2009年03月31日

健康食品、月にいくら買う?

「メタボ」予防などで健康志向が高まっていますが、サプリメントや特定保健用食品(トクホ)などの健康食品を1ヵ月でいくら購入しているかを尋ねたところ、購入している人の中では「500円未満」が最多で、25%だったそうです。

sapuri_001.JPG

次いで「1000円以上3000円未満」(19%)、「500円以上1000円未満」(17%)の順で、全体の半数以上の人が毎月500円以上の健康食品を買っています。健康食品を購入しない人は全体の25%だったそうです。

健康食品を巡る体験談では、ビタミンなどのサプリメントやヨーグルト、青汁などが多かったようです。気になる効き目については、賛否両論があるようです。

(2009年3月28日 日経プラスワンより)


健康食品が伸びているというお話はよく聞きますが、実際には難しいようです。
以前お話したように、機能や健康はもはや付加価値ではなく、安いということが重要なようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:56| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

アイデア発想法『オズボーンリスト』

今日は発想法についてのお話です。

『オズボーンリスト』

発想法の一つで、さまざまな場面で使えます。
早速、ご紹介しましょう。

ブレーンストーミングの発案者であるアレックス・オズボーンが提唱した発想法の代表例が下のリストです。新しいアイデアと言っても、そのほとんどは以前からあるアイデアを下敷きにしています。つまり、新しいアイデアは『発明』ではなく、『発見』なのです。アイデアを得るためには、下のリストに沿って考えるだけで、発想は随分と楽になります。

1.大きくしたらどうか?
  長く、多く、重く、強く…したらどうか?

2.小さくしたらどうか?
  短く、少なく、軽く、弱く…したらどうか?

3.他に利用したらどうか?
  今のままで新しい使い道はないか?少し手を加えて他に利用できないか?

4.真似したらどうか?
  何かの真似をしたらどうか?他からアイデアを借りられないか?

5.変えたらどうか?
  形、色、音、味などを変えたらどうか?意味を変えたらどうか?

6.代用したらどうか?
  他の材料や成分で代用したらどうか?他の人にしたらどうか?

7.入れ替えたらどうか?
  順番を並べ変えたらどうか?原因と結果を入れ替えたらどうか?

8.反対にしたらどうか?
  上下左右、男女、勝ち負けなどを逆にしたらどうか?役割を逆にしたらどうか?

9.結合したらどうか?
  2つの機能を合体させたらどうか?複数のものを混ぜ合わせたらどうか?
  アイデアを組み合わせたらどうか?


モノづくりにとって、新しいアイデアを得ることはとても大切です。
早速、実践してみましょう!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:45| 秋田 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 発想法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

ホンダの広告戦略

今年1月1日に掲載されたホンダの新聞広告です。

hondakokoku_001.JPG

ホンダは以前から、自社の環境への取り組みを消費者に伝える企業広告を展開してきました。しかし、調査したところ、消費者にあまり理解されていないことが判明したそうです。その原因は、自動車メーカーの視点と言葉で語りかけていたからでした。

「燃費こそ、環境性能です。」

以前のホンダの企業広告のコピーです。
クルマの燃費が良ければ、燃料の消費とクルマから排出されるCO2が減り環境への負荷が低減されることを伝えているのですが…

しかし、消費者にとって燃費という言葉は、環境よりもまずは経済性に結びついてしまいます。
「燃費が良い」と「環境に良い」は結びつかないのです。

そこで、だれもが使う平易な言葉でシンプルに表現する、というスタンスで開始されたのが先ほどの広告です。企業広告で伝えたいことは、その企業が目指している方向であり魂でもあります。それを平易な言葉でシンプルに伝えることが何より重要だそうです。

hondakokoku_002.JPG

(April 2009 NIKKEI DESIGN より)


