいますと、
あのリンゴのマークがいいのです。

プロジェクターを使った講演や発表の際にアップルのノートパソコンを使えば、聴いている人たちに向けてリンゴのマークが光る!それがいいのです。

講演のお話をそっちのけで、

「(リンゴマークの光)なんかとてもいいよね…」 「欲しい…買おうかな?」

と思ってしまうほどです。

Mac_001.JPG

アップルのパソコンは感性に訴えかける性能、「感性能」にすぐれているから欲しくなるのです。

最近はこの「感性能」が、モノづくりにおいて非常に重要になってきています。
今の消費者は感性能が優位で、どれだけ性能・品質がよくてコストパフォーマンスがよくても、感性能が低い商品は“イヤだ”と思ってしまうのです。

次回も、「感性能」のお話です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

ハンガリーのミニマムデザイン

ハンガリーは、マッドハカセの好きな国の一つです。
ヨーロッパでありながらどこかアジアを感じさせ、人々の素朴なやさしさと人懐っこさは、秋田人に似ています。


かつてのハンガリーは、貧富差のない平等な社会をめざす、「共産主義」の国でした。(現在は、資本主義体制になっています)その信念を貫かせるため行われていたのが、国の検閲でした。

そのため表現は制約され、その中でつくり出されたデザインの数々は決して洗練されてはいないものの、なぜか愛着がわいてしまうかわいさがありました。

ハンガリーの人々が日常生活を営む上で当たり前のように接し、使われてきた日用雑貨や食品のパッケージなどには、植物、動物、人などのキャラクターなど、身近なものが今でもデザインに使われています。

hungarydesign_002.JPG  hungarydesign_003.JPG

(参考:東欧のかわいいデザインたち ピエ・ブックス)


その中で、ひときわ異彩を放つデザインがあります。

50種類以上のハーブを使った薬草酒、「UNICUM(ウニクム)」のボトルです。

unicum_002s.JPG  unicum_001s.JPG
(UNICUM博物館パンフレット・チケットより)

「ウニクム」を製造するZWACK(ツバック)家は、数々の歴史的苦難の中で、秘伝とされるオリジナルのレシピを守るため、アメリカ、イタリアを渡り歩いたそうです。

そのためか「ウニクム」のデザインは、ハンガリーで一般的に使われていた表現とは異なったモノに仕上がっています。

「ウニクム」のボトルは、化学実験で使われる「丸底フラスコ」をモチーフにしています。ハーブの配合や製造法を研究し、試行錯誤の末、「ウニクム」は造られました。その背景や物語がわかるよう表現した結果、このボトルデザインに辿り着いたようです。


表現の制約の中で生まれた数々のハンガリーデザインから見ると、「ウニクム」は、シンプルミニマムなデザインです。

しかしそのデザインの中には、しっかりとしたメッセージが込められています。

幾多の困難を乗り越えた「ウニクム」、その強さは「シンプル」で「ミニマム」なデザインにあったのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:27| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

洗濯機を胃に見立てた広告

ニューヨーク大学近くのコインランドリーの洗濯機に描かれた広告なのですが、何の広告かわかりますか?

sentaku_001.JPG

洗濯物を洗っている様子が見える丸窓が、ちょうど人間の胃の部分に当たります。
なんとなく、お腹の中で起こっていることを見るような感じですね。


実はこれ、胸焼けを治し、胃の消化を助ける米国家庭の常備薬「ペプトビスモル」のキャンペーンなのです。

洗濯機の丸窓の下には、
「胃の中にどんなものを投げ込もうと、ペプトがちゃんとカバーしてくれます」
と書かれています。

仕掛け人のバートランド・ガーバッシーさんは、
「大学生はよく暴飲暴食する。だが胃薬の知識はまだない。彼らの生活環境の中でブランド知識を育てたい」
とコメントしていました。

キャンペーンは数ヶ月かけて大学都市を巡業し、サラリーマンや旅行者向けも展開するそうです。

(2008年5月2日 日経流通新聞(日経MJ)より)


