2009年11月26日

男鹿のやきそば

「男鹿のやきそば」が、ローソンで販売されています。

oga_yakisoba_001.jpg oga_yakisoba_002.jpg

デビューは昨冬だったかと記憶しています。
この短期間で注目され、ローソンの商品になったことは素晴らしいことです。

学生コラボのようなタダの商品化ではなく、地域を巻き込んだ企画としては、かなりのスピード出世ではないでしょうか。そしてこの開発の背景に、企画の良さと組織力の素晴らしさも感じられます。

先日「本の交流で、秋田の文化の向上を!」の大雪さんと、「男鹿のやきそば」についてお話しました。
大雪さんは、「男鹿のやきそば」を提供するお店の幟(のぼり)やラベルなどが統一されているところが良いとお話されていました。

oga_yakisoba_003.jpg

確かに、ロゴのように統一された「男鹿のやきそば」の文字は、背景と補色の関係にあり、見た人にインパクトを与えたと思われます。また、商品自体に男鹿≠イメージできるわかりやすさがあることも、人気となった理由の一つではないでしょうか。

これに、開発のコンセプトやストーリー性をうまく伝えることができれば、さらなる広がりがありそうです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:26| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

ヴュジャデに出会う

ヴュジャデとは、IDEOのトム・ケリーが『イノベーションの達人!』という本の中で使っている造語で、いつも経験しているものに驚きを感じることを言います。
ヴュジャデの反対が、経験していないものに既視感を感じるデジャヴュです。

  ヴュ・ジャ・デ ⇔ デ・ジャ・ヴュ

モノづくりやデザインにとって情報収集はとても大切ですが、それを整理する中で情報の違った側面に気付くことがより大切です。つまり、普段見ているものに対して驚きを感じられるような新しい視点を自分自身のなかで発見することが重要なのです。

このようなヴュジャデに出会うためには、どのようにしたらよいのでしょうか?

ヴュジャデに出会うための、情報の見方、ポイントは次の通りです。

・ 軸を変えてみる
・ いくつかのものを並べてみる
・ 異なる者同士をつなげてみる
・ 言い換えてみる
・ 文脈の中でみる
・ 見たものを他人に話してみる


ニュートンが万有引力を発見したのも、ヴュジャデに出会ったからだと言われています。

(参考:棚橋弘季 著 『デザイン思考の仕事術』 日本実業出版)

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

  • 作者: 棚橋 弘季
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2009/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:32| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | 発想法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

顕在ニーズと潜在ニーズ

顕在化したニーズを追いかけてモノづくりをしても、売れるモノにはなりません。
そのためにも潜在化しているニーズを掘り起こさなくてはいけないのですが、これが難しいのです。

  顕在化 : 形にあらわれて存在すること
  潜在化 : 外には現われず、内部に、目立たないで存在すること

実際にはアンケートなどでニーズを探ろうとしますが、大体が顕在化したニーズしか掴めません。



ある大手食肉加工メーカーの商品開発のお話です。

「どんなウインナーが欲しいですか?」とアンケートを取ったところ、返ってくる答えが「野菜入りウインナー」だったそうです。しかし、野菜入りウインナーは売れたためしがないそうです。
このようにアンケートでは、顕在化したニーズしか出てこないため、消費者の本心が見えないのです。

説明を求められたとき人は、自分がなぜ買うのか、何が欲しいのか、説明できないのです。



11月18日放送、めざましテレビ(5:25〜8:00)の『ココ調』で「トマト鍋人気」を特集していました。

この冬、最も熱い視線を浴びているのが「トマト鍋」だそうで、その人気の秘密とは一体何なのかを調査していました。その結果…

  「美肌効果」
  「リコピン」
  「〆のおじや」

しかし、この要素を他のモノに応用して売れるモノになるでしょうか?
おそらく売れません。これもアンケートで得た『顕在ニーズ』だからです。

では、『潜在ニーズ』はどこにあるのでしょうか?

