2010年03月03日

デザインは飾り付けだけではない!

モノづくりでデザインは、かなり重要な位置にあると思っています。
しかし、デザインは最後の飾り付けだけ、パッケージだけやればいいといった安易な考え方をしている人がかなりいます。

これまで見てきた商品開発で、安易な考え方でデザインを使っているモノは、たいてい売れゆきが良くありません。
また学生がデザインしたモノも、一時、新聞などのメディアで話題になり、好評を得ますが、時期を過ぎると商品自体が安く感じてくるせいか、売れなくなります。
(売れてると豪語する人もいますが、しっかりと現実をみましょう)


なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?


結論からお話しますと、デザインを理解していないですし、デザインを安くみているからです。

売れないモノに化粧してもダメなのです。


デザインを辞書で引くと…

設計する
計画する
企てる
下図、図案をつくる

などの意味があります。

デザインとは、開発すべてに共通するものを考えることなのです(ここが本質的なデザイン)。 そしてデザイナーがこれを踏まえ、リアリティーあるモノに仕立てて商品となるのです。

ですからデザインは、市場や生活者を見つめ、ターゲット(対象)を意識するところから始めなくてはいけません。

デザインの本質は、

見えないものを(Invisible)

見えるものに(Visible)

具体的には、その時代に生活する人達の「考え」「意図」(Invisible)を、「形態」(Visible)として表示することなのです。


デザインには対象がある

デザインには意図がある

デザインは美しくなければならない


つまり、その時代に生きる人々がより豊かな暮らしをするための提案をする作業が、「デザイン」なのです。

そして、提案する作業そのものが「商品開発」なのです。

「商品開発」の一部が「デザイン」なのではなく、「デザイン」と「商品開発」は同等なのです。


飾りつけだけ、パッケージだけにデザインを使うことは間違いだということ、そして、デザインがモノづくりにおいて、かなり重要な位置にあることが理解できたかと思います。


大手広告代理店の博報堂は、一つの商品パッケージと広告を仕上げるのに、その会社の社員研修から手掛けるというお話を聞いたことがあります。

まさにこれが、デザインのあり方ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:00| 秋田 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

ユニクロの商品開発A

ユニクロの商品開発は、どちらのアプローチに重きがあるでしょうか?


A : 科学的・分析的なアプローチ


B : アートに近い感覚のアプローチ


ヒートテックやトップブラなど、科学的な技術面でヒット商品を送り出しているユニクロですが、柳井 正 社長は、『成功は一日で捨て去れ』の中で次のように書かれています。

=====

たぶん、科学的・分析的なアプローチと、アートに近い感覚のアプローチの2つがあって、それが融合するとよい商品ができるのではないだろうか。どちらか片一方がなくなったら成立しないが、どちらかといえばアートに重きがあると思う。理論的・分析的なアプローチだけに頼って商品開発しても、売れる商品ができあがるとは考えられない。

(柳井 正 著 新潮社 『成功は一日で捨て去れ』より抜粋)


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



=====

おそらく、柳井社長が言われているアート(美術・芸術)とは、デザイン(設計)に近い意味だと思われます。
であるとすれば、マッドハカセも同感です。

商品開発において、デザインの考え方はとても参考になります。

デザインはモノをつくる際に、特徴と意味をミニマム化して本質を見出します。
その後に最小限の技でそのモノの良さを引き出し、商品としていきます。

その工程から生み出される商品は、シンプルでわかりやすいモノになりますね。
まさに、ユニクロの商品がそうですね。


正解 : B
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2009年10月22日

ユニクロのロゴカラー

現在は業績好調なユニクロですが、2002年頃には業績が低迷していました。
その当時、使われていたロゴはどちらでしょうか?