今回ホンダは、万人にわかり易い言葉でイメージ≠伝える広告戦略に打って出たのです。スヌーピーのキャラクターを起用したことも、女性など多くの人の関心を引くのに効果的だったと思われます。

これまでホンダは、ロゴを中心に「赤」「白」「黒」を使って最強≠表していましたが、今回の広告には森をイメージさせる「緑」を中心に使っており、これが心の安らぎや癒しを与え、さらには環境にやさしいイメージを与えています。この「緑」は軽い色なので、女性にもウケますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

『プリウスが好き』78%、女性はインサイト

インターネット調査のネットエイジア(東京・港)は、ハイブリット車のトヨタ「プリウス」とホンダ「インサイト」について消費者意識調査をまとめました。

toyota_001.jpg 「プリウス」 honda_001.jpg「インサイト」

両車種のどちらが好きかを尋ねたところ、プリウスとの回答が78%に達したそうです。ただ、女性に限ればインサイトとの回答も43.6%を占め、インサイトが女性に支持されていることを示しました。

一方、男性の回答者は99.6%がプリウスを支持しています。
男女で両車種の人気に大きな差がみられる結果となっています。

この調査は、自分専用の自動車を保有している20-50代の男女各250人、計500人を対象として今月初旬におこなったそうです。

(2009年3月24日 日経産業新聞より)


・男性は、トヨタ「プリウス」を支持
・女性は、ホンダ「インサイト」を支持


男性は経験やスペックでモノを選びますし、女性は“かわいい”などのイメージでモノを選びますから、スペックの「プリウス」、イメージの「インサイト」ということになるのでしょうか。

たとえば、ホンダS2000の魂をハイブリットで…≠ニいうクルマが登場すれば、男性は「ホンダ」側に偏るかもしれません。また、エコでシンプルにしたら、カワイイだけが残りました≠ニいうキャッチフレーズのハイブリット車がトヨタから発売されたら、女性は「トヨタ」側に偏るかもしれないですね。


次回は、女性を取り込むことができた「ホンダ」の広告戦略についてお話します。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:35| 秋田 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

日常をくつがえす物語

日本経済新聞の「アート探究」に、グラフィックデザイナーの原研哉さんが特集されていました。

その内容の一部をご紹介しましょう。

原さんのデザインの真骨頂は、身の回りのモノや環境を別の視点から見つめることで異なる物語や意味をつむぎだすことだそうです。たとえば、原さんが過去に企画した展覧会に出品した、建築家・坂茂さんの『四角いトイレットペーパー』や、デザイナー・深沢直人さんの『ジュースの皮』など、いずれも見慣れた日用品の形や素材を改めて考えてみようとアーティストたちにお題を与えて、作ってもらった作品なのだそうです。

pepar_001.jpg  kajitu_001.JPG

『四角いトイレットペーパー』はロールの形を変えることで紙が引き出しにくくなるため、省エネのメッセージになります。果物の触覚も再現した『ジュースの皮』のパッケージは、ロゴも文章もない究極の内容証明です。

「首をちょっと傾けることで世界が新鮮に見えることがある。新しいものをゼロから作ってみせて驚かせるよりも、そうした発見の驚きのほうが、強く長く続くんじゃないか

と原さんはいいます。

「人の頭のなかに、そんな記憶の結び目のようなものをどうやったら作れるか。そればかり考えているんですよ」

(2009年3月15日 日経新聞より)


やはり、今求められているモノづくりは 『発明』 ではなく、『発見』 なんですね。
そのためには、視点を変えて、紡ぎだす ことが必要なようです。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

郷土の味離れは、若者か?

以前ご紹介しました、地域と味覚に関するお話の補足です。

『郷土の味、南北で愛着強く』 ← こちらをご覧ください。

「郷土の味」への評価は北海道や九州で高く、近畿は低い≠ニいうことでしたが、こうした「郷土の味」への愛着を年代別にみるとどうでしょうか?

