2009年10月22日

ユニクロのロゴカラー

現在は業績好調なユニクロですが、2002年頃には業績が低迷していました。
その当時、使われていたロゴはどちらでしょうか?


A UNIQLO_A.jpg


B UNIQLO_B.jpg


新しいユニクロのロゴを手掛けたアートディレクターの佐藤可士和さんは、従来のロゴをあらためて見たときに「あれ?ユニクロのマークって地は赤じゃなかったっけ?」と思ったそうです。記憶していたものと違う、エンジ色になっていたのです。
社長の柳井正さんにロゴの色について聞いてみると、「いつの間にか変わったんです―――これが今の(低迷時期の)ユニクロの問題を象徴していますね」とおっしゃられたそうです。
佐藤可士和さんはユニクロの本質をもう一度ぴかぴかに磨きあげようと、ロゴのカラーをエンジではなく、もう一度鮮やかな赤に戻したのです。
(柳井正 監修 新潮社 『ユニクロ思考術』より)

日経消費ウオッチャー7月号の調査データによりますと、「一番嫌いな色」の1位は「赤紫」でした。
次いで「灰色」「肌色」「金」「紫」などです。
紫系の色はノルアドレナリンの分泌を促し、交換神経を興奮させるので、緊張感など感情を不安定にする作用を持つと言われています。そのため、世界各地で権力者を象徴する色として使われてきたのですが、大多数には避けられる色なのです。

エンジは濃い赤色ですが、若干の青みが感じられるため「赤紫」と感じる人もいます。
感じられるということは同様の効果がありますので、避けられる色になりかねません。

つまり、エンジ色のロゴ自体が、お客様をユニクロから遠ざけていたと言えるのです。


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:10| 秋田 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽天のロゴもエンジですよね。成功色です。
Posted by hann at 2013年02月26日 22:57
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