2009年07月30日

裏ターゲット

「景気底入れ」に関する報道が目立ちますが、給料やボーナスが目減りしている生活者の買い控えや低価格志向が続いています。

ただ、出費を抑えてもおいしさや楽しさなどの幸福感や満足度も得たい人は多いです。ヒットするのもそうした需要をうまくとらえた商品なのです。

ビール風味ながら麦芽の量を減らし価格を抑えてヒットした発泡酒や第三のビールはその好例です。「淡麗」や「のどごし〈生〉」を持つキリンビールは7月8日、「キリンコーラショック」を発売しました。清涼飲料市場では炭酸飲料、特にコーラ飲料の伸びが顕著です。同社はコーラを飲む大人はアルコールも一緒に飲む確率が高いとのデータを読み解き、コーラとウオッカを組み合わせた新製品を開発しました。

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狙いは小さい時からコーラを飲み慣れた20〜40代男女です。しかしコーラを最初に体験したのは、「アラ還」とも呼ばれる団塊世代です。戦後日本の消費文化をけん引してきた力はあなどれません。

実はコーラショックの「裏ターゲット」は団塊世代なのです。

ローソンが「美と健康」をテーマに展開する「ナチュラルローソン」は自分のために出費を惜しまない30代女性、「アラサー」世代が「表ターゲット」です。管理栄養士が有機野菜や産地直送の食材を厳選し、弁当類は600`i以下で、一般のコンビニエンスストア商品より約1割高いのです。消費者の低価格志向で苦戦気味ですが、野菜たっぷりのパスタなど量を減らし価格を抑える工夫もしています。

urataget_002.jpg

当初はオフィス街に勤める20〜30代女性や30〜40代の主婦の利用が多かったのですが、「メタボ」への関心が高まったころから30〜50代男性が急増しています。

対象顧客は常に動きます。

裏ターゲットを想定し、それが表ターゲットになっていく流れを読む力が必要です。

(2009年7月17日 日経産業新聞より)


裏ターゲットはこの他にもまだあります。

靴下のずり落ち≠防ぐための「ソフタッチ」、本来はサラリーマンをターゲットに開発されましたが、女性のキャミソールを留めたり、女子高生のルーズソックスを留めるのに使われる例が多くなったそうです。

シャンプーでは、「男性用のシャンプー」を女性が使うケースが増えているそうです。頭皮の汚れがしっかり落とせる∞メンソール系の成分で爽快感が得られる≠ニいう機能に女性がメリットを見出しているようです。

視覚障害者向けに開発された「黒いまな板」は、大根や豆腐などの白い食材を切るときに便利なので、口コミで広がりました。

「炊飯器」もご飯を炊く以外の使われ方がされています。

モノが売れない時代の解決法の一つが、「表ターゲット」を読む力ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 06:44| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

スイカの箱に美少女

JAうごのイラストパッケージ第3弾です。

羽後町のJAうごは、美少女イラストを使ったパッケージ第3弾として、大玉スイカの箱を作成しました。1000箱限定でJAホームページで予約を受け付けており、26日から発送を始めるそうです。

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今回も、イラストレーターの西又葵さんの作品です。

スイカはコメに次ぐ同JAの基幹作物で、県内唯一の光センサー選果施設で、スイカの糖度や形、果肉状態をチェックしているそうです。現在カット売りが主流になっていますが、同JAは「家族そろって、丸ごと切り分けて食べるだいご味を味わってほしい」としています。

イラストを描いた箱は縦25a、横25a、高さ27aで、イラスト部分を組み立て直すと、飾って楽しむことができるそうです。

1箱(約7`)3150円(税込み)。
問い合わせは同JA営業販売課 0183・62・1120

(2009年7月23日 秋田さきがけより)


羽後町の美少女シリーズには、いつも感心させられます。
単純に美少女≠ェいいのではなく、本物の品を本物のパッケージでお届けする、そのスタンスが素晴らしいのです。

スイカは県内唯一の光センサーでチェックし、パッケージは美少女キャラクターデザインで有名な西又葵さんの作品、さらにはスイカは丸ごと食べてほしいというこだわり…

ここまでやるから、美少女シリーズは売れるのですね。

ただ、美少女やイラストに頼ってもモノは売れません。
キャラクターもそうです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:05| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月27日

