2009年09月04日

曲げわっぱの弁当箱

秋田杉を使った伝統工芸、曲げわっぱでつくった弁当箱「花/HANA/2段重ね弁当箱」です。

mageben_001.jpg

建設デザイン事務所と共同開発したもので、だ円形の曲げわっぱの弁当箱2個を留め具で固定し、ひょうたん形に加工しています。これを2個セットし、2段重ねの弁当箱に仕立てたそうです。留め具にウレタン塗装を施し、現代的イメージを表現しています。

価格は1万2600円。
発売元は大館工芸社(秋田県大館市、TEL:0186・48・7700)

(2009年9月4日 日経MJより)


美しい弁当箱ですね。
この商品はデザイナーの手が入っていますが、自然な美しさがあります。
1万2600円と少々お高いですが、それなりの価値はありますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:53| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

ナマハゲではなく、アマノハギ

にかほ市象潟町の小滝地区で10日夜、子どもの成長を願う小正月行事 「アマノハギ」 が行われました。地元の若者2人が鬼の面をかぶって地区内の家々を回り、小さな子どもたちを戒めました。

アマノハギの起源は不明ですが、面は1659(万治2)年に作り替えられたとされる小滝番楽のものを使用しているそうです。ケラを身に着け、「しゃぐま」 と呼ばれる毛をかぶり、まさかりを持っています。

amanohgi_09_001

この日、アマノハギは家々に入り込み、「ウオー」 と声を荒げながら、子どものところへ突進します。

「悪りごどさねがー」
「親の言うごど聞ぐがー」

と迫ると、子どもは親にしがみつくなどして泣け叫び、

「悪いことはしません」
「(親の)言うこと聞きます」

などと答えたそうです。

アマノハギ行事は、12日に同市象潟町の石名坂地区でも行われました。

(2009年1月12日 秋田さきがけより)


ナマハゲ行事とほぼ同じですが、風貌は少し違いますね。
1659年に作り替えられたとされる面を使っていますから、かなり歴史の古い伝統行事です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:50| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月02日

なまはげがやってきた!

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年末の大晦日に、秋田県男鹿市では、なまはげが家々を回っていました。
マットハカセも、年越しに飲むお酒を買いに行ったときに、道端でなまはげに出会いました。

なまはげは通常、4〜5人で回っています。
3人がなまはげの格好していて、後の2人は「先立ち」という役目を担っているのです。

「先立ち」は普段着姿で、なまはげが家へ入る許可をもらいに先に入ります。
なまはげは3人いますが、おそらく2人で家へ入って行き、1人は順繰りに交代するためにいるのでしょう。

なまはげは家に入ると、大声を出し、子供達や新妻を戒め、悪霊を追い払います。

最後は、御神酒やおさい銭などを貰って帰って行きます。

namahagesake_001 (面を少し上げ、御神酒を頂く“なまはげ”)

なまはげの来た家は、翌年一年間を病気や怪我など無く、無事に過ごせると言われています。

今年もよい年になりそうですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:40| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

濱文様の手拭い本

tenugui_001

これはJR品川駅のエキュートで見つけた、濱文様(はまもんよう)の手拭い本です。
右側のとじひもをほどくと一枚の手拭いになるのです。

一枚で二度楽しい手拭いですね。
グッドデザイン賞を受賞しているようです。

それでは手拭い本の中身を覗いてみましょう。

tenugui_002

tenugui_003

tenugui_004

tenugui_005

シンプルに「日本のこと(茶道編)」を伝えていますね。

手拭いが、古くて新しい、お洒落な一品に生まれ変わっています。
見事な「発見」ですね。



「濱文様」・・・濱文様
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:12| 秋田 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

意と匠 「機能美からの逸脱」

NIKKEI DESIGN 最新号に、秋田の曲げわっぱが載っていました。

伝統とデザインの融合

すばらしいです!


