2008年11月20日

「とれたてホップ」は、遠野産ホップ

キリンの一番搾り「とれたてホップ」は、今年収穫したばかりの岩手県遠野産ホップを凍らせて、細かく砕いて仕込んだ生ビールです。

香りがよくて、プレミアムビールのような風格です。

KIRINbeer_001.jpg

商品の目玉である「ホップ」を調べてみますと、

作付面積(平成18年産)

1位 岩手県(99ha)
2位 秋田県(64ha)
3位 山形県(53ha)

生産量(平成18年産)

1位 岩手県(166t)
2位 秋田県(118t)
3位 山形県(91t)

(岩手県農林水産部資料より)

共に岩手県が1位で、主なホップの栽培地域は、遠野市岩手市、二戸市、軽米市、北上市です。中でも遠野市は、生産量がダントツ1位です。

だから「岩手県遠野産ホップ使用」したのですね。

KIRINbeer_002.jpg


作付面積・生産量ともに第2位の秋田県では、大館市や横手市大雄地域でホップが栽培されています。毎年良質なホップが実るそうですが、「とれたてホップ」の原料に使われたことはありません。

それはなぜでしょうか?

遠野はキリンのビール工場から近いという理由もありますが、
“遠野”というネーミングがいいのかもしれません。

「河童伝説」→「緑豊かな河童淵」→「自然豊かな土地」→「おいしいホップ」…

といったようにイメージが湧いてきますね。
“遠野”と書くだけで、このようなイメージと物語が商品に込められてしまいます。


一方で、“大館”や“大雄”ではどうでしょうか?

大館はハチ公で有名ですが、“遠野”に比べるとイメージが湧きにくいですね…


このように、商品に込めるイメージや物語はとても大切で、それがブランド価値を左右してしまうのです。

故郷に思いを馳せる…

そんな心が商品開発に必要なのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:48| 秋田 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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