なんとなく用意されている答えは、「若者の郷土味離れ」ですね。

さて、その答は正しいのでしょうか?
また、その答は何を根拠としているのでしょうか?


日経消費ウォッチャー(2009年3月号)によりますと、「郷土の味」への愛着は、20代が36.9%で最も高いのです。30代と40代も30%台でしたが、50代は26.2%60代は22.3%と下がっているのです。

若者にとって地域の伝統の食文化は、目新しく、新鮮なモノなのです。
「郷土味離れ」は、年配者で起こっているようなのです。

つまり、なんとなく用意された答えとは 『逆』 の結果です。


「郷土料理を若者向け(若者の嗜好に合わせて)にして…」と躍起になっている方は、ちょっと待って下さい!
まずは郷土料理そのものを、若者に気付かせることの方が先決です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:21| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

ネーミング大賞

低迷する経済環境の中でも、ヒット商品は生まれています。そのカギとなるのが、消費者に商品の購買意欲をそそらせるネーミング≠ナす。日刊工業新聞社の「第19回読者が選ぶネーミング大賞」大賞に、話題性と知名度の高さが決め手となった日本たばこ協会のタバコ自動販売機向け成人識別カード「taspo(タスポ)」が選ばれました。

生活部門のいちばんの特徴は商品のわかりやすさです。その中で、1位になったのが、原料が一目でわかるサッポロビールの第3のビール「麦とホップ」です。ビジネス部門の1位は、筑水キャニコムの乗用芝刈り機「芝耕作」が高い支持を集めました。

taspo_001.JPG

(2009年3月16日 日刊工業新聞より)


ネーミングを全体的に見わたすと、「わかりやすさ」と「ちょっとのユーモア」がランキングしていますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:03| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

iPhoneを

最近、パソコンの前に座ることが少なくなってしまいました。

そこで、いつでもどこでもインターネットができる(だろう)ということで、iPhoneを購入しました。

iPhone_001.JPG

しかし…
設定がうまくできず、未だiPhoneからマッドハカセのブログを更新できていません。それどころか、他の設定もまだの状態で3日が過ぎました…

便利なモノですが、使う人が便利さに気づき、使いこなさないとだめですね。

使いこなせていない人 → マッドハカセ …
ラベル:iPhone
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:55| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

郷土の味、南北で愛着強く

地域による味の好みの違いは根強いと思われてきましたが、最近はかなり揺らいでいることが日経産業地域研究所の調査でわかりました。

その調査のポイントは、次の通りです。

@「郷土の味」への評価は北海道や九州で高く、近畿は低い

A東北でも薄口しょうゆのつゆを好むなど、伝統からのずれが見られる

Bだしの一般の好みは、九州など一部を除き全国で均一化

その背景には、同じ味の食品が全国的に出回っていることや、他地域との人の出入りが増えていることなども影響しているようです。

(2009年3月11日 日経MJ、2009年3月12日 日経新聞より)


「地域発」の食べモノを新しく開発するときには、「郷土の味」にこだわり過ぎない方がいいみたいですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 20:27| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月12日

おいしい名コンビ みそとスイーツ

みそを材料に使ったお菓子「みそスイーツ」が全国各地で広がりを見せています。白みそや赤みそをはじめ、地元特産のみそを使ってプリンやマカロン、ラスクなど、洋菓子に仕立てあげています。みそとスイーツという組み合わせの意外性と予想外のおいしさが好評のようです。

misosweets_001(みそマカロン)

みそは塩気と甘さ、うまみを併せ持つ万能調味料です。発酵食品なので乳製品との相性もいいようです。焼き菓子には香ばしさが出る赤みそ、プリンにはクリーミーなコクの白みそと使い分けるそうです。

ラスク→香ばしい赤みそ
プリン→コクの白みそ

misosweets_002(みそラスク) misosweets_003(みそプリン)