アメリカ人の発想は素晴らしいですね。

 洗濯機 = 胃の中 → 消化促進薬

イメージがつながりますね。
そして、一目で伝えたいことを伝え、インパクトもあります。


モノづくりには、このような『つながり』が必要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:48| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月22日

パズル合わせ献立のヒントに

フランスの加工野菜食品のパッケージが、遊びたっぷりでおもしろいです。

透明なパウチの上部についている印刷タグの一部が上下左右に飛び出したり、引っ込んだりしてジグソーパズルの形をしています。

package_001s.JPG

単なる遊びにちがいありませんが、中身の異なるパッケージの凸凹をあわせるとお互いに栄養を補い合い、いかにもバランスのイイ組み合わせに見える献立のヒントを提供しているのです。

(2008年4月8日 日経産業新聞より)


とてもおもしろい「仕掛け」です。

「コレだけでは栄養のバランスが悪いから…」と、目的の商品以外に2〜3個を組み合わせて買ってしまいますね。

今の健康志向にマッチした商品デザインです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:31| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月17日

アロハに変身した着物

古い絹の着物から作られたアロハシャツを展示する「日本アロハシャツ」展が、4月24〜29日まで東京・表参道ヒルズの「ギャラリーKOWA」で開かれるそうです。

横浜市在住のシャツデザイナー、西村昌子さんの作品で、ほどいて水洗いした古い着物を何枚も組み合わせて作った、鮮やかな色柄のアロハシャツ約200点が展示されます。

素材となる着物は、西村さんが全国の骨董市を回って買い集めた明治時代から昭和30年ごろまでの絹のもので、「現代にはない織りや柄、発色のよさが魅力的」だそうです。

赤や黄、青などの色の組み合わせで十二ひとえなどの重ね着を意識したものや、黒地に華やかな柄や刺しゅうのものなどがあるそうで、どれも、世界でただ一つのシャツです。

Aloha shirt_001.JPG

入場は無料で、展示品は販売もするそうです。

(2008年4月12日 読売新聞より)


おもしろいところに目を付けていますね。

「アロハシャツ」 ≠ 「着物」

ですが、

「アロハシャツの」 = 「着物の

なんですね。

写真を見ると、「着物の柄」と思えないほど自然でオシャレなアロハシャツに仕上がっています。
温故知新』が、最近のモノづくりのポイントかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:11| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

「余白」で魅せるパッケージ

食品のパッケージデザインで、文字や絵が描かれていない「余白」の多い商品が増えてきました。これは高級感や上質感を打ち出すために、これまで表示してきた社名や訴えたい商品特性をあえて絞り込んでいるからです。

その背景には、少子高齢化でモノが売れないため、少しくらい高くても売れる商品を開発するしかないという企業努力が見え隠れしています。また、今の成熟された社会では、身近な食品にもワンランク上の商品が求められているようです。

そこで「余白」を使ったシンプルなデザインが、高付加価値品開発のキーワードになりつつあるようです。


キリンビールの「キリン・ザ・ゴールド」は、最高級のチェコ・ザーツ産ホップを低温で熟成して穏やかな苦味を引き出すなど、素材や製法に6つのこだわりを持たせたそうです。ところが、パッケージに表現されているのは「隠し苦味」と「麦芽100%」の2点のみです。
いいたいことを全て伝えるとよいと思えますが、ありすぎると逆に伝わらないのです。
従来のデザイン発想から脱却するため、思いついたのが日本画だそうです。日本画は画面の構成だけで「余白」部分を川岸に見せたり、空に見せたりします。「キリン・ザ・ゴールド」の「余白」の美しさは、日本画が原点だったのですね。

