2009年02月19日

「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」の関係、「報酬」と「褒める」の関係

朝日新聞で興味深い記事を見つけました。


◆◆◆

「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」脳の場所特定 放射線医研

人をねたむ感情と人の不幸を喜ぶ感情をつかさどる脳の場所がそれぞれ特定され、二つの感情は密接に関係していた――。物語を読ませて被験者の感情を引き起こし、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。放射線医学総合研究所などのグループが、13日付の米科学誌サイエンスに発表する。

高橋英彦主任研究員らは、大学4年の男女19人に感情を引き起こす物語を読んでもらった。物語には、被験者に加え、ABCという3人の学生が登場する。被験者と同性のAは、進路や人生の目標がほぼ一緒のライバルだが、成績優秀で裕福、異性にもてる。Bは異性で優秀だが、進路や目標は重なっていない。Cは異性で普通の成績で進路は関係ないという設定だ。

物語を読んだ後に、学生ABCに対するねたみの感情を6段階で答えてもらい、脳の血流の変化をみた。ねたみの感情はA、B、Cの順に高く、身体的な痛みや葛藤(かっとう)などを処理する脳の前部帯状回が働いていることがわかった。

次に、最もねたましいAとねたましくないCに、不幸が起こる続編を提示。Cには起きなかったうれしい気持ちがAには中程度示された。このとき、脳の線条体が活発に動いた。この領域は、社会的、金銭的な報酬を得たときに活動することがわかっている。

また、ねたみにかかわる脳の領域の活動が高い人ほど、他人の不幸を喜ぶ領域で反応が強く出た。

柿木隆介・生理学研究所教授は「ねたみと他人の不幸に対する自己満足は、深い関係があることを示した興味深い結果だ」と話している。

(2009年2月13日 朝日新聞より抜粋)

◆◆◆


「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」感情は密接に関係していたのですね。
脳の構造には、実に不思議なシステムが備わっています。

お金という「報酬をもらう」ときに反応する脳の場所と、「褒められた」ときに反応する脳の場所が同じという報告もあります。このシステムを利用すれば、給料を下げられたときに「褒める」ことでモチベーションを維持することができるのです。

脳の機能を知って、うまく元気付けることができれば、前向きに活動できますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:59| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/114517588

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。