番組の中で一人の主婦が「トマト鍋」についてお話していました。

  「トマトのダシがおいしい」
  「冷蔵庫の中のあまりモノが使えて、経済的」
  「簡単にできる」

つまり…

  『おいしく、無駄がなく経済的で、手軽

こちらの方がピン≠ニきました。
おそらくこれがホントの人気の秘密!!
『潜在ニーズ』かもしれません。



これがそうだとすれば…
潜在ニーズ』は、聞く≠ナはなく聴く≠アとで得られるのではないでしょうか。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:28| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

市民りんご園と市販のりんご

先日、市民りんご園で林檎狩りをしてきました。
年間9,000円ほどで林檎の木1本のオーナーになり、1本丸々狩れるのです。

さて、林檎狩りのりんご1個とスーパーで買うりんご1個、どちらが安いでしょうか?


A : 林檎狩りのりんご


B : スーパーのりんご


apple_001.jpg  apple_002.jpg (右はアップルランドの足湯、参考まで)

今回のりんご狩りの木の種類は「ふじ」でした。
同じ「ふじ」の6個入りが、大手スーパーでは299円で売られていました。

1個あたり  299円 ÷ 6個 = 49.8円

林檎狩りで取れたりんごから、少々傷んだモノを除くと180個でした。

1個あたり  9,000円 ÷ 180個 = 50円

ほぼ同じ値段になりますが、わずかに林檎狩りのりんごの方が高いですね。
それでも、林檎狩りの体験や1本の木のオーナーになれたことが付加価値となり、林檎狩りの方が安く感じてしまうから不思議です。

もちろん、林檎狩りのりんごの味は抜群です!


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:32| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

マズロー説でみたユニクロ

ユニクロの商品は、なぜ売れているのでしょうか?

マズロー説に商品を合わせてみますと、ヒートテックやトップブラなど機能をうたった商品が多く比較的価格も安いので、下から2番目の「安全への欲求」となります。

mazuro_File0002.jpg

日本は今、成熟社会にあると言われています。
マズロー説に社会を合わせてみますと、その頂点の「自己実現への欲求」にあると言えます。

そのためか、(何ランクも下の)ユニクロ着ていることがばれることが恥ずかしい…、という『ユニばれ』が少し前に話題になりました。
しかし最近では、『デコクロ』という言葉が流行っているようです。ユニクロの洋服を、デコレーションするという造語で、人それぞれがユニクロの服を飾って自分の個性を表現しているのです。

これはマズロー説の下から2番目でありながら、「自己実現への欲求」を実現するという特殊な構図となっています。

商品自体は手に取りやすい位置(安全への欲求)にあるのですが、それを手にした人の考え方によっては、自己を実現するためのアイテムにもなるのです。

これこそが、ユニクロが売れている理由ではないか?と思っています。

またマズロー説でみると、商品自体のポジションの上には先があるので、拡大の要素がまだまだ残っていると考えることもできますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:41| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

コンビニ弁当は安全か?

どちらの弁当が安全でしょうか?


A : コンビニ弁当


B : デパートなどの作りたて弁当


実はコンビニの弁当ほど、安全な弁当はないのです。

コンビニ弁当は添加物だらけと噂されていますが、専門的な目線でみるとそんなことはありません。必要最小限に止まっています。また、コンビニの弁当は、規格外やクズの原材料を使用しているとも噂されていますが、あれだけ多く供給しているのにそんなものを利用していたら、あっという間に原料がなくなってしまいます。

実際には、徹底した品質管理・衛生管理の下、原材料からきちっと作られているのです。たとえば、菌が繁殖するのは18℃〜60℃と言われており、なるべくその温度にならないよう作られています。また菌は酸性側になると繁殖しにくくなりますので、pH調整剤で少し酸性に保ち、菌をおさえているのです。これは梅干しを入れて弁当が持つよう、昔から使われていた手法と同じです。


一方で、作りたて弁当はどうでしょうか?