◆◆◆

デザイナー 橋本夕紀夫

大館曲げわっぱ曲げ物師


 枕のような曲線の部分は蓋。これは、秋田杉
で作られた大館曲げわっぱの弁当箱である。こ
の伝統工芸品は、木こりが柾目の杉板で「曲げ
物」の器を作ったことから始まった。
 日本各地の伝統工芸品と新たなデザインを融
合させるプロジェクト「YOnoBI」のプロデューサー、
渡邊真典氏は、秋田県庁からの要請を受け、
2006年から伝統工芸品のリ・デザインに取り組
んできた。2007年に入り、当初より懸案だった曲
げわっぱに着手。製作にはデザイナーの橋本夕
紀夫氏と曲げわっぱの工房でもある柴田慶信商
店に協力を仰いだ。
 橋本氏は現存する道具に何かを付加するにと
どまらず、今までの概念を打ち破るものを作り
たいと考えた。日本古来の道具は使い勝手が追
求され、ストイックになりがちな点を踏まえ、「遊
び心を形に盛り込んだ」(橋本氏)。
 柴田慶信商店では、技法の開発に取り組む三
男の昌正氏が担当。蓋上部の枕のような曲線の
みは、約5ミリ厚の秋田杉の板を熱湯で曲げる既
存の方法では実現できなかった。「30ミリ厚の柾
目の杉板を蓋の側面にはめ込み、全体を彫刻の
ように削る」手法に気付くまで時間を要したと言う。
昌正氏は、本来の用途にとらわれず自由に使うこ
とも曲げわっぱの可能性を広げると考える。ユニ
ークな表情の pillow はユーザーの想像力を刺激
し、その可能性に貢献するはずだ。
(介川亜紀 / ライター)

機能美からの逸脱

designmage_001s.JPG

写真家 川部米応

(June 2008 NIKKI DESIGN より抜粋)

◆◆◆


概念を打ち破るもの

日本古来の道具は使い勝手が追求され、ストイックになりがち

本来の用途にとらわれず自由に使うこと


伝統のモノづくりは、「機能美からの逸脱」で生まれ変わるのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:34| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月19日

地域から次代の息吹を!!

島根県は工業化や都市化が進まず、若者の都会への流出が続いています。05年の国勢調査によると、高齢化率は27.1%と47都道府県でトップです。20年後の2025年には36.2%にまで上昇すると予測されています(国立社会保障・人口問題研究所推計)。

にもかかわらず島根県は「今後20年間で最も高齢者が増えない県」なのです。

大都市圏では戦後に流入した若者の加齢で高齢者が激増し、逆に過疎地域では高齢者が減少する町村が出てくるようです。

そうした過疎自治体を多く抱える島根県の05〜25年の65歳以上人口の増加見込みは12%です(同推計)。実は47都道府県で最も低い水準なのです。

高齢者があまり増えない島根県の課題は、若者流出の防止です。

その防止をするための新しい芽は、島根県にあるようです。

世界遺産に指定された石見銀山地区(大田市)には、世界的な義手義足メーカーや、東京にも展開する和風デザイナーズブランドの本社と工房があり、純日本家屋に移り住む職人やデザイナーが増えているそうです。

隠岐諸島の海土(あま)町では、海産物を生かしたまちおこしで都会からの移住者が増加中だそうです。

次代の息吹は、伝統と若い感性の切り結ぶ山陰の片隅から吹き始めています。

(2008年4月19日 朝日新聞be on Saturdayより)


島根県のモノづくりが、若者流出の防止をしているようですね。
モノづくりは単にモノをつくるだけでなく、人の心をも動かしているようです。

このお話は島根県に限ったことではありません。
秋田も全くといっていいほど、状況はよく似ています。

秋田には「曲げわっぱ」や「樺細工」など、独自の和風デザイナーズアイテムが揃っています。

magewa_001.JPG  magewa_002.JPG  magewa_003.JPG

なまはげで有名な男鹿半島、八森、象潟には、新鮮で種類豊富な海産物が揃っています。

次代の息吹は、秋田からも吹き始める!!