男鹿の「石焼き鍋」と同じ鍋

男鹿の「石焼き鍋」と同じ鍋が、新潟県粟島(あわじま)にもあるそうです。

その名は「わっぱ煮」
杉やヒノキで作った容器「曲げわっぱ」に焼け石を入れ、旬の魚を煮立てるといったように、つくり方も使う容器も同じなのです。

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島の西海岸、釜谷(かまや)地区で民宿「松太屋」を営む漁師の松浦乙一郎さんは、

「元は漁師の磯料理。今も漁が暇になる秋は、ご飯を詰めたわっぱとみそを持って出かけて、釣った魚をふたでわっぱ煮にして昼飯にする。自然にやっていたから…」

とお話されていました。

その内容から察するに、起源も同じようです。


この焼け石を投げ入れる「ストーンボイリング」は縄文時代の調理法で、秋田の男鹿半島、新潟県粟島や北米の先住民族、南太平洋ポリネシアにもあるそうです。

さらに「曲げわっぱ」のような木の曲げ物は、ロシア・サハリンにも残るそうです。

「石焼き鍋」や「わっぱ煮」は、何万年も前に東南アジアから環太平洋に広がった、先史モンゴロイドの確かな足跡を感じさせます。

(2009年7月26日 読売新聞日曜版Y&Yより)


今まで焼け石を投げ入れる調理法は、男鹿の「石焼き鍋」だけだと思っていましたが、粟島や北米などにもあったとは驚きです。

そして男鹿の「石焼き鍋」には、このような深いストーリー性があったことも知りませんでした。

起源が同じ(であろう)「石焼き鍋」と「わっぱ煮」がコラボし、そのストーリー性と価値を発信すれば、より魅力的な郷土料理として定着するかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:55| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

ぶれないモノづくりの基準

友人の結婚式に出席するため、昨日まで長野県軽井沢にいました。

大人の高原リゾートとして人気の高い軽井沢は、ヨーロッパを思わせるオシャレな建物があちこちに点在しています。このような高原リゾート軽井沢が誕生し、発展のきっかけになったのは「教会」と言われています。

たくさんある軽井沢の教会で、有名なモノをいくつかご紹介しましょう。

karuzawa_001.jpg 軽井沢教会

karuzawa_002.jpg 軽井沢ショー記念礼拝堂

karuzawa_003.jpg 軽井沢聖パウロカトリック教会

karuzawa_004.jpg 石の教会内村鑑三記念堂

karuzawa_005.jpg 軽井沢高原教会

どの教会も軽井沢の環境に調和し、その歴史と文化を象徴する建築物でした。

教会を中心としたある一つのコンセプトの基、
その芯≠ぶれさせないようにしっかりと街がつくられている…

街を歩きながら、ふとそのように感じました。


次に軽井沢のお土産品を探しに、東日本最大級のアウトレットである「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」へ行ってきました。その中のウエストエリアにある『軽井沢りぞーとまーけっと』では、長野県内の特産品を使ったお土産品が数多く取り扱っていました。

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新作のお土産品から定番のお土産品まで、どれを取っても違和感を感じないのです。
そして商品は、なかなかの出来でした。

どうやったらこのような商品開発ができるのでしょうか?

その答えは入口にありました。

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◆◆◆◆◆

販売商品基準『りぞーとまーけっと』

   〜新鮮をテイクアウト〜

長野県内の市町村でとれた季節感を感じる
産物であること

長野県内の市町村でとれた産物を主原料
として使用していること

長野県内の市町村に所在する加工所で
製造されている商品であること

つくられた方々の“笑顔”“思い入れ”
が感じられる商品であること


◆◆◆◆◆


商品設計がきちっと揃い、どれを取っても違和感を感じなかったのは、街づくりと同じく、商品開発にも芯≠ぶれさせないようにした基準があったからなのです。
(街づくりの基準≠ヘ「教会」だと思います)

軽井沢(長野県)のモノづくり基準
参考になりますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観光モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

もうひとつのロングセラー、『バタートースト』

『アベックトースト』と同じく、たけや製パンのロングセラー商品が『バタートースト』です。

avec_005.JPG  (右側が『バタートースト』)

『アベックトースト』と姉妹商品という位置付けなのでしょうか、パッケージのデザインがほとんど同じです。食パンにバターを塗り、サンドイッチ状にしたシンプルな商品です。


この2商品、秋田のB級グルメですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 13:40| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

『アベックトースト』、ロングセラーの秘密

秋田には、何十年と売られ続けている菓子パンのロングセラーがあります。

たけや製パンの 『アベックトースト』 です。

avec_001.jpg  avec_002.JPG

食パンの片側にマーガリン、反対の片側にはいちごジャムが塗られていて、サンドイッチ状に挟んである菓子パンです。これが2セット入って、130円ほどで売られています。

avec_003.JPG  avec_004.JPG

名前の由来は、二種類の味だから『アベック』…らしいです。

昔はマーガリンのサンドイッチと、いちごジャムのサンドイッチがそれぞれ1セットずつ入っていました。幼い頃は、いちごジャムのサンドイッチを食べ、マーガリンのサンドイッチは残すということをしていました。

そのような背景があってか、1枚のサンドイッチに2種類の味が入るようになりました。


しかしなぜ、この食パンでサンドしただけの菓子パンが売れ続けるのでしょうか?