総務省の家計調査によると2007年の日本人1人当たりのみそ購入量は約2.3キロで、食生活の変化などでこの20年で約2割減ったそうです。

消費者が独自にレシピを考案する動きも広がっています。2月発売の書籍「頭のよい子どもを育てる みそレシピ166」(神宮館)は、全国味噌工業協同組合連合会などの企画で消費者から募集したみそレシピをまとめたものだそうです。

みそはたいていの家庭にある基本調味料ですが、その用途はみそ汁やサバのみそ煮など、意外に限られてきました。景気後退を背景に、出費を抑えて新しい味を楽しむ意味でもみそスイーツの活用は広がりそうです。

(2009年3月11日 日経MJより)


昔から秋田には、小判形のみそパンがありました。
香ばしく甘さがありましたから、スイーツの一つといえますね。

みその活用法は、まだまだありそうです。
例えば、みそコーヒーや、みそ酒なんてのもどうでしょうか?
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:59| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

アメトーークで見る、商品の売れない理由

先日(3月5日)朝日放送系で放送された深夜番組、『アメトーーク』のお話です。
「今年が大事芸人'09」というタイトルで、'08年にブレークした芸人が登場し、今年を大事にしなければ一発屋≠ノなりかねない…といった内容をトークしていました。

daijigeinin_001.jpg

このトークの講師として、'07年にブレークし一発屋≠ナ影を潜めたムーディ勝山さんが登場し、「今年が大事芸人'09」の皆さんに一発屋≠ノならないための秘訣をレクチャーをしていたのですが、その内容が実に興味深く面白かったのです。

では、その内容の一部をご紹介しましょう。


◆◆◆

この人に学ぼう!!

去年が大事だった人 『ムーディ勝山』

アメトーークに2回、売れっ子芸人として登場!

ピーク時のムーディ@:着うた200万曲ダウンロード
ピーク時のムーディA:1位ムーディ勝山、2位幸田來未、3位ケツメイシ
ピーク時のムーディB:2007年の紅白に出場(前川清のコーラス)

ムーディ勝山の現在@:週休4〜5日
ムーディ勝山の現在A:ヒゲを剃った所、誰にも気付かれない


『ムーディ勝山』特別講義 〜私みたいにならない為に〜

●手広くやらない

「グッツだの、本だの、DVDだの、映画だの、ドラマだの、一切やらないでください。本業以外のことをやると、粗が見えやすい。」

●ムーディ理論@:ブームが過ぎても収入→努力を怠る

「ブームが去って仕事がなくなってきます。そのときにでも、お金は入ってくるんです。ということは、生まれるのが余裕であったり、安心が生まれるんです。あっ、まだイケるわ、大丈夫、大丈夫、ということは、努力を怠るようになるんです。ものすごい悪循環がここに発生しまして、結果、週休4〜5日です」

●ムーディ理論A:家賃に収入が追い付く=大ウソ!!

「そして、その時の勢いで私、東京の都内に家賃27万円のマンションに住みました。まあ、よく言うじゃないですか、家賃は追いついてくるよと、高いところに住んでも結局仕事がついてくるからいいよと、あれは全くのウソでございました」

 ・
 ・
 ・

●ムーディ理論B:売れても謙虚な心を忘れるな!!

「みなさんわかると思いますけど、人気がある時って、ものすごくチヤホヤされるんです。いつの間にか、無意識のうちに慢心になってしまいます」

●ムーディ理論C:コンビで出場すると、もう呼ばれない!!