アサヒビールのプレミアムビール「プライムタイム」も「余白」の多い商品です。
パッケージの色はビール缶にあまり使われない藍(あい)色です。
プレミアムビールには金色の商品が多いのですが、200人を対象に実施した消費者調査では、金色と藍色の選択で約7割が藍色を支持したそうです。
飲用シーンでの情緒的な価値や世界感にこだわり、文字要素を極力排除したので「Asahi」のロゴも小さいですね。見ていて飽きのこないデザインです。

design_001.JPG

明治製菓のスティック状のチョコスナック菓子「Fran」のパッケージに印刷されたスティックは、たったの1本です。限定販売された「Fran Extra 極み」シリーズのパッケージは、「余白」だらけでした。
このパッケージは、「大人」「シンプル」「高級」「新鮮」という4つのキーワードで作ったそうです。おしゃれな部屋でも映え、女性がバックに入れても恥ずかしくない洗練されたデザインを目指したようです。

design_002.JPG

お菓子の8割がたが衝動買いといわれています。ですから、店頭で商品を見る0.1秒で中身がわかるようにしなくてはいけません。商品名やごく簡単な作り方以外の文字をなくす努力の結果、主張すべきことがはっきりしてきます。そういった意味でも、お菓子にはシンプルデザインが必要なのです。

家電製品などと同様に、食品でもプレミアム感を高める一つの方法としてシンプルなデザインの存在が高まっています。市場の縮小が続けば、「余白」は今後のパッケージデザインの大きなトレンドになることでしょう。

(2007年2月21日 日経流通新聞(日経MJ)より)


シンプルに…」

そのためには、そのモノを「ミニマムに…」しなくていけません。

何と何があれば、そのモノになりますか?

何と何があれば、そのモノだとわかりますか?

その「」が、「シンプルデザイン」の主張すべき「コト」なのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:00| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

秋田のクラフトデザイン「曲げわっぱ」

このところ工業的なプロダクトデザインから、クラフト(手づくりによる工芸品)的なモノへと人々の目が移っているようです。この流れは、ここ数年の「日本的なもの」のトレンドとリンクしているようで、この傾向は日本だけではないそうです。

雑誌『エスクァイア日本版』の4月号では「日本、ものづくり発見!」と題して、クラフトデザインを紹介しています。



クラフトを製品として再生させるには、いわゆる地場産業の存在が欠かせません。デザインの領域では、すでに20年ほど前から地場産業の工芸(クラフト)へと目が向けられていたのですが、それがいま、流れになりつつあるそうです。地場のクラフトを再点検し、活性化する状況にあるそうです。

(2008年3月19日 日経産業新聞より)


マッドハカセは、秋田の「曲げわっぱ」をアノニマスデザインの観点から注目していましたが、クラフトデザインとしても注目されているようです。

秋田のクラフトデザインとして、柴田昌正さん(34歳)と大治将典さん(33歳)のユニットによりつくり出された「曲げわっぱパン皿」と「曲げわっぱバターケース」が、『エスクァイア日本版』の4月号で紹介されていました。

秋田のモノづくり、けっこうレベルが高いですね!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:15| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

“味わう”広告

マッドハカセが学生の頃、Angewandte Chemie(アンゲバンテ ケミ)という化学専門誌を読んでいました。
あるとき新しい香料が開発されて、この雑誌の表紙を飾ったことがありました。
表紙を擦ると、その香料の香りが漂ってくるのです。
とてもインパクトのある表紙でした。

今日はそんなインパクトのある広告のお話です。


香りのする広告、音楽を奏でる広告、立体イメージが飛び出す広告、などなど…。活字離れが進む消費者の関心を引くため、様々な手法を駆使したプリント広告が登場しています。今度はそれに“味わえる”広告が加わったそうです。

グレープジュースで有名なウエルチの雑誌広告です。ジュース写真の横にマッチ箱程度の大きさのステッカーが付いているそうです。2枚重ねになったステッカーの上の方をめくり上げると、そこに2センチ四方の味付きフィルムがあるそうです。味を試したい人は、そのフィルムをなめるという仕掛けです。

MJ_aji_001.JPG

食品の味を薄いフィルムに再現する技術は、ファースト・フレーバー(FF)という会社が数年かかって開発したそうです。
「本物のグレープの濃縮液にウエルチが独自開発した隠し味を加えてジュースそっくりの味を再現した」(ジェイ・ミンコフFF社長)

(2008年3月21日 日経流通新聞(日経MJ)より)


今度は“味わえる”広告ですか…驚きです!

これからの広告は、「仕掛け」で勝負ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 14:37| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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