A UNIQLO_A.jpg


B UNIQLO_B.jpg


新しいユニクロのロゴを手掛けたアートディレクターの佐藤可士和さんは、従来のロゴをあらためて見たときに「あれ?ユニクロのマークって地は赤じゃなかったっけ?」と思ったそうです。記憶していたものと違う、エンジ色になっていたのです。
社長の柳井正さんにロゴの色について聞いてみると、「いつの間にか変わったんです―――これが今の(低迷時期の)ユニクロの問題を象徴していますね」とおっしゃられたそうです。
佐藤可士和さんはユニクロの本質をもう一度ぴかぴかに磨きあげようと、ロゴのカラーをエンジではなく、もう一度鮮やかな赤に戻したのです。
(柳井正 監修 新潮社 『ユニクロ思考術』より)

日経消費ウオッチャー7月号の調査データによりますと、「一番嫌いな色」の1位は「赤紫」でした。
次いで「灰色」「肌色」「金」「紫」などです。
紫系の色はノルアドレナリンの分泌を促し、交換神経を興奮させるので、緊張感など感情を不安定にする作用を持つと言われています。そのため、世界各地で権力者を象徴する色として使われてきたのですが、大多数には避けられる色なのです。

エンジは濃い赤色ですが、若干の青みが感じられるため「赤紫」と感じる人もいます。
感じられるということは同様の効果がありますので、避けられる色になりかねません。

つまり、エンジ色のロゴ自体が、お客様をユニクロから遠ざけていたと言えるのです。


正解 : A
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2009年09月28日

正しいデザインのためのチェックリスト

今日は正しいデザインをつくるためのチェックリストをご紹介します。


正しいデザインのためのチェックリスト

1 目的

  □ 社会にとって有益である
  □ 利用者にとって有益である
  □ 機能や内容が既存のものと比べて進化している

2 使い手の想定

  □ デザインの対象(使い手)が明確である
  □ 多様な使い手を想定している
  □ 使い始めから使い終わりまでを想定している

3 素材・技術

  □ 環境や人体に対して有害な素材を用いない
  □ 再利用や再資源化が容易な素材を用いている
  □ 製品の目的や性格に合った技術を用いている
  □ 長く使え、飽きの来ない技術や素材を用いている
  □ 幅広い使い手に適切な価格で提供できる技術や素材を用いている
  □ 環境や人体への負荷が少ない製造技術を用いている
  □ 最小の物的コストで、最大の効果を上げている

4 デザインプロセス

  □ 的確な観察や調査をデザイナー自身が行っている
  □ 試作・検証により問題点を改良している
  □ デザイナーが経営者に正しい判断を下すための情報を提供している
  □ 使い手にモノが正しく伝わるようにデザイナーが最後まで関与している
  □ 発想の転換で問題を解決している
  □ 使用環境の条件や周囲のモノを理解し、うまく活用している

5 外観・構成

  □ 不必要な加飾を行っていない
  □ 素材や製造技術の特性を生かしている
  □ 人間の五感の特性を理解した造形や彩色を施している
  □ 造形そのものが用途や機能を表している

6 流通・コミュニケーション

  □ 流通段階で環境や人体への負荷を低減する工夫を行っている
  □ 分かりやすいマニュアルなどのコミュニケーション手段を用意している

7 地域・文化・伝統

  □ 地域の固有技術や文化、資源を生かし、さらに発展させるデザインを行っている
  □ 製品が製造される地域の文化や伝統を理解してデザインを行っている
  □ 地域のコミュニティーや産業に配慮している

(September 2009 NIKKEI DESIGN より引用)


インハウスデザイナー100人が選ぶ『正しいデザイン』とは。

「角砂糖」
「BRAUN社シェーバー」
「LED電球DL-L60AV(シャープ)」
「アップルの製品群」
「スーパーカブ」

インハウスデザイナー100人が選ぶ『正しいくないデザイン』とは。

「多くの携帯電話」
「横浜市みなとみらい地区」
「エコカー減税」
「エコプロダクト」

(September 2009 NIKKEI DESIGN より)

NIKKEI DESIGN_9.jpg


モノづくりでデザインとなると、

「デザインの先生に任せておけば売れるようになる」
「デザイナーがなんとかする」

といったように、出口の飾り的なものと考え、デザイナーや専門家にお任せしている方が多いのではないでしょうか。
しかし「正しいデザインのためのチェックリスト」を見てみますと、最後の飾り的なところだけがデザインではないことがお分かりできたかと思います。

デザイン自体がモノづくりであり、商品開発なのです。

ということは、このチェックリストで「正しいモノ」「正しい商品」がチェックできるハズですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