マッドハカセはそう思っています!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:25| 秋田 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

なまはげ、しつけに効く!?体験ツアー

秋田県の男鹿市観光協会は、なまはげを体験して親子のきずなを深めてもらい、子供のしつけを手助けようとツアーを企画したそうです。

事前に参加者から「子供の直したいこと」を聞き取り、ツアーでは、なまはげが子供に「ちゃんと歯磨いてないんだってな」「ゲームばっかりしているんだってな」などとそれぞれの子供にしつけたいことを呼びかけたそうです。

アンケートでは「なまはげに直接会ってからお子さんの反応は」との質問に、60%が「変わった」と回答し、また「企画から親のありがたさを子供の理解してもらえると思うか」との質問には、53%が「十分理解できると思う」「理解できる」と答えたそうです。

ツアーに参加した3歳のお子さんは歯磨きが大嫌いだったのですが、ツアー参加後は、「なまはげさんを呼ぶよ」というだけで歯磨きもシャンプーも泣かずにするようになったようです。

ほかの参加者からも子供に「自覚が出てきた」「怒る回数が減った」との感想が市観光協会に寄せられているそうです。

(2008年3月26日 読売新聞より)


なまはげの効果絶大です!
マッドハカセの知り合いの子供も、なまはげを体験してから「なまはげ来るよ」の一言でおとなしくなりますね。
幼い頃のマッドハカセは、なまはげが来るたびに気が動転してしまい、泣くどころか自分が誰でどこに居るのかが分からなくなるほど恐かったです。

なまはげを体験したことのある方はわかると思いますが、あの恐い面をかぶって大きな怒鳴り声をあげられたら、大人でも恐いですね。

namahage_002s.JPG(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)

では、男鹿真山伝承館で行われている「なまはげ体験」をご紹介しましょう。

◆なまはげ問答◆

12月31日の大晦日の晩を想定して下さい。

先立
「お晩です。なまはげ来たす」

先立・主人
「お目出度うございます」

主人
「寒びどご良ぐ来てけだすな」

先立
「山から来るに容易でねがったす」

なまはげ
「ウオー、(玄関で7回シコを踏む)泣ぐ子いねが。怠け者いねが。言うごど聞がね子どら(子供等)いねが。親の面倒み悪りい嫁いねが。ウオー(家中探しまわる)」

主人
「なまはげさん、まんず座って酒っこ飲んでくなしぇ(下さい)。(なまはげ、お膳に着く前に5回シコを踏んで座る)」

主人・なまはげ
「お目出度うございます」

主人
「なんと、深け雪の中、容易でねがったすべ。今年も来てけで(くれて)えがったすな」

なまはげ
「親父、今年の作なんとであった」

主人
「お陰でいい作であったすでば」

なまはげ
「んだか(そうか)。まだいい作なるよう拝んでいくがらな。子どら皆まじめに勉強してるが」

主人
「おらい(私の家)の子どら、まじめで、親の言うごとよぐ聞ぐいい子だがら」

なまはげ
「どらどら、本当だが。なまはげ帳面見てみるが。何々テレビばり(ばかり)見で何も勉強さねし、手伝いもさねて書であるど。親父、子どら言うごど聞がねがったら、手っこ三つただげ。へば(そうすれば)いづでも山がら降りで来るがらな。どれもうひとげり(一回)探してみるが。(なまはげお膳を離れる前に3回シコを踏む)。ウオー、ウオー。(又家中まわる)」

主人
「なまはげさん、まんず、この餅こで御免してくなんしぇ(下さい)」

なまはげ
「親父、子どらのしづけ(躾)がりっと(ちゃんと)して、え(家)の者皆まめ(健康)でれよ。来年まだくるがらな」

(男鹿真山伝承館パンフレットより)

namahage_003s.JPG(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)


本当の良さは原点に返って、ミニマムに、シンプルにすることで見えてくるのです。
男鹿市観光協会の「なまはげ体験ツアー」、なまはげの本当の良さを引き出していますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:05| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月20日

「なまはげ」は、神の化身!?宇宙人!?