「実は僕、コンビでして、ピンの方の気持ちも、コンビの方の気持ちもわかる。僕はやはり、コンビは大事にしたいと思ったことで「コンビで出して下さい」といっぱい言ったんです。番組では気を使ってコンビで出してくれたりしたんですけど、二度と呼ばれないです。コンビで笑いを取りたいと思っちゃいますよね。そしてピンのネタを封じ込めますよね。気を使って、気を使ってウケないんですよ」

◆◆◆


今回なぜ、このようなお話をご紹介したかといいますと、『ムーディ勝山』特別講義の内容そのものが、ビジネスであり、商品開発だからです。

芸人の方は自分自身が商品ですから、その売れなくなった理由が「商品が売れない」理由につながります。

ムーディ勝山さん、実によく分析していますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:19| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

キャンドルで飲み物保温

コーヒーや紅茶など飲み物の温かさを保つための商品です。

hotkeeper_001
「ほっときーぱー 暖」

つぼ形の本体(高さ11a)と、上にかぶせる皿(直径12a)をセットしたモノです。いずれも陶器製です。

手持ちのキャンドルに火をつけ、本体下部から中に入れたら、上皿に手持ちの飲み物が入ったカップを乗せます。キャンドルの火によって、カップの飲み物を保温する仕組みです。
1人用の土鍋を置いてもいいそうです。

色は2種類で、価格は6300円です。

販売元は川丘アスピカル(大分市、電話097・568・6034)で、通信販売だそうです。

(2009年3月6日 日経MJより)


これは「ミニマム化」によって生み出された商品ですね。

キャンドルを入れて使う“つぼ形陶器”といえば「アロマ」が定番ですが、このつぼ形陶器をミニマム(最小限)にすると「温めるモノ」あるいは「あかりを燈すモノ」になります。
(「アロマ」がミニマムではありません)

そこからモノづくりの考え方をスタートさせると、「飲み物を保温するモノ」という発想が自然に出てきますね。

「ほっときーぱー 暖」は、モノづくりの原点に立ち返って作られた商品と言えます。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 21:17| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アサヒビール「ザ・マスター」

アサヒビールが5月26日に、コクがあり香りの強い本格派ビール「ザ・マスター」を発売します。

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ビールの本場ドイツのミュンヘン工科大学で醸造学「マスター」の称号を受けた同社社員が開発したそうです。

麦芽、ホップ、水のみを使い、麦のコクを厚くし、煮沸工程の後半にホップを加える製法を用い、ホップの香りと苦みを強めにしたそうです。

価格はオープンですが、店頭では350_g缶で215円前後と標準的なビールと同じになる見込みです。

(2009年3月4日 日本経済新聞より)


アサヒビールが、ベルギービールの輸入・販売もやっていることをご存知でしょうか?

・Hoegaarden (ヒューガルデン)
・Lefe(レフ)
・STELLA ARTOIS (ステラ・アルトワ)
・BELLE VUE (ベル・ビュー クリーク)

などの本格派ビールを取り揃えています。

本場ベルギーのビールを知り尽くすアサヒビールが、本場ドイツの技術で造る…

「ザ・マスター」の発売が楽しみですね!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 16:47| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

日本酒に萌える!

茨城県の(株)飛夢から「萌え酒(もえしゅ)」が出ました!

TOMmoe_001
清酒『酔逸撫子(sweets nadeshiko)』

中身は、武勇という酒屋さんが造った純米酒です。美少女の絵は、貴島煉瓦さんが描いています。

TOMmoe_002

この商品は、飛夢オフィシャルプロジェクト「neo-S project(ネオスプロジェクト)」で作られたモノです。その詳しい内容を同社のパンフレットから引用して、ご紹介しましょう。

◆◆◆

Cool Japan vol.2
neo-S project

縮小の一途をたどるアルコール業界に一石を投じたい!そんな気持ちを持った酒販店が集まり、お酒離れしている若者にもっとお酒の良さをしってもらおうと立ち上げたプロジェクトです。
その第一弾としてニューカルチャーともいえる『萌』と伝統文化の日本酒とのコラボレーションを実現させました。今まで日本酒を知らなかった、興味はあるけどなかなか手に取るのが……、新しいものを探してる、そんな方へ、話題性抜群!飲んで、飾って、癒される。今までとは違った新しいお酒の形。おススメします。