天井からジャガイモ =ゲリラ手法=

「いつも食べているポテトチップスの原料は、いったいどこで作られているのか」

「その原料が、実は自分の住んでいる近くの農園で生産されていると知ったら、消費者はポテトチップスにより親近感を持つに違いない」

ポテトチップスのメーカー、フリトレーは 『思ったより近いところで』 というキャンペーンを5月から展開しているそうです。

この会社では、テレビCM、店頭販促(POP)、インターネットなどに加えて、人々を驚かせるゲリラ手法も導入しています。シカゴの地下鉄の駅の通路の天井を破って、ある日突然、ジャガイモが出現!ーー。

プラスチック製ですが、実物そっくりなので、立ち止まってしげしげと天井を見上げる人も多いそうです。

jaga_001.jpg

一方、広告に誘導されてフリトリーのウェブサイトを訪れた人は、袋に印刷されている商品番号を入力すると、そのポテトチップスがどこの州で生産されたジャガイモを使っているかが分かるのです。

(2009年9月11日 日経MJより)


地産地消をPRする手法として効果的で、おもしろいですね。

このゲリラ手法のポイントは、「地下鉄」で“身近さ”を表し、「地下の天井」で“栽培現場”を表しています。
そして、“驚き”をつくり出しているところが最大のポイントです。

秋田でもこんなゲリラ手法を用いて、地元産品をアピールしてほしいですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:37| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

黒いチョコ、赤いチョコのパッケージ色

最近も貧乏暇なし$カ活が続いているマッドハカセです。
今週は静岡へ行かなくてはいけないので、バタバタしているところです。


さて今日のお話は、身近な色についてです。

チョコレートの色は各メーカーによって様々な色彩が施され、店頭に並んでいます。その中でほぼ共通する特徴は、黒っぽいパッケージは大体苦いチョコレート≠ナす。

meiji_002.jpg

苦いチョコレートはなぜ黒っぽいパッケージなのでしょうか?

チョコレートの原料のカカオは熱を加えて焦がしてつくりますから、「苦い味」のときの色合いをイメージして「黒っぽい色」なのです。

通常のチョコレートは、もともとのカカオの色が薄茶色なので、より軽い色の茶色のパッケージ≠ネのは理解できると思います。

meiji_001.jpg

ところで、赤いパッケージ≠フチョコレートも店頭で見かけます。大体の赤いパッケージのチョコレートは、「ミルクチョコレート」であって黒いパッケージのモノとは違い、苦い印象はありません。

meiji_003.jpg

「苦いチョコレートは黒」に対して、「甘いミルクチョコレートは赤」なのはどうしてなのでしょうか?

実は、赤と黒の絵の具を混ぜていくと面白いことがわかります。
カラーコーディネーターの勉強をされている方はもうお解りだと思いますが、「赤」に少しずつ黒を混ぜていくとやがて茶色になり、さらに混ぜ続けると、「黒」になっていきます。

meiji_003.jpg  meiji_001.jpg  meiji_002.jpg

チョコレートは元々茶色です。
そこから苦くピュアなモノが「黒いパッケージ」、一方でミルクや砂糖を加えて食べやすくしたモノが「赤いパッケージ」ということなのです。

(宮崎和明著 『ヒット商品の創りかた』 成美文庫 より)
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2009年07月14日

「赤紫」は嫌われる

日経消費ウオッチャー2009.7号に、『色彩と消費の意外な関係』が特集されていました。

その調査のポイントは、

@一番好きな色の1位は「青」2位「黒」3位「白」
Aよく利用する色・利用したい色とも無彩色が主流
B「蛍光色」「光沢色」好む30、40代男性
C若年層は軽衣料やパソコン、自動車で明るい色を志向
D男女の好みの色は接近傾向

でした。

代表的な18色の中で、最も好まれる色は「青」

color_001.jpg (2009.7 日経消費ウオッチャーより引用)

逆に、一番嫌いな色は「赤紫」でした。

color_002.jpg (2009.7 日経消費ウオッチャーより引用)

紫系の色はノルアドレナリンの分泌を促し、交感神経を興奮させるそうです。つまり、緊張感など感情を不安定にする作用を持つのです。そのため、世界各地で権力者を象徴する色として使われてきたので、大多数には避けられる色のようです。

日経産業地域研究所が4月に女性マーケッター54人に対して行った調査(日経消費ウオッチャー2009.5号)によると、「今年流行する色」で最も多かったのは「ピンク」、次いで「緑」「オレンジ」「青」「赤」「白」の順になったそうです。元気でエコな色といったところが上位にきています。ここでも「赤紫」はゼロだったのです。