最近、何かと話題の秋田の「なまはげ」です。

今回の騒動で、なまはげ行事の持つ意味がきちんと受け継がれていないことが明らかになりました。
お年寄りは、なまはげは新年を迎えるけじめと思っているそうですが、今の若い人は単に怖がらせる行事だと思っているみたいです。

マッドハカセも、小さい子どもを大人しくさせるには最高の手だ!と思っていました…

神の化身である「なまはげ」の面は、かつて人の顔に近かったそうです。
下の写真は、昔からの風習を伝える真山地区の「なまはげ」です。角はなく、手には何も持ちません。

namahage_002s.JPG(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)

それが怖がらせることが強調されて角が出て、鬼の顔に近づいたのです。
観光客向けの「なまはげ」は、節分の鬼と変わらなくなったと言われています。

namahage_001s.JPG

namahage_004s.JPG(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)

マッドハカセは、なまはげファンの一人です。
原点に返って、伝統行事を守り続けてほしいと思っています。

(2008年2月6日 朝日新聞より)


そんな「なまはげ」、地元では「なまはげ宇宙人説」が浮上しているそうです。
今回の騒動も、大いなる宇宙の「見えざる手」だったのしょうか?

そもそも「なまはげ」は何者か?ということですが、「漢の武帝」だったという説や、「異邦人」だったという説などがあります。
しかし、真相は明らかにされていません。

そこへ、男鹿(おが)半島の先端、入道崎で2003年に未確認飛行物体(UFO)を撮影した男性が、「なまはげは宇宙人かも知れない」と新たな説を提唱しているようです。

2007年8月19日付け読売新聞は、UFO出現の模様を次のようのに報じていました。

『光る物体は、明減し、二つ、三つに分裂し、一つに戻ることを不規則に繰り返す。上下左右、斜めに動き、物体が複数に見えるときは平行に移動する。豆電球ほどの大きさに見えたり、満月ほどの大きさに見えたりする』

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080216/trd0802162104019-n1.htm

確かにUFOですね。

撮影したビデオを、UFO研究家の矢追純一さんを招いて検証したり、テリー伊藤さんがテレビで紹介したりと、話題騒然だそうです。

ところでなぜ、「UFO出現 = なまはげ宇宙人」なのでしょうか?

男鹿半島の西南端に近い山中に、なまはげ発祥の地として知られる赤神(あかがみ)神社があります。999段とされる石段を登りきったところにある5つの社(やしろ)が、五社堂(ごしゃどう)です。国の重要文化財に指定されている社の一つひとつに、鬼がまつられています。この鬼たちの化身が、「なまはげ」と言い伝えられているのです。

その五社堂の上空では200年ほど前、火の玉が目撃されていたそうです。江戸時代の1810(文化7)年8月27日に発生した近世の大震災「男鹿地震」。『男鹿市史』はその前兆に「不可思議な出来事が相次いでいた」として、地震前夜の次のような現象を記録しているそうです。

『暮れに日の影が二つ現れ、真の光(太陽)は海に落ちかかる一方で、もう一つの光は赤神山山嶺にかかり、太陽が海のかなたへ沈んだあと、赤神山山嶺の紫の光はいよいよ明るさを増し、地震の雲気が現れた』

UFOの撮影に成功した鎌田さんは、「なまはげ」と火の玉の「接点」が五社堂にあることに着目したそうです。

「私が撮ったのと同じ火の玉が、200年も前に五社堂の上で輝いていたんだ。ご存知の通り五社堂はなまはげの起源です。なまはげは、宇宙人なのかも知れない」

(2008年2月16日 msn.産経ニュースより)

なるほど、それで「なまはげは宇宙人かも知れない」となったのですね。
興味深いです。

しかしこのUFO、地震などの自然災害の前触れにも発生する現象にも似ている気がします。
大震災「男鹿地震」のときに、UFO現象を記録しているようであれば尚更です。

でも、それを「なまはげ」が知らせてくれたなら、「宇宙人」ではなく、「神の化身」ですね。

namahage_003s.JPG(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:00| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

男鹿のなまはげより紳士!?「やまはげ」

「やまはげ」って知ってますか?

