コーヒーチェーン大手の「スターバックスコーヒー」が今月中旬、秋田市の秋田大学医学部付属病院にオープンし、にぎわいを見せています。4年前に病院内の喫茶店が閉店したため、「待ち時間の気分転換になる場所が欲しい」という外来患者らの要望に応え、「患者だけでなく、医師や看護師も一息つける空間になれば」と期待を寄せています。
秋大病院の正面入り口から1階ロビーに入ると、ほんのりコーヒーの香りが漂います。
ロビー内に設けられた店舗は、約36平方bの広さだそうです。コーヒーサンドイッチなどのメニューは他の店舗と同じですが、カウンターを1bから15a低くするなど、車いす患者やお年寄りが商品を受け取りやすいように配慮されています。

利用者からは「ロビーの雰囲気が明るくなった」「待ち時間のストレスが減った」と評判は上々のようです。
秋大病院店では、平日(午前7時−午後8時)だけでなく、休日(土日祝日=午前9時−午後7時)も営業しています。
スタバの病院内店舗は全国で24番目で、東北では福島県立医大付属病院に次いで2番目です。
(2008年12月28日 秋田さきがけより)
コーヒーの香りには、リラックス効果と脳の働きの活性化をもたらす効果があると言われています。
リラックスしたいときは、焙煎度合・深煎りの香りがよく、
仕事の能率アップには、中煎りの香りが効果が高いそうです。
また、眠気や疲労感もとれるので思考力がパワーアップするとも言われているそうです。
今回のスタバの病院内出店は、「待ち時間の気分転換になる場所が欲しい」という要望に応じたものでしたが、このようなコーヒーの香りに含まれる効果によって、喫茶(スタバ)利用者以外にもプラスの効果をもたらしているようですね。
『ニーズ + α』しかし、コーヒーを扱っていた以前の「喫茶」でも、同じような効果が期待できたハズですが…
なぜ「スタバ」の方が、評判がよいのでしょうか?
これには、さらに2つの要因があるとマッドハカセは考えています。
1つは、「禁煙」です。
スタバは以前から “コーヒーの香りを楽しんでもらう” ために、禁煙を実施していました。そのスタイルが、全面禁煙となった病院にマッチしたのです。
2つは、「色」です。
スタバのカラーは、わずかに青味が含まれた「深緑」です。
「深緑」は、まるでモミの木でも切って搬入したかのような感じで、人口的な空間で見かけると、オアシスのような感じを受けます。たとえば、都会の駅の構内で「スタバ」を見かけると、なぜか“ホッ”としませんか。そんな感じの効果が 「スタバ・カラー」 にあるのです。

また、店舗の写真を見てみますと 「ベージュ」 も使われています。
「ベージュ」 は、その明るさによって気軽さと、リラックスできる場所を暗示的に伝えます。
そのため、カジュアルなくつろぎ感が感じられるのです。
『ニーズ + α』 の 『α』 は、「アロマ」 「スタイル」 「カラー」 だったのですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:39| 秋田 ☁|
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