これには人の嗜好が大きくかかわっているようなのです。

人は「甘み」と「あぶらみ」が大好きなのです。
しかし、「甘み」だけを食べ続けると飽きてしまいますし、「あぶらみ」だけですと食べ辛いです。
ところがこれら二つが混じり合うと、飽きずにおいしく食べることができるのです。

そして、病みつきになる…

これが、ロングセラーの秘密なのかもしれません。


『アベックトースト』は苦手…という方に、とっておきの食べ方をご紹介しましょう!

 1:アベックトーストの1セットをそのままトースターに入れる
 2:きつね色になるまで焼く

それだけです。

それだけで、別物のようにおいしくなります!

そして、病みつきに…
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月16日

シニア世代の声を商品開発に

シニア世代の声を基に商品化し、口コミなどで人気を呼ぶモノが出てきているそうです。この世代の意見を聞くという点に切実なニーズもあり、シニアの心をくすぐっているようです。

下はシニアの声を反映して、本物にこだわりつくられた高級焼酎とパウンドケーキです。焼酎はビンをおしゃれにし、毎年違う色のボトルに入れて販売している商品です。

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次は左のスプーンに対し、小さくつくられた青芳製作所のスプーンやナイフなどです。70代以上のお年寄りから「口に入れるところが大きい」「重い」「柄が角張っている」などの声があり、その結果開発された「ライトスプーン」という商品です。

shinia_002.jpg

博報堂エルダービジネス推進室の坂本節郎チーフコンサルタントは、シニアに代わる言葉として「エルダー」という言葉を使っています。

「エルダーは会社をリタイアしても社会をリタイアしていないが、意見を聞いてもらえる機会が少なくなっている。元気な人も介護が必要な人も話や悩みを聞いてもらえれば気持ちが動くため、こうして生まれた商品は今後、伸びていくだろう」と話していました。

(2009年6月12日 秋田さきがけより)


「おじいちゃん用」「おばあちゃん用」と言いながら、モノづくりをしている方は結構いると思います。

70代以上の「おじいちゃん」「おばあちゃん」でも元気な方はかなりいて、自分たちは「老人だ」と思っていないようなのです。ですから、「おじいちゃん用」「おばあちゃん用」と言われると“ムッ”として、その商品やモノには振り向きもしなくなるのです。

ですから高齢者市場が大きくても、高齢者用商品は「売れない…」という結果になることがよくあるのです。

しかも、高齢者用商品には中途半端なモノが多いことに気づかされます。

シニア層は目が肥えた消費者なので、本物でないと受け入れてもらえないのです。
それも、高齢者用商品が「売れない…」一因になっているようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:06| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

「美少女」のラスク

JAうごの「美少女」米が、今も好調な売れ行きのようです。


◆◆◆◆◆

「美少女」米袋効果で販売量倍増 JAうごの独自販売米

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羽後町のJAうご(越前芳博組合長)の独自販売米の2008年度実績(個人・小売向け、玄米含む)が、前年度の約50トンの2倍を超す約127トン(販売額約5300万円)となった。このうち、美少女イラストを米袋にデザインした同町の08年産あきたこまちは、全体の約3分の1に当たる約45トン。デザインが全国の若者の注目を集め、販売実績を押し上げた。同JAは「美少女イラストの米袋を通じ、『羽後町』の名前を全国に知ってもらうきっかけになった」としている。

同町で昨年春に行われたイベントに、人気イラストレーターの西又葵さん(東京都)がゲスト参加したことが縁となり、同JAは米袋の原画デザインを依頼。同9月末から、美少女イラストを米袋にデザインしたあきたこまちを、主にインターネットで販売している。

市女笠(いちめがさ)姿の美少女が描かれた鮮やかなイラストが話題を呼び、全国の20〜30代の男性を中心に、ことし3月末までに約45トンが売れた。完熟堆肥(たいひ)を使った高品質米のため、「両親が『おいしい』と気に入った」と、繰り返し購入する県外の若者もいた。