対面販売のため、食品表示の義務はありません。これは、どんな添加剤・原材料を使ってもバレないので、販売者の良心に任せるしかありません。作りたて弁当は、ご飯を熱いまま盛り付け、おかずまでも熱くなってしまいます。このままですと、菌の発生しやすい温度帯となり、夕方の弁当は翌日の昼までは持ちません。また、作りたて弁当のサラダなどは出来合いのものを仕入れて、そのまま販売しています。そうなると、その先の品質管理・衛生管理は見えないので不安が残ります。


ここまでのお話の中で、作りたて弁当が不利な立場にありますが、あくまでもコンビニ弁当と比べた場合です。

作りたて弁当は、コンビニ弁当にはない付加価値があります。
それは、消費期限が短いため新鮮なうちに食べなくてはいけないことです。
その時、その時間にしか味わえないからこそ、コンビニ弁当よりおいしいのです。

安全と新鮮なおいしさ、どちらを選びますか?


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:59| 秋田 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

文化の地産地消

山形県の名物の一つに「玉こんにゃく」があります。
原料蒟蒻の産地はどこでしょうか。


A : 地元、山形県


B : 蒟蒻の名産地、群馬県


tamakon_001.jpg tamakon_002.jpg

山形県にある山寺へ行ったときに、『力こんにゃく(玉こんにゃく)』を食べました。
とてもおいしかったので、売店のおばさんに、

「山形でおいしい蒟蒻が取れるんですね」

とお話したところ、

「蒟蒻そのものは、群馬のものだよ」

と意外な回答が返ってきました。

「なぜ名物≠ネんですか?」

かつて松尾芭蕉が山寺を訪れたとき、傾斜のきつい山道を登るための力≠付けるために、『玉こんにゃく』を食べたと言い伝えられているそうです。

それが今日の名物、『力こんにゃく』なのです。

yamadera_001.jpg 山寺

昨今、話題となっている「地産地消」ですが、『力こんにゃく』のように昔からある名物には「地産地消」ではないモノもあります。しかし、マッドハカセはこれも「地産地消」の一つだと思っています。

「地産地消」というと、その土地で取れたモノをその土地で消費することですが、その土地の文化をその土地で体験することも「地産地消」ではないでしょうか。

すなわち、『文化の地産地消』 です。

言い換えると、その土地の背景ストーリーをその土地で感じることです。

これこそが、前回お話した 『コト』 ですね。

地域おこしに「地産地消」を掲げるところが多いようですが、そのインパクトが薄かったり、無理があったりと、いまいち“ピン”とこなかったりすることが多いです。
それは、『文化の地産地消』を蔑ろにしているからではないかと感じています。


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

商品価値は、モノ、コト、ヒト

商品の価値はモノにはないのです。

どんなにいい品質でも、どんなにいい技術でも、
それらに価値があるから売れるのではないのです。

消費者の絶えず変化する生活の中で、
その価値が認められてから、
はじめて売れる≠謔、になるのです。


つまり…


モノ (商品)

  

ヒト (消費者)


は、直接つながっておらず、


モノ (商品)

  

コト (行動・文化)

  

ヒト (消費者)


で、つながっているのです。


たとえば、アフリカの奥地で靴を売ったとします。
売れるでしょうか?

そこに住む人たちに靴を履く≠ニいう文化がなければ、もちろん靴は売れません。
つまり、靴を履く≠ニいう『コト』がないから、『モノ』『人』が結びつかなかったのです。

しかし、そこに住む人たちに靴を履く&カ化を伝えてから靴を売れば買ってもらえるでしょう。
それは、『モノ』と『人』が、『コト』によって結びついたからです。


モノが売れない…

もしかしたら、お客さんの『コト』が無いのかもしれません。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:54| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

ユニクロの商品開発A

ユニクロの商品開発は、どちらのアプローチに重きがあるでしょうか?