さらに詳しい情報は、『2009.7 日経消費ウオッチャー』でどうぞ。



ここでマッドハカセが気になったのは、秋田の「県章」に「赤紫」が使われていることです。

color_003.gif

展示会やアンテナショップ、商品の一部にもこの「県章カラー」が使われているのを見かけます。
『日経消費ウオッチャー』の調査結果からすると、秋田らしさを販促するどころか、客足を遠ざける原因になりかねないような気がします…(思い入れがあって使われているようですが)

マッドハカセは「県章」自体のデザインを変えずに、少し明るい赤でリニューアルしてやるとかなり印象が変わると思うのですが、どうでしょうか?
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:45| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

いま売れないデザイン、売れるデザイン

世界経済が、不況の直撃に見舞われています。
傷が比較的に浅いと言われる日本でさえも、事態は深刻です。

特に個人消費の冷え込みは顕著で、これまでと同じ考えでモノづくりや販売を続けていても、売り上げはどんどんしぼんでいくばかりです。

この不況は去るのをじっと待っていれば、事態が好転するわけではなさそうです。消費者は生活防衛の準備を進め、新しい価値観に基づいた消費に移ろうとしているみたいです。

つまり…

「デザインの力を借りれば、モノが売れる」

という、そんな甘い世の中ではありません。

消費者は、デザインに対しても厳しい目線を持ち始めているらしいのです。これは一過性の傾向ではなく、次代の生活基盤を築くための変化なのです。次世代の豊かさは、不況下に形成される新しい価値観の上に積み上げられていきます。不況が去れば、これまで売れていたモノが再び売れ始めるという考え方は捨てるべきなのです。

いま最も重要なのは、製品やサービスのデザインと機能と価格のバランスが図られていることです。


日経デザインが行った調査によりますと、デザインの評価で「高級感」、「最先端」の2項目が低かったそうです。つまりこの2項目が、いま売れないデザイン要素なのです。

DESIGN_fig_001.jpg

反対に、いま売れるデザイン要素とはどんなものなのでしょうか?
日経デザインの調査によりますと、『生活に即したシンプルさ』なのだそうです。


人々は消費に慎重になることで、デザインと密接にかかわるようになります。その際に「高級感」、「最先端」などの要素は違和感となりかねません。日常生活に即したシンプルさや使い勝手を体現したデザインこそ、心地よさを感じるようです。

DESIGN_fig_002.jpg

(May 2009 NIKKEI DESIGN より)


売れないデザイン → 「高級感」「最先端」

売れるデザイン → 『生活に即したシンプルさ』



「黒や紫を使って、高級感を出せば売れる!」なんてことを、未だ耳にします。
商品を手にする側に立った視点でその商品を見れば、やはり違和感を感じますし、商品イメージとかけ離れている場合もあります。高級な素材を使ってつくったモノだとしても、そのことを消費者に伝えなくてはその商品は理解してもらえず、そして手にしてもらえないのです。

高級であるならば、スペック(仕様)に文句はないハズです。
その場合にこそ、シンプルで色彩に頼らないデザインが効果的なのです。

日産GT-Rが発表されたとき、グレイなどの無彩色を使い、シンプルにみせていました。
これはスペックを引き立たせるために、わざと余分なものを削ぎ落としたのです。

いま売れるデザインの理論ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:04| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

18禁≠フUSBメモリー

18禁≠題材にしたUSBメモリー「オトナの18禁USBメモリー」です。

18kin_001.jpg

本体に「18禁」の文字をあしらっています。
キャップに「YES」の文字をプリントしており、「あなたが18歳以上の年齢ならYES≠ニ書かれたキャップを堂々と抜くことができます」としていますが、年齢認証機能を付けているわけではなく、実際にはだれでも使うことができるそうです。

メモリー容量は2GBで、価格は3200円です。

発売元はソリッドアライアンス(東京都中央区、03・5652・1251)

(2009年5月4日 日経MJより)


ユーモアたっぷりのこの商品、不思議な魅力を感じます。

たとえば「放射能」マークのUSBとか、「バイオハザード」マークのUSBなども面白いですね。
(この場合、本物のマークを使ってはいけません)

このようなマニアウケする商品は、本物を追求することに成功の秘訣があるようです。マニアの方は自分のテリトリー商品に関して、プロ以上の目利き力を持っています。羽後町の萌えキャラも、本物を使ったから成功したのです。

