2008年11月27日

値上げから見える、消費傾向!?

原材料費の高騰で、食品の値上げが相次いでいます。

値上げによってメーカーの売り上げ増になりますが、やみくもに値上げをすれば売り上げ減だけでなく、反感を招きかねません。結果的にプラスになる値上げとマイナスにしかならない値上げの違いは何でしょうか?

カギは『属性情報』です。

すなわち…「なぜ値上げするのか」の解説なのです。

・品質の向上
・新たな消費の場面

などの価値提案を一緒に訴えることだそうです。


原料高騰と消費不振に対応するため、原料費や製造コストなどをいたずらにカットするだけでは、やがて景気が反転上昇したときに顧客から見捨てられる危険があります。品質を落としてブランドイメージを低下させたり、まして産地や期限などを偽装して企業全体の信頼を失ったりするのは愚の骨頂と言えます。


実のところ消費者は、『節約志向』であっても『安さ志向』とはなっていないのです。品質を見極め、パフォーマンスのいいモノを買おうとしているようです。それだけ選択眼が厳しくなったと言えます。

生活の価値観でも、 『安心信頼』志向が『自己実現』に比べて強まっているのがここ数年の傾向だそうです。買い物行動にも、この価値観は反映すると思われています。

(2008年11月14日 日経MJ(日経流通新聞)より)


マズローの説から見ますと消費者の欲求は、頂点の『自己実現』から下から2番目の『安全への欲求』へ下がったように思えますが…

mazuro_File0002.jpg

正確には、『自己実現』の中に『安全』を求めているといったところでしょうか。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:40| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

トヨタiQで変わる!?モノづくり

2008-2009 日本カー・オブ・ザ・イヤーの大賞に輝いた、トヨタ「iQ」を見てきました。

iQ_001.jpg (iQカタログより)

見た目は小さくてかわいいのですが、洗練されたデザインが見え隠れしています。それもそのハズ、今年度のグッドデザイン大賞も受賞しているのです。現在放映中のCMではアートな感じを出していて、同社の「パッソ」とは違った販売戦略を進めているようです。

大きさは軽自動車より30a以上短くなっていますが、運転席に乗ってみると意外に広くゆったりしています。
助手席にはダッシュボードがなく席を前側に出して座るため、後ろの席のスペースが確保されています。そのため助手席と後部座席は、クルマの大きさのわりに広く感じました。
(運転席側の後部座席は足元のスペースが狭く、大人は乗れません)


iQ_002.jpg  iQ_003.jpg
(iQカタログより)

スペースを確保するためスペアタイヤは積んでいません。
その代わりに、BMWミニに搭載されてるようなパンク修理が入っていました。

肝心な燃費性能ですが、10・15モード走行燃費消費率は 『23.0km/L』、JC08モード走行燃費消費率は 『21.0km/L』 です。未来を見据えた性能ですね。


少々気になったのは、フロントタイヤの付近の構造です。
左のフロントタイヤハウスからエンジンルームを通して、右側の景色が見えるのです。
つまり、筒抜けのような構造です。(写真2の位置)

iQ_005.jpg (iQカタログより)

雪国ですと冬場の走行で融雪剤が入り込み、エンジンルームから錆びていく心配があります。
おそらく錆びないよう工夫がされていると思われますが、心配ですね。

とは言え、よくできたクルマでした。


2008-2009 日本カー・オブ・ザ・イヤーには、ポルシェターボを凌ぐ性能の日産「GT-R」もノミネートしていましたが、それを抑えて「iQ」が大賞を受賞したことを考えると、「低燃費」「小型化」が現在の一つの流れになっているようです。

街を走っている5人乗りのクルマをよく見ると、2人もしくは3人しか乗っていませんね。
大人3人乗りの「iQ」は、このような経済性も考慮に入れて開発されたように思えます。