(2009年7月4日 秋田さきがけより引用)

◆◆◆◆◆


先日、「美少女」シリーズのラスクを見つけました。
珍しいクロワッサンのラスクで、「美少女」イラストと合わせて二度の驚きがありました。

bisyoujoUGO_002.jpg  bisyoujoUGO_003.jpg

これも「美少女米」をデザインした西又葵さんの作品で、羽後町の『櫻山(おうざん) Cafe』で販売されています。

bisyoujoUGO_004.jpg  bisyoujoUGO_005.jpg

詳しくはこちらからどうぞ。
   ↓
http://www.ohzan.com


売れない時代に売る その手法の一つが、この「美少女」ですね。

しかし、ただ「美少女」を使えばいい…
というわけではありません。

「美少女米」は完熟堆肥を使った高品質米ですし、「美少女」をデザインした西又葵さんはとても有名なイラストレーターです。

このような手法で売れない時代に売る≠ノは、「美少女」のように 突出 させつつ、中身はしっかりとした 一流のモノ で固めることがポイントです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:14| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

落とした財布が戻る仕掛け!?

イギリスの心理学者がおもしろい実験をしていました。


◆◆◆◆◆

落とした財布が戻ってくる確率は?…イギリスの実験結果

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財布を落としてしまったら、戻ってくる確率は日本でもかなり小さいものです。

ましてや外国で落とすとなると、戻ってくる可能性は輪をかけて低いのですが、落とした財布がどれくらい戻ってくるものなのかという実験がスコットランドで実施されました。

240の財布をスコットランド、エディンバラの路上に残し、いったいどれくらいの財布が持ち主のところに戻ってくるかという実験が行われました。

財布には現金を入れず、ランダムに500メートル位の間隔をあけて放置し、写真を中に入れておいたそうです。

赤ちゃんの写真、かわいい犬の写真、家族写真、老夫婦の写真のうち、いずれかが入っている財布もあれば、チャリティへ最近寄付をしたという事実がわかるカードを入れられたものもあり、心理学者のリチャード・ワイズマン氏が調査した結果によると、トータルで42%の財布が郵送されてきたそうです。

中でも赤ちゃんの写真は人の正直度の引き金となるようで、88%が返還され、次いで犬の写真が53%の確率で返されたようです。
家族写真は48%、老夫婦の写真のものはたった28%だったということです。チャリティに寄付をしたといったサンプルが一番返還率が悪く、15〜20%くらいであったそうです。

ワイズマン氏は「小さな赤ちゃんの写真が人の感情に大きく入り込むようだ」と伝えています。

入っている写真によって財布の戻りやすさが変わるのは面白い結果ですね。赤ちゃんのパワーというのは、やはり強力なようです。

でも、もし財布に現金が入っていたら、返還率はもっと悪くなるのではという気がします。

How to ensure lost wallets are returned

(2009年7月12日 livedoor ニュースより引用)

◆◆◆◆◆


財布が戻る率をまとまると、

赤ちゃんの写真入り  88%
子犬の写真入り    53%
家族の写真入り    48%
老夫婦の写真入り   28%
チャリティ証明書など 15〜20%

赤ちゃんの写真は、驚くほど高い率で戻っています。

先月、日経産業新聞のフォーラムを聞きに東京大手町にある日経新聞社のホールへ行ってきました。
そこで、うっかりsuica(電子マネーカード)を落としてしまったのです。
3000円ほどの電子マネーが入っていたので、受付にお話しして、見つかったら届けてもらうことにしました。

結局、suicaは戻ってきませんでした。

ここに来る方は、意識の高いワンランク上の人ばかりと思っていましたが…
少々残念に思いました。(落とした方が悪いのですが)

ということで、suicaにも赤ちゃんの写真を貼ることをおすすめします。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:40| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「赤紫」は嫌われる

日経消費ウオッチャー2009.7号に、『色彩と消費の意外な関係』が特集されていました。

その調査のポイントは、

@一番好きな色の1位は「青」2位「黒」3位「白」
Aよく利用する色・利用したい色とも無彩色が主流
B「蛍光色」「光沢色」好む30、40代男性
C若年層は軽衣料やパソコン、自動車で明るい色を志向
D男女の好みの色は接近傾向

でした。

代表的な18色の中で、最も好まれる色は「青」

color_001.jpg (2009.7 日経消費ウオッチャーより引用)