A : 科学的・分析的なアプローチ


B : アートに近い感覚のアプローチ


ヒートテックやトップブラなど、科学的な技術面でヒット商品を送り出しているユニクロですが、柳井 正 社長は、『成功は一日で捨て去れ』の中で次のように書かれています。

=====

たぶん、科学的・分析的なアプローチと、アートに近い感覚のアプローチの2つがあって、それが融合するとよい商品ができるのではないだろうか。どちらか片一方がなくなったら成立しないが、どちらかといえばアートに重きがあると思う。理論的・分析的なアプローチだけに頼って商品開発しても、売れる商品ができあがるとは考えられない。

(柳井 正 著 新潮社 『成功は一日で捨て去れ』より抜粋)


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



=====

おそらく、柳井社長が言われているアート(美術・芸術)とは、デザイン(設計)に近い意味だと思われます。
であるとすれば、マッドハカセも同感です。

商品開発において、デザインの考え方はとても参考になります。

デザインはモノをつくる際に、特徴と意味をミニマム化して本質を見出します。
その後に最小限の技でそのモノの良さを引き出し、商品としていきます。

その工程から生み出される商品は、シンプルでわかりやすいモノになりますね。
まさに、ユニクロの商品がそうですね。


正解 : B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:55| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

ユニクロの商品開発

ユニクロの商品開発方針は、どちらでしょうか?


A : マーケットイン


B : プロダクトアウト


日本発の世界的企業に成長しつつある『ユニクロ』です。
お客様のニーズに合わせ、販売促進をしていくには、間違いなくマーケットイン≠セ!
と思われた方も多いかと思いますが…

ユニクロの柳井 正 社長は、『成功は一日で捨て去れ』の中で次のように書かれています。

=====

マーケットインとプロダクトアウト両方を強化していきます。
現在の日本の市場は、需要よりも供給のほうが圧倒的に多い供給過剰の市場です。
マーケットに入り、マーケットのニーズはどこにあるのかを、いかにはやく、的確につかむかが重要になります。そのニーズはほとんどの場合、潜在化しています。
市場で自信をもって競争力のある絶対的な商品をプロダクトアウトし、その潜在需要を顕在化させた企業だけが生き残ります。その結果として圧倒的なシェアを獲得します。
我々ユニクロはもっと研鑽し、勇気を持ってお客様に本当に喜ばれる商品をつくっていかないと生き残れません。

(柳井 正 著 新潮社 『成功は一日で捨て去れ』より抜粋)


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



=====

マーケットインの考え方が先にあって、その中からプロダクトアウトをしているようです。
ブラトップなどの商品は、お客様の潜在ニーズを探り、そこから自信ある商品をプロダクトアウトした例ですね。

単にプロダクトアウトだけですと、市場やお客様からかなりズレた商品開発になってしまいますから、『マーケットイン』『プロダクトアウト』バランスと順序をうまく考えなくてはいけません。


正解 : A と B
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:50| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

聖霊と美短

今日のデザイナーを生み出す「秋田公立美術工芸短大」、女性の尊厳と特性を生かした人材育成をおこなっている「聖霊女子短期大学」。
今、どちらの短大が人気でしょうか?


A : 秋田公立美術工芸短大


B : 聖霊女子短期大学


「聖霊女子短期大学」では、卒業してからの専攻科で管理栄養士の資格と学士の学位が修得でき、スキルアップが可能な環境が整っています。一方で「秋田公立美術工芸短大」は、県内独自のカリキュラムが組まれており、次世代のクリエーターを養成しています。

どちらが人気かと言えば、甲乙を付けがたいのですが、実際のところ「秋田公立美術工芸短大」の方が人気があると言われています。

それはどうしてでしょうか?

その答は、世の中の流れがあります。
バブル崩壊以前は巨大化・大量化・大型化といった大量技術が必要で、「技術的知恵」が必要でした。
しかし今は、多様化・省資源化・組合わせなどに変化し、「感性的知恵」が必要になってきています。

つまり、「技術的知恵」から「感性的知恵」が求められる社会に変化しているため、デザインやデザイナーが社会から要求されている風潮があるためということになります。

そこで「秋田公立美術工芸短大」となるわけです。


正解 : A
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:56| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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