2009年03月23日

日常をくつがえす物語

日本経済新聞の「アート探究」に、グラフィックデザイナーの原研哉さんが特集されていました。

その内容の一部をご紹介しましょう。

原さんのデザインの真骨頂は、身の回りのモノや環境を別の視点から見つめることで異なる物語や意味をつむぎだすことだそうです。たとえば、原さんが過去に企画した展覧会に出品した、建築家・坂茂さんの『四角いトイレットペーパー』や、デザイナー・深沢直人さんの『ジュースの皮』など、いずれも見慣れた日用品の形や素材を改めて考えてみようとアーティストたちにお題を与えて、作ってもらった作品なのだそうです。

pepar_001.jpg  kajitu_001.JPG

『四角いトイレットペーパー』はロールの形を変えることで紙が引き出しにくくなるため、省エネのメッセージになります。果物の触覚も再現した『ジュースの皮』のパッケージは、ロゴも文章もない究極の内容証明です。

「首をちょっと傾けることで世界が新鮮に見えることがある。新しいものをゼロから作ってみせて驚かせるよりも、そうした発見の驚きのほうが、強く長く続くんじゃないか

と原さんはいいます。

「人の頭のなかに、そんな記憶の結び目のようなものをどうやったら作れるか。そればかり考えているんですよ」

(2009年3月15日 日経新聞より)


やはり、今求められているモノづくりは 『発明』 ではなく、『発見』 なんですね。
そのためには、視点を変えて、紡ぎだす ことが必要なようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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