逆に、一番嫌いな色は「赤紫」でした。

color_002.jpg (2009.7 日経消費ウオッチャーより引用)

紫系の色はノルアドレナリンの分泌を促し、交感神経を興奮させるそうです。つまり、緊張感など感情を不安定にする作用を持つのです。そのため、世界各地で権力者を象徴する色として使われてきたので、大多数には避けられる色のようです。

日経産業地域研究所が4月に女性マーケッター54人に対して行った調査(日経消費ウオッチャー2009.5号)によると、「今年流行する色」で最も多かったのは「ピンク」、次いで「緑」「オレンジ」「青」「赤」「白」の順になったそうです。元気でエコな色といったところが上位にきています。ここでも「赤紫」はゼロだったのです。


さらに詳しい情報は、『2009.7 日経消費ウオッチャー』でどうぞ。



ここでマッドハカセが気になったのは、秋田の「県章」に「赤紫」が使われていることです。

color_003.gif

展示会やアンテナショップ、商品の一部にもこの「県章カラー」が使われているのを見かけます。
『日経消費ウオッチャー』の調査結果からすると、秋田らしさを販促するどころか、客足を遠ざける原因になりかねないような気がします…(思い入れがあって使われているようですが)

マッドハカセは「県章」自体のデザインを変えずに、少し明るい赤でリニューアルしてやるとかなり印象が変わると思うのですが、どうでしょうか?
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:45| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

化粧品は不況知らず

最近、書店では「買わない消費者に…」とか「売れない時代の…」などのサブタイトルが目立ちます。大体の中身は、「消費者の潜在意識を掘り出す」「ダウンサイジング・シンプル」「お得感・納得感」といったところでしょうか。どの本・雑誌も内容に変わりはないように思われます。

一部には、このようなことを考えなくても売れるモノがあるようです。
そこにこそ、真の『売れる法則』があるのかもしれません。

日経新聞「サンデーニッケイ」に「なぜ化粧品だけは不況知らず」という記事がありましたので、ご紹介しましょう。


駒沢大学准教授の石田かおりさんによりますと、原料が入らなくなった第二次世界大戦中を除き、化粧品の出荷量はほぼ一貫して伸びていたそうです。また、メーク自体も経済状況によって変化するようです。まゆ毛のメークの場合、不況の時は消え入りそうに細く、好況時は太く上向きになる傾向にあるといいます。

経済状況でメークの流行に変化がありますが、不況の今でも化粧品の出荷量はわずかなプラスかほぼ横ばいです。(経済産業省化学工業統計)

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しかし、デパートの化粧品売り場は不振が続き、前年同月比でマイナスになっています。女性はどこで化粧品を買っているのでしょうか?
30代の女性は以前、百貨店の美容部員に話を聞いて買っていたそうですが、最近はインターネットの口コミサイトなども参考にしているそうです。このように最近では、口コミや雑誌などの豊富な情報を活用し、価格にこだわらず自分の価値観で化粧品を買う人が増えているようです。

ドラックストア大手のセイジョーに聞くと、3千円近い洗顔料や7千円の美容液など、価格の高い化粧品が売れているといいます。ネット情報などを吟味し納得したうえで購入するなら、わざわざ百貨店まで足を運ばずとも近くのドラックストアで買えばいいという判断なのです。しかも、同じ商品ならデパートより安い場合もあるのです。また、一人の女性が低価格品から高額商品まで使い分けていることも一因にあるようです。

情報武装した女性は100円ショップも活用しています。大手のセリアでは、つけまつげやマニキュアなどを中心に化粧品の売り上げが前期比2割伸びたといいます。

化粧品が不況に強い根本の理由はなんでしょうか?

「VOCE(ヴォーチェ)」編集長の関龍彦さんは、「女性にとって化粧は『武器』なのです」と話しています。肌を手入れして美しくなれば、プライベートでは『婚活』に有利になったり、仕事でも取引先に好印象を与えたりと、あらゆる場面で自らを強めるのに役立つから、不況の時でも武器を磨くお金は削れないのです。化粧は習い事と同じ様に「自己投資」との意識が強いといいます。

博報堂の上席研究員の山本貴代さんは、「女性は化粧で外見を飾ると前向きな気持ちになれます。不況で不安やストレスが高まる中、自らを生き生きとさせてくれる投資は惜しくないのです」と指摘しています。

つまり女性は、不況に化粧で立ち向かっているのです。

(2009年7月12日 日経新聞より)


真の『売れる法則』…

うまく「これだ!」と言えませんが、人の心理をよく読むことが大切だということがわかりました。

化粧品一つで、百貨店の不振とドラックストアの好況が見えたことの方が大きな意義があったと思います。
その一つひとつの重なりが、業界の不振と好況を分けているわけですから、たった一つの商品でも売り上げに重く圧し掛かってくるのですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 02:03| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

日産キューブのターゲットは?