「なまはげ」ではありません、「やまはげ」です。

「やまはげ」は「男鹿のなまはげ」によく似た伝統行事で、秋田市の豊岩地区や下浜地区、雄和町など比較的海に近い地域で伝えられています。「男鹿のなまはげ」は12月31日の大晦日の晩に行われますが、「やまはげ」は小正月の1月15日の晩に行われます。

それでは、「男鹿のなまはげ」と「やまはげ」の違いをお話しましょう。

◆姿かたち
「男鹿のなまはげ」のお面は赤や青に塗られていますが、豊岩地区や下浜地区の「やまはげ」は色を付けていません。また、ワラの装束の「なまはげ」に対し、「夜ふすま」と呼ばれる昔ながらの藍染の夜具を着ています。

◆振舞い方
「男鹿のなまはげ」は、悪霊を追い払う意味で「泣ぐ子はいねぇがー!言うごど聞がねぇ子はいねぇがー!」と叫んだり、大きな音を立てたりして家々を回ります。
「やまはげ」は、雪の降る夜、ひっそりと家の中に入って来るそうです。子どもが居れば「勉強しているが?」「言うごど聞いでるが?」と、ささやくように問うそうです。そしてお神酒を飲んで、みかんと餅をもらって、サッと帰って行くそうです。

App0001yama.jpg

「やまはげ」は、紳士ですね。

しかし、ひっそりと入って来るので、子供でなくても肝を冷やすそうです。
この恐ろしさは、秋田県ナンバーワン!と噂されています。
(2004年1月 広報誌 あきた新時代より)


一方、雄和町の「やまはげ」は、姿かたちが違うそうです。
米俵に使う桟俵で作った面をかぶり、ワラの装束に身を包んでいます。そして、「悪魔はらい!悪魔はらい!」と大声で叫びながら家々を回り、「泣ぐ子はいねぇがー!言うごど聞がねぇ子はいねぇがー!」と子どもをいさめるそうです。

App0002yama.jpg

「男鹿のなまはげ」によく似てますね。
(2005年2月 広報誌 あきた新時代より)


また、秋田県の南、にかほ市象潟町では、1月13日の晩に「男鹿のなまはげ」と似た伝統行事、「あまのはぎ」が行われています。

秋田にはこのような伝統行事が、まだまだあるようです。
情報が入り次第、アップします。


今回は、モノづくりとあまり関係がなさそうですが、ストーリーを探ることは、モノづくりにとって大切な一歩なのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:55| 秋田 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

「なまはげダイバー」はミニマム?

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


2008年元旦のお話は、「なまはげダイバー」です。

昨年12月30日、秋田県男鹿市にある男鹿水族館GAOの観賞用大水槽に、なまはげの衣装を身に着けた「なまはげダイバー」が登場し、魚に餌(え)付けをするなどして、楽しませてくれたそうです。

http://www.sakigake.jp/p/akita/news_photo.jsp?kc=20071231c&img=1
http://www.gao-aqua.jp/index.html

「なまはげダイバー」は潜水用スーツの上に、ウエットスーツ素材で作った薄茶色の簑(みの)を着て、繊維強化プラスチック(FRP)製の赤い面を装着していたそうです。
写真を見ると、見事な「なまはげ」です。素晴らしい!

この「なまはげダイバー」は、昨年末から今年1月3日、その後は1月末までの日曜、祝日に登場するそうです。餌付けショーの時間は午後1時半から15分程度で、なまはげ柴灯まつり(今年2月8〜10日)期間中にも行う予定だそうです。
(2007年12月31日 秋田魁新報より)

しかし、すごいパフォーマンスですね。
マッドハカセも興味があります!