つまり、エコロジー(環境性)エコノミー(経済性)の二つが、これからの「クルマのモノづくり」に必要なキーワードとなるでしょう。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

「とれたてホップ」は、遠野産ホップ

キリンの一番搾り「とれたてホップ」は、今年収穫したばかりの岩手県遠野産ホップを凍らせて、細かく砕いて仕込んだ生ビールです。

香りがよくて、プレミアムビールのような風格です。

KIRINbeer_001.jpg

商品の目玉である「ホップ」を調べてみますと、

作付面積(平成18年産)

1位 岩手県(99ha)
2位 秋田県(64ha)
3位 山形県(53ha)

生産量(平成18年産)

1位 岩手県(166t)
2位 秋田県(118t)
3位 山形県(91t)

(岩手県農林水産部資料より)

共に岩手県が1位で、主なホップの栽培地域は、遠野市、岩手市、二戸市、軽米市、北上市です。中でも遠野市は、生産量がダントツ1位です。

だから「岩手県遠野産ホップ使用」したのですね。

KIRINbeer_002.jpg


作付面積・生産量ともに第2位の秋田県では、大館市や横手市大雄地域でホップが栽培されています。毎年良質なホップが実るそうですが、「とれたてホップ」の原料に使われたことはありません。

それはなぜでしょうか?

遠野はキリンのビール工場から近いという理由もありますが、
“遠野”というネーミングがいいのかもしれません。

「河童伝説」→「緑豊かな河童淵」→「自然豊かな土地」→「おいしいホップ」…

といったようにイメージが湧いてきますね。
“遠野”と書くだけで、このようなイメージと物語が商品に込められてしまいます。


一方で、“大館”や“大雄”ではどうでしょうか?

大館はハチ公で有名ですが、“遠野”に比べるとイメージが湧きにくいですね…


このように、商品に込めるイメージや物語はとても大切で、それがブランド価値を左右してしまうのです。

故郷に思いを馳せる…

そんな心が商品開発に必要なのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:48| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

地域限定! 「秋田のごっつぉ!」

コンビニエンスストアのサークルKサンクスは11月18日から県内106店で、秋田県産食材を使った地域限定商品「秋田のごっつぉ!」シリーズのおにぎりと弁当を販売しました。

来月1日までの期間限定です。

bento_001.jpg

サークルKサンクスは、2005年から地産地消をテーマに本県の特産品を使った商品を販売しています。
今回はシリーズ第八弾です。

(2008年11月18日 秋田さきがけより)


マッドハカセは早速、美郷町産のあきたこまちを使用した
「新米あきたこまち弁当」(680円)を食べてみました。

bento_002.JPG

この弁当には、県産マイタケのかき揚げや県産豚肉の野菜いためなど8種類のおかずが入っています。
いろんな味が楽しめて満足できました。

カロリーも「600`iちょっと」と控えめで、ヘルシー感もあります。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:34| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

「酒離れ」が止まらないが… 海外では

アルコールは食事を楽しむだけでなく、仕事、人間関係のストレス発散や疲れをいやすのに欠かせない生活の潤滑油です。
癒しを必要とする時代になぜ、酒離れが進むのでしょうか?

業界関係者によりますと、潮目が変わったのは03年だそうです。
安さを武器にビール系飲料市場で売上を伸ばしていた発泡酒が、03年に増税されてことが一因と分析しています。消費者は安さを求めて「第三のビール」や焼酎、缶酎ハイにシフトしましたが、全体としては勢いを失い酒離れが加速しているのが実態です。

なぜでしょう?

@若者が個人の生活を重視し始め、会社の飲み会や接待などの付き合いを敬遠するようになった

A中高年層が健康のため酒を控えている

B飲酒運転の罰則が強化された

C節約意識が高まった

ことなどがその理由だそうです。

時代の変遷につれ、人とお酒のかかわり方は着実に変化しているようです。

(2008年11月15日 日経プラスワンより)


日本酒に