秋田プロバスケ社支援に壁、です…
県内自治体が意見交換、秋田プロバスケ社支援 酒類販売に難色も 秋田プロバスケットボールクラブ会社(秋田市)の日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)参入決定を受け、県庁で8日、県内自治体による同社への支援について意見交換する連絡会議が開かれた。同社は公共体育施設使用に関する▽使用料の減免▽優先使用権▽アルコールを含む飲食物販売の許可-などを求めたが、自治体側が「前例がない」などとして難色を示す場面も。本県初のプロスポーツチームの支援に対し、この日は慎重な姿勢が目立った。

連絡会議は同社を支援する県の音頭で開かれ、同社の水野勇気社長らのほか、県内17自治体からスポーツ施設管理などの担当者25人が出席。水野社長が bjリーグの概要を説明し、施設使用に対する要望事項を伝えた。
使用料の減免はスポーツ振興の観点から可能とする自治体が多かった。一方で優先使用権とアルコール類の販売については、この日はすんなりとは受け入れられなかった。
使用予約は「早い者勝ち」を原則としている自治体が大半。例年のスポーツ大会や自治体主催行事の優先順位を落とせない事情もあり、「要検討」とする所が多かった。
アルコール類の販売に関しては、由利本荘市が「過去にプロレスの試合で許可したので可能ではないか」とした以外は、大半の自治体が「条例で禁じている」「前例がない」などと難色を示した。アルコール類の販売を禁じる条例のない秋田市の担当者からは「今までの考え方にとらわれず、建設的に考えるべきだ」との呼び掛けがあった。
(2009年9月9日 さきがけ on The Web より抜粋)
会場料減免など教委側難色日本バスケットボールリーグ(bjリーグ)に来年10月からの参入が決まっている「秋田プロバスケットボールクラブ」と、試合会場となる体育館を所管する市町村教委との初会合ご8日、県庁であった。クラブ側が会場の優先使用権や使用料の減免などを求めたのに対し、教委側は「地元市民の利用が最優先」などと難色を示した。同クラブの水野勇気社長は「年内には試合会場を確保したい」と考えているが、難航しそうだ。
(略)
県の姿勢に物足りなさ今年6月、秋田プロバスケットボールクラブのbjリーグ参入が決まったとき、同リーグの川内敏光コミッショナーは「バスケ王国秋田が我々の仲間になってうれしい」と歓迎したが、その“王国内”では、意外に冷ややかだったことが浮き彫りになった。クラブを支援する県の担当者も、市町村側との温度差に、慌てて場を取りなすほどだった。
ただ、今年2月に「スポーツ立県あきた」を宣言し、スポーツを通じた県土作りに取り込むとする県の姿勢にも物足りなさがある。
bjリーグや、サッカー・Jリーグなど三つのプロチームがある富山県は、地域の活性化や観光振興面から、プロチームの施設使用料を半額にしている。秋田県は県教育庁が会場使用に慎重な姿勢を示すなど、「宣言」の本気度が疑われても仕方ないと言える。
bjリーグや野球の独立リーグなどの振興プロスポーツは、経営が苦しいチームが少なくない。県初のプロチームをどう育成していくのか。「宣言」にとどまらない県の実行力が問われている。
(2009年9月9日 読売新聞より抜粋)
この記事を見て、「秋田県人は人の足を引っ張る」「秋田は保守的」「これだから秋田の行政は…」なんて思われたかもしれません。確かにそれはあると思いますが、内容から分析するとお互いが意見を述べているだけで、議論になっていないのでは…と思いました。
この会議で一番の問題は結論が出てないことで、原因は会議の進行をするファシリテーションがうまくできていないことです。
「今日はどこまでやりましょうか?」
「…という観点で、考えなくてもよいのですか?」
「何のためにそれをやるのでしょうか?」
「お互いに何かできることはないのですか?」
「なぜ彼がその意見にこだわるのか、わかりますか?」
など、お互いに考えるようなことを議論をしなくては、問題は解決しませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 06:58| 秋田 ☁|
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