((株)飛夢 パンフレットより)

◆◆◆


マッドハカセも3、4年前に、秋田県内の酒屋さんに『萌』を提案しましたが、笑われて終わりました…

羽後町の『萌え米』やこの『萌』プロジェクトもそうですが、プロジェクトを行う人達は『萌』に対してとても真剣に取り組んでいるようです。

『萌』に頼り切ったモノづくりではなく、その強みを使ってどう広めていくかが大切ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:39| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

ユニクロ、女の子らしさ追求

「ユニクロって、男性モノの方が多いですよねぇ」
「そうそ、もう少し女性モノ置いて欲しいよね」

先日、マッドハカセが耳にした会話です。
確かにその通りかもしれません。最近は女性客も増えてますが、まだまだ男性客の方が多い気がします。

博報堂が毎月報告している「消費意欲指数」をみると、男性より女性の方が消費意欲が高いので、女性をターゲットにすることは戦略として有効な手段です。

そんな心配をよそに、世界に羽ばたくユニクロは、そんな女性消費者の声に応えるために動き出したようです。

◆◆◆

ユニクロは2日、女の子らしさを追求した「ガールズコレクション」の第一弾として、襟のないノーカラーやサファリなどのジャケット計6種類を発表しました。

UNIQLOjosei_001.jpg

ユニクロは、全体の商品構成の約4割を占める女性向けを2、3年のうちに6割に引き上げることを掲げており、今回のジャケットは「比較的弱いと言われていた20代前半の女性も意識した」(同社)といいます。

この日東京都内で開かれた発表会では、タレントのマリエさんとモデルの佐々木希さん=秋田市出身=が色違いのジャージー素材のジャケットを着て登場。マリエさんは「着心地がよく動きやすい。どんなコーディネートでも映える」とアピールしていました。

価格は3990〜5990円です。

(2009年3月3日 秋田さきがけより)

◆◆◆


前回もお話しましたが、ユニクロは女性専門店の展開も近々行う予定です。

景気低迷をものともしないユニクロに注目ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 10:32| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「機能性」は付加価値か!?

以前、ある方に「機能性はなぜ、付加価値にならないと言いきれるんだ!」と言われたことがあります。


これまでマッドハカセは、マズロー説などの理論的な方面から「機能性はもはや付加価値ではない」とお話をしてきましたが、市場のポジショニングという観点からも「機能性」は不利であることが明らかなのです。

昨今、機能性商品は街に溢れています。特に食品関連の市場は、販売数から見て拡大傾向にありますが、売り上げをみると数に比べてそれほど伸びていません。

一体何が起きているのでしょうか?

簡単に考えると、この市場で価格競争が起きて価格の下落が進行していることが予想されます。しかしそれは、カロリーOFF商品などの低価格の機能性食品が増えたからとも考えられますが、それこそ付加価値としてどうなのでしょうか。

ある大手ビール会社さんのお話では、ビールの市場は二極化(高いモノ、安いモノが売れて、中間のモノが売れなくなる)が進み、中間に位置する発泡酒は機能性に向かうしかなかったといいます。

最終手段としての「機能性」…
付加価値としての魅力に乏しい気がします。

しかしその反面、メタボ検診などが開始されたことにより、盛り上がりを見せている機能性市場です。ここに参入しているのは、大手企業ばかりです。

大きな市場があるからといって、あえてそこに参入する企業もありますが、それは大手に対抗できる体力をもつ企業に限られてきます。

このように、他社がひしめくような“激戦区”で待っているのは、価格競争と体力勝負のみです。

ですから、ポジショニングという観点から見ても「機能性」で勝負することは不利だと言えるのです。


長々と「機能性」についてお話しましたが、マッドハカセは「機能性」自体を真っ向から否定しているわけではありません。「付加価値だ!」という概念と市場の見方を見直さなければ、元も子もなくなる危険性をお伝えしたかったのです。

