最近、何かと話題の秋田の「なまはげ」です。
今回の騒動で、なまはげ行事の持つ意味がきちんと受け継がれていないことが明らかになりました。
お年寄りは、なまはげは新年を迎えるけじめと思っているそうですが、今の若い人は単に怖がらせる行事だと思っているみたいです。
マッドハカセも、小さい子どもを大人しくさせるには最高の手だ!と思っていました…
神の化身である「なまはげ」の面は、かつて人の顔に近かったそうです。
下の写真は、昔からの風習を伝える真山地区の「なまはげ」です。角はなく、手には何も持ちません。

(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)
それが怖がらせることが強調されて角が出て、鬼の顔に近づいたのです。
観光客向けの「なまはげ」は、節分の鬼と変わらなくなったと言われています。


(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)
マッドハカセは、なまはげファンの一人です。
原点に返って、伝統行事を守り続けてほしいと思っています。
(2008年2月6日 朝日新聞より)
そんな「なまはげ」、地元では
「なまはげ宇宙人説」が浮上しているそうです。
今回の騒動も、大いなる宇宙の「見えざる手」だったのしょうか?
そもそも「なまはげ」は何者か?ということですが、「漢の武帝」だったという説や、「異邦人」だったという説などがあります。
しかし、真相は明らかにされていません。
そこへ、男鹿(おが)半島の先端、入道崎で2003年に未確認飛行物体(UFO)を撮影した男性が、「なまはげは宇宙人かも知れない」と新たな説を提唱しているようです。
2007年8月19日付け読売新聞は、UFO出現の模様を次のようのに報じていました。
『光る物体は、明減し、二つ、三つに分裂し、一つに戻ることを不規則に繰り返す。上下左右、斜めに動き、物体が複数に見えるときは平行に移動する。豆電球ほどの大きさに見えたり、満月ほどの大きさに見えたりする』
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080216/trd0802162104019-n1.htm確かにUFOですね。
撮影したビデオを、UFO研究家の矢追純一さんを招いて検証したり、テリー伊藤さんがテレビで紹介したりと、話題騒然だそうです。
ところでなぜ、
「UFO出現 = なまはげ宇宙人」なのでしょうか?
男鹿半島の西南端に近い山中に、なまはげ発祥の地として知られる赤神(あかがみ)神社があります。999段とされる石段を登りきったところにある5つの社(やしろ)が、五社堂(ごしゃどう)です。国の重要文化財に指定されている社の一つひとつに、鬼がまつられています。この鬼たちの化身が、「なまはげ」と言い伝えられているのです。
その五社堂の上空では200年ほど前、火の玉が目撃されていたそうです。江戸時代の1810(文化7)年8月27日に発生した近世の大震災「男鹿地震」。『男鹿市史』はその前兆に「不可思議な出来事が相次いでいた」として、地震前夜の次のような現象を記録しているそうです。
『暮れに日の影が二つ現れ、真の光(太陽)は海に落ちかかる一方で、もう一つの光は赤神山山嶺にかかり、太陽が海のかなたへ沈んだあと、赤神山山嶺の紫の光はいよいよ明るさを増し、地震の雲気が現れた』
UFOの撮影に成功した鎌田さんは、「なまはげ」と火の玉の「接点」が五社堂にあることに着目したそうです。
「私が撮ったのと同じ火の玉が、200年も前に五社堂の上で輝いていたんだ。ご存知の通り五社堂はなまはげの起源です。なまはげは、宇宙人なのかも知れない」
(2008年2月16日 msn.産経ニュースより)
なるほど、それで「なまはげは宇宙人かも知れない」となったのですね。
興味深いです。
しかしこのUFO、地震などの自然災害の前触れにも発生する現象にも似ている気がします。
大震災「男鹿地震」のときに、UFO現象を記録しているようであれば尚更です。
でも、それを「なまはげ」が知らせてくれたなら、「宇宙人」ではなく、「神の化身」ですね。

(秋田おんど 2006・春 vol.15 より)
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:00| 秋田 ☁|
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