この男鹿水族館GAO、あることで全国的に有名になりました。
それは…
オープン当時の目玉になるハズだったシロクマが間に合わず、佐藤一誠 男鹿市長がシロクマに変装してお客さんを迎えたのです。当時のニュースやワイドショーを賑わせました。

http://www2.city.oga.akita.jp/

次はどんな仕掛けを考えているのでしょうか?楽しみです。

さて、以前お話しました「なまはげのミニマム」…
マッドハカセも考えていたのですが、意外にも「なまはげダイバー」に答えがありました。

ダイバーが身に着けていた、『薄茶色の簑(みの)』と『赤い面』の2つなのです。

これだけで普通のダイバーが「なまはげ」になったのですから、これが「ミニマム」ですね。

このように、思わぬところに答えが隠れているのです。
モノづくりのヒントも同じですね。
街に出て、人の集まるところへ行って目を凝らせば、何気ないモノがヒントになります。
モノづくりのヒントや答えは、自分の中ではなく、外にあるのです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月24日

なまはげ面の本物が欲しい

秋田と言えば…「なまはげ」でしょうか?

県外の友人に、秋田の素晴らしい景色、世界一の自然、独自の料理を堪能させても、最後には「なまはげ」の印象しか残らないみたいです。すべて素晴らしいのですが、「なまはげ」はそれ以上に強いインパクト(?)があるのでしょう。

なまはげ行事は、秋田の男鹿地方に伝わってきた習俗で、大晦日の夜に二匹から三匹のなまはげが出没し、「泣ぐ子いねぇがー、言うごど聞がねぇ子いねぇがー」と叫びながら家々を回り、人々の怠け心をこらしめ、悪事や災害を祓い、豊作と豊漁をもたらすと言われています。あの有名な999の石段のお話も「なまはげ」です。(男鹿ガイドブックより)

http://www.amazon.co.jp/%E7%94%B7%E9%B9%BF%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E7%84%A1%E6%98%8E%E8%88%8E%E5%87%BA%E7%89%88/dp/4895442233/ref=sr_1_7?ie=UTF8&s=books&qid=1198423144&sr=8-7

幼い子供に「なまはげ」を体験させると、「なまはげが来るよ!」の一言で、言うことを聞くようになります。効果絶大です!

大人も「なまはげ」に、「ゴミ捨てるなぁー」と言われれば、ゴミを捨てなくなるかもしれませんね。(笑)

この「なまはげ」行事は、大晦日の夜、子供のいる家庭にお邪魔すると体験できますが、さすがに気が引けます。今は、男鹿市北浦にある男鹿真山伝承館で「なまはげ」が体験できます。(冬期間は開館日が異なります)

その隣には、なまはげ館があります。ここには、リアルな「なまはげ」行事の資料映像(思わず笑ってしまいます)や、「なまはげ」変身コーナーなどがあります。いわゆる、秋田版テーマパークです。秋田へお越しの際は、是非一度体験してみてください。

http://www.namahage.co.jp/namahagekan/

マッドハカセは、友人が来る度に「なまはげ」体験をしているのですが、いつも思うことがあります。それは、お土産の「なまはげ」の面と、伝承館で出てくる「なまはげ」の面が違うのです。地区によって面が違うのはわかりますが、それにしてもお土産の面はカッコ良すぎるのです。

マッドハカセは、伝承館で出てくる「なまはげ」の面が欲しいのです。
でも、売っているのはカッコイイ「なまはげ」の面です。

1週間ほど前のお話です。
秋田の電話100年記念イベントの翌日、土井英司さんは飛行機で帰るため、秋田空港でお土産を選んでいました。土井さんは「なまはげ」の面を買おうとしていましたが、別の物にしてしまいました。その理由はこうです。
「もっとリアルな面が欲しかった、昔からある面を…」
それはマットハカセと同じ考えでした。

お土産の「なまはげ」の面は、カッコイイです。しかし、そのお土産を貰った人は、「なまはげ」の伝統と風習をそこから感じることはできるでしょうか?マッドハカセは、もっとリアルで本物ポイ「なまはげ」の面を望みます。

現代は本物志向です。
作られすぎたモノは、原点の魅力が薄まってしまいます。
原点に立ち返って、見つめなおすことが必要です。
そのためには、必要最低限(ミニマム)にし、コトの本質を考えることなのです。

ミニマムな「なまはげ」…
考えてみて下さい。








posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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