そんなマッドハカセは、サントリー黒烏龍茶(機能性飲料)を飲みながら記事を書いています…
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 09:54| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性・若者を酔わすウイスキー

消費者離れが進んでいたウイスキーですが、女性や若者に愛好者が広がり始め、復活の兆しが見えています。国内2大メーカーのサントリーとニッカウヰスキーは、おしゃれな飲み方を提案したり、商品を刷新したりと、女性や若者の心をつかもうと懸命のようです。

whiskyjosei_001.jpg

サントリーは昨年秋から、ウイスキーのソーダ割りの普及に取り組んでいます。ウイスキーが苦手という人にも受け入れてもらいやすいためだそうです。タレントの小雪さんらが出演する「角瓶」のテレビCMでもハイボールを全面に打ち出しています。角瓶の2008年10月〜12月期の出荷量は前年同月比28%増となったそうです。

一方でニッカウヰスキーは「スーパーニッカ」のデザインと中身を14年ぶりに一新して、3月に発売します。甘い香りを引き立たせて「若い人にも飲んでいただけるような味と香りに仕上げた」そうです。

焼酎やワインに押されて、ピーク時の5分の1まで落ち込んだウイスキー市場ですが、今年は復活に向けた転機の年になるかもしれません。

(2009年3月3日 読売新聞より)


サントリーは、のどごしと飲みやすさを売りにしていますね。
ニッカウヰスキーは、香りなどの品質で勝負しています。

特にニッカウヰスキーは、今の嗜好を的確につかんでいるように思われます。

昔はお酒を『味わい』で楽しんでいましたが、今の若い人は『香り』で楽しんでいるようなのです。だから、若い人に飲んでもらうように“甘い香りを引き立たせた”という視点はとてもいいですね。

嗜好品に関しては、感覚的な調査がとても大切です。
嗜好はアンケートだけの調査ではつかめないので、街に繰り出して実際にそのモノを試すことが必要です。そして、周囲の反応や様子も観察することも重要ですね。

実はこれ、マッドハカセの得意分野なのです!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:23| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

『家電芸人』で不況知らず!?

1月、2月は何かと忙しかったマッドハカセですが、ここ最近はゆっくりしていました。友人家族とホルモンを食べに行ったり、母とばあさんを連れて寿司屋へ行ったり…、昨日は、友人夫婦を招待してハンガリー料理を作って食べました。

楽しいことが続いたせいか、パソコンの前からすっかりご無沙汰になったマッドハカセです…


さて今日の話題は、テレビ朝日の番組「アメトーーク」でお馴染みになった『家電芸人』のお話です。

ホームシアター用スピーカーや掃除機など『家電芸人』と呼ばれる家電に詳しいお笑いタレントが紹介した商品が飛ぶように売れているそうです。クチコミの発信地になっているそうで、出演する番組の放送後もしばらくは売れ行きが落ちないといいます。

笑いの中に実用情報を盛る構成が受けて、深夜番組にも関わらず、高視聴率を維持しているようで、家電芸人の周囲では不況の風当たりは弱いようです。

kadengeinin_001.JPG (家電芸人が登場するテレビ番組の「アメトーーク」)

番組プロデューサーの加地倫三氏は、
「自然体で面白いものをやっているだけ。商売っけがないのがいいのでしょう。もともと、芸人さんはしゃべりの達人で、プレゼン能力はずば抜けている」
とヒットの背景を分析していました。

(2009年3月1日 日経MJより)


スピーカーや掃除機など、番組で紹介された商品が売り切れになるとは、すごいクチコミ&広告力ですね!お笑い解説が実用性や消費者目線を的確につかんでおり、ジャパネットタカタの高田社長の巧みな話術をも凌ぐのではないでしょうか。

『家電芸人』のような『○○芸人』が、景気を回復させるカンフル剤になるかもしれませんね。

まずは、『クルマ芸人』で…
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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