今、注目しているCMがあります。
それがこの「日産キューブ」のCMです。



「Remix cube篇」と題したこのCM映像は映像作家の宇川直宏によるもので、全体的な構成は20代前半の若者向けですが、バックに流れている曲は30代半ばの人に馴染みのある「今夜はブギーバック(小沢健二 featuring スチャダラパー)」のリミックスバージョン(TOKYO No.1 SOUL SETとHALCALIによる)です。そしてアニメキャラクターは、50から60代の人に懐かしい「おそ松くん」です。このおそ松くん、イヤミ、チビ太、ニャロメらは、実際のマンガのコマから切り出されているそうです。

モノの売れない時代に、広い世代層を取り込もうと戦略的に企てたのがこのCMだと思います。実際に周りをみていますと、30代半ばの人とその親世代の60代の人がこのCM反応していますね。

複合的に絡み合わせるのも『魅せる』一つの手法のようです。


http://www2.nissan.co.jp/CUBE/Z12/0811/index.html?page=w10
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:30| 秋田 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

若者をとらえた!異例のヒット

ここ最近、貧乏暇なし≠ェ続いています。
来週も関東方面へ行く予定がありますので、貧乏暇なし≠ヘまだまだ続きそうです…

貧乏暇なし≠ノ加え、街中では「不況」の大合唱が続いています…

そんな中、明るい話題を見つけました。


『異例のヒット 若者をとらえる』

やさしい食感や味を追求した食品・飲料が売れているそうです。
かんでもあごが疲れないようにやわらかくしたガムは3カ月で3000万個というヒットです。「ツンと鼻にこない」お酢も200万本を突破しています。

若い世代のモノをかむ力や味覚の変化にヒットの要因はありそうですが、人口減少などで縮む食品市場で、「やさしさ」はヒットのキーワードになっているようです。

yawaraka_001.jpg

・ロッテ『フィッツ』 : かんだ瞬間の心地よいやわらかさを重視

・森永乳業『黄金比率プリン』 : 従来より10%少ない圧力で崩れる

・ミツカン『やさしいお酢』 : ツンとこないマイルドさ

・カゴメ『野菜生活100リフレッシュ!』 : どろりとしないのどごしのよさ

若い世代は子供のころからやわらかい食品を多くとり、かむ力が弱いと専門家は指摘しています。
そして、人は甘さ以外の刺激にはもともと抵抗があるそうです。苦さや酸っぱさ、特徴ある食感などは食生活のなかで覚えていくものですが、親などから教わる機会が減っているかもしれない、と専門家は説明しています。

(2009年7月7日 日本経済新聞より)


「あごの疲れない」ガム
「ツンとこない」お酢

ソフトな食感・味が好まれているようです。

一見、意外なモノが若者にヒットしているように思われますが、マッドハカセ世代も「こんなモノがあったらいいのにね…」と潜在意識の中で思っていた感があります。

自分が感じる「こんなモノがあったらいいのにね…」の中に、若い世代にウケる要素があるかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:55| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

実験カクテル?

ビールの季節到来……ですが、今年は新顔のカクテルに注目が集まっているようです。

マイナス196℃の液体窒素でシャーベット状に凍らせたフローズンカクテルです。カクテル自体がキリッと冷えたのは当然ですが、つくる際に発生するドライアイスのようなスモークも涼しげです。

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極冷えの液体窒素カクテルが暑気払いの新定番となるのでしょうか?


◇極冷えカクテルのつくり方◇

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液体窒素や果汁などを用意します。

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ボールに果汁やウオッカなどを入れます。

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液体窒素を注ぎ入れます。

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スプーンでかき混ぜます。

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最後に液体窒素をかけて完成です。

(2009年7月1日 日経MJより)


まるで化学実験ですね。

以前、千葉のバーで飲んでいたときに、ビールのピッチャーが化学実験で使うメスシリンダー(液量を測る円筒状の筒)でした。そのピッチャーの話題で友人と盛り上がってしまい、飲み終わったのが夜中の3時だったことがあります。

歴女、鉄道、墓マイラーなど、マニアックなモノが密かなブームになっています。
もしかしたら、『化学実験風』もブームになるかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:22| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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