2009年07月27日

男鹿の「石焼き鍋」と同じ鍋

男鹿の「石焼き鍋」と同じ鍋が、新潟県粟島(あわじま)にもあるそうです。

その名は「わっぱ煮」
杉やヒノキで作った容器「曲げわっぱ」に焼け石を入れ、旬の魚を煮立てるといったように、つくり方も使う容器も同じなのです。

wappa_001.jpg

島の西海岸、釜谷(かまや)地区で民宿「松太屋」を営む漁師の松浦乙一郎さんは、

「元は漁師の磯料理。今も漁が暇になる秋は、ご飯を詰めたわっぱとみそを持って出かけて、釣った魚をふたでわっぱ煮にして昼飯にする。自然にやっていたから…」

とお話されていました。

その内容から察するに、起源も同じようです。


この焼け石を投げ入れる「ストーンボイリング」は縄文時代の調理法で、秋田の男鹿半島、新潟県粟島や北米の先住民族、南太平洋ポリネシアにもあるそうです。

さらに「曲げわっぱ」のような木の曲げ物は、ロシア・サハリンにも残るそうです。

「石焼き鍋」や「わっぱ煮」は、何万年も前に東南アジアから環太平洋に広がった、先史モンゴロイドの確かな足跡を感じさせます。

(2009年7月26日 読売新聞日曜版Y&Yより)


今まで焼け石を投げ入れる調理法は、男鹿の「石焼き鍋」だけだと思っていましたが、粟島や北米などにもあったとは驚きです。

そして男鹿の「石焼き鍋」には、このような深いストーリー性があったことも知りませんでした。

起源が同じ(であろう)「石焼き鍋」と「わっぱ煮」がコラボし、そのストーリー性と価値を発信すれば、より魅力的な郷土料理として定着するかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:55| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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