マニア向け商品、手を抜いてはいけませんね。
ラベル:18禁 USB メモリー
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:39| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

A4サイズが、ちょうどいい

A4にそろえて収納すっきり__

家電から防災グッツまで意外なものにA4サイズ(21a×29.7a)を意識した製品が続々と登場しています。本来は不ぞろいのはずのものでも、本棚に収まる大きさにそろえることで、見栄えもよくなります。目に付く場所に置いても違和感のないデザイン性のある製品も増え、整理整頓ブームに乗っかる形で受けているようです。

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A4サイズに小型化されたダイソンの新型サイクロン掃除機

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本棚にすっぽりと収まるA4ファイルサイズの防災セット

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本棚サイズに小さくなる災害用ヘルメット「タタメット」

(2009年4月15日 日経MJより)


整理整頓ブームで関連する本を買った方は多いと思いますが、その一方で整理整頓に挫折した方も多いかと思います。このA4サイズ商品はデザインも配慮され、違和感なく収納できますから、挫折した方におすすめかですね。

ブームに乗りきれない人をお手伝いする『モノ』…
ブームの予感がします。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月09日

酒豪の広告?

wine_syugo_001.jpg

ワインが注がれるグラスの拡大写真を背景に、ポーズをとる女性の写真です。
そんなに大量にワインが飲めるのでしょうか?

これはイタリア北部ベローナで開かれたワインフェアでのひとこまだそうです。

(2009年4月6日 秋田さきがけより)


秋田県は一人当たりのお酒の消費量が日本一だそうです。
「浴びるほど(酒を)飲む」
そんなことも言われます…

この広告、秋田のお酒に使えそう(!?)ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:13| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

日常をくつがえす物語

日本経済新聞の「アート探究」に、グラフィックデザイナーの原研哉さんが特集されていました。

その内容の一部をご紹介しましょう。

原さんのデザインの真骨頂は、身の回りのモノや環境を別の視点から見つめることで異なる物語や意味をつむぎだすことだそうです。たとえば、原さんが過去に企画した展覧会に出品した、建築家・坂茂さんの『四角いトイレットペーパー』や、デザイナー・深沢直人さんの『ジュースの皮』など、いずれも見慣れた日用品の形や素材を改めて考えてみようとアーティストたちにお題を与えて、作ってもらった作品なのだそうです。

pepar_001.jpg  kajitu_001.JPG

『四角いトイレットペーパー』はロールの形を変えることで紙が引き出しにくくなるため、省エネのメッセージになります。果物の触覚も再現した『ジュースの皮』のパッケージは、ロゴも文章もない究極の内容証明です。

「首をちょっと傾けることで世界が新鮮に見えることがある。新しいものをゼロから作ってみせて驚かせるよりも、そうした発見の驚きのほうが、強く長く続くんじゃないか

と原さんはいいます。

「人の頭のなかに、そんな記憶の結び目のようなものをどうやったら作れるか。そればかり考えているんですよ」

(2009年3月15日 日経新聞より)


やはり、今求められているモノづくりは 『発明』 ではなく、『発見』 なんですね。
そのためには、視点を変えて、紡ぎだす ことが必要なようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

キャンドルで飲み物保温

コーヒーや紅茶など飲み物の温かさを保つための商品です。

hotkeeper_001
「ほっときーぱー 暖」

つぼ形の本体(高さ11a)と、上にかぶせる皿(直径12a)をセットしたモノです。いずれも陶器製です。

手持ちのキャンドルに火をつけ、本体下部から中に入れたら、上皿に手持ちの飲み物が入ったカップを乗せます。キャンドルの火によって、カップの飲み物を保温する仕組みです。
1人用の土鍋を置いてもいいそうです。

色は2種類で、価格は6300円です。

販売元は川丘アスピカル(大分市、電話097・568・6034)で、通信販売だそうです。

(2009年3月6日 日経MJより)


これは「ミニマム化」によって生み出された商品ですね。

キャンドルを入れて使う“つぼ形陶器”といえば「アロマ」が定番ですが、このつぼ形陶器をミニマム(最小限)にすると「温めるモノ」あるいは「あかりを燈すモノ」になります。
(「アロマ」がミニマムではありません)

そこからモノづくりの考え方をスタートさせると、「飲み物を保温するモノ」という発想が自然に出てきますね。

「ほっときーぱー 暖」は、モノづくりの原点に立ち返って作られた商品と言えます。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:17| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

アウディは、不況の壁もスイスイと!?

東京・銀座の百貨店の壁を高級車が駆け抜ける――。

アウディが年内に日本で発売する新型SUV(スポーツ用多目的車)「Q5」の写真をあしらった壁面広告が、松屋銀座店にお目見えしました。

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松屋が創業140周年、アウディが創立100周年を迎えるのを記念した共同企画だそうです。自動車市場が低迷する中、アウディは高級品の買い物客が多い銀座で、高級車の魅力をアピールするのがねらいです。

3月7、8日には銀座店1階の正面入り口に初めてアウディのスポーツカーを展示するそうです。

(2009年2月23日 朝日新聞より)


不況の続く高級アパレルと自動車業界のコラボです。
お互いの「弱み」と「強み」を融合させ、市場導入の機会を伺ったうまい広告ですね。
しかも「不況の壁をスイスイと駆け抜ける」といった表現は、不況で滅入った「感情」を向上させてくれます。
実に上手な表現法ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:58| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

トレンドカラーは?

今年、ファッション業界では「」に続いて「赤紫」が人気を集めているそうです。

また、今年のクリスマス商戦で使われる色では「白一色」か「銀一色」が目立っているそうで、流行色と組み合わせた「赤紫×白」も多くなっているのが特徴のようです。
今までの「」が主役のクリスマスは影をひそめ、シンプルでクールで、知的なムードを味わうものに変わっています。

(2008年11月28日 日経産業新聞より)

NIKKEI DESIGN 12月号では、2009年の注目カラーを次の3つ色と予測しています。

turquoise blue (ターコイズブルー)

brown (ブラウン)

black (ブラック)

2008年はエコカラーとして「グリーン」に注目が集まっていました。それは“エコ=植物の緑”という発想からです。2009年は緑から空や海の色へと移っていくと予想され、その色がターコイズブルーだそうです。

ブラウンは高齢者向けの色や秋冬の色と考えられていましたが、そんな色が2つの方向性で指示を得ているそうです。チョコレートのような色味による「かわいらしさ」と、ゴールドに近づいた「高級感」です。

ブラックは、これまで使われていなかった製品に使うだけで、製品の印象を大きく変えることがあります。製品のシルエットを浮かび上がらせ、デザイン性を際立たせるのです。

(Deember 2008 NIKKEI DESIGN より)


アートディレクターの佐藤可士和さんは、ブランディング戦略の際に「カラーリング・コミュニケーション」を重視しています。その理由は、色は単純な分、伝達のスピードが速いからだそうです。

モノづくりにおいて、カラーリングはとても重要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:29| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

アイシャドーは使い勝手で勝負!

ここ最近はなにかと忙しく、昨日までお出かけしていました。


さて今日のお話は、花王が12月6日に発売するアイシャドー『オーブ クチュール デザイニングアイズ』のデザインについてです。

目もとを演出するアイシャドーの色をまぶた状に配置し、塗る位置を一目瞭然にしたことが特徴です。容器も片手で開けることができるなど、徹底して使い勝手にこだわっています。

kao_001

デザイニングアイズは、

・全体的に使用する色
・眼窩(か)のすぐ下の肌に使用する色
・眼尻寄りに使用する色

この3種類をまぶたの形状に合わせて容器内に配置しています。

ほかにまつ毛の際に使うアイライナー代わりに使用できる色も容器の隅に入れてあります。使う順番がわかりやすく、簡単に色の濃淡(グラデーション)をつけて自然な印象に仕上げられるそうです。

花王が2007年に実施した消費者調査によると、
「三色以上使えない」
「グラデーションができない」
といった声が多く、従来の一般的なアイシャドーを使いこなしていない実態がわかったのです。

そこでまぶた状に色を配置し、「見たまま塗れば済む」というわかりやすい商品にすればそうした問題を解決できると考えたそうです。

消費者の使いやすさにこだわった商品がヒットすれば、イメージ重視になりがちなメーキャップ化粧品の開発に一石を投じることになります。

(2008年11月28日 日経産業新聞より)


これまでのアイシャドーの使い勝手の悪さは、ヒューマンエラーによるものではなく、デザインエラーによるものだったのではないか?と、マッドハカセは考えています。

そうだとすれば、花王の商品開発は奥が深いですね。

デザインエラーについての詳細は、こちらの本がおススメです。


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:35| 秋田 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

ワイングラスが電気スタンドに

ワイングラスの上にかぶせる照明器具が、日経プラスワンで紹介されていました。
この照明器具は持ち運べるだけでなく、脚の形や色を好きなように替えられるのが何よりの特徴です。

「Whose log ?」
whoseleg_001(1775円、問い合わせ:イデア 06-6534-3383)

「自分でカスタマイズする楽しさ」

デザイナーはそんな思いを託したそうです。

シェードの大きさは直径10aほどです。お気に入りのグラスや記念のグラスに載せたり、気分や状況に応じて使い分ければ、ちょっと特別な気分に浸れますね。

商品自体はいたってシンプルです。発光ダイオード(LED)と充電池を内蔵した白いシェードと同じひだ型の透明素材でできたAC充電器が一組になっています。充電器にかぶせると充電する仕組みです。

正式な使い方にこだわらず、そのままテーブル上に置いてもいいですし、充電器にかぶせたままでも利用できるそうです。

(2008年11月8日 日経プラスワンより)


ワイングラスを電気スタンドに見立てる…
発想力が決め手ですね。

発想力を引き出すためには「予断のない目」でみることが必要です。
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2008年11月03日

PhotoHanger

今回も、アッシュコンセプトの「+d」の商品をご紹介しましょう。

PhotoHanger(フォトハンガー)
PhotoHanger_001.jpg

名前の通り、写真用のハンガーです。
クリップがハンガーの形をしていて、書類をとめることはもちろんですが、写真やポストカードを吊るすことができるのです。

PhotoHanger で飾ると、写真やポストカードに穴をあけることなく素敵に飾れます。
大切な思い出を、ずっと美しいまま飾っておけますね。


デザイナーの姜 重太さんは、

「大切な写真、思い出の写真に画鋲で穴をあけるのは、寂しいし心が痛みます。PhotoHangerを使って、挟んで掛ける。ハンガーの形をしているので掛ける事に違和感はなく、部屋がすこしオシャレに可愛くなります。大切な写真、思い出の写真と一緒に使って下さい」

とコメントしています。


クリップをハンガーに見立てる「視点」、すばらしいですね。

このように「視点」を変えることで、これまであったようでなかった“モノづくり”が可能になるのです。

たとえば PhotoHanger のように、

「大きなモノを小さく」
「小さなモノを大きく」

してみる。
または、

「長いモノを短く」
「短いモノを長く」

してみると「視点」が変わりますね。

「Aにあって、Bにない」
「Bにあって、Aにない」

という考え方も有効です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:53| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

NEKKO =ネッコ=

最近マッドハカセは、アッシュコンセプトの「+d」の商品にハマっています。

その商品のひとつをご紹介しましょう。

NEKKO =ネッコ= です。

NEKKO_001.jpg

これはなんだと思いますか?
答えは、一輪挿しです。

切り花は、本来ある「根っこ」から切り離されて売られています。
その「根っこ」をデザインの力で蘇らせ、「根っこ」があったことをイメージさせる…

つまり、絵に描いた植木鉢の中の「根っこ」がそのまま一輪挿しになったのです。
お花を生けるといつもの風景にユーモアのある表情が生まれるのです。

これこそ、モノづくりやデザインの発想の原点ですね。

デザイナーのアンドデザインさんは、
「グラフィック的な表現の根っこと自然な花のコントラストで、毎日の風景が少しだけ心地よく感じられる、そんな商品になればと思います」
とコメントしています。


この「NEKKO」に挿されたお花を見ていると、思わず笑顔になってしまいます。
デザインとは、些細な幸せをつくり出す「心の肥し」なのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:35| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月29日

電球による電球。

誰でも見慣れている電球ですが、少し変ではありませんか?

電球そのものが光っているのです!

lamp_001

なぜ、そのものが光っているのでしょうか?

電磁波…
磁力…
電池…

実はコレ、ソケットにねじ込む部分が2つあるのです。写真で見えている部分はダミーなのです。

lamp_002

これだけの工夫で、消耗品として何気なく使われ捨てられていた電球が、光りのオブジェに生まれ変わったのです。

おもしろいですね。
ラベル:電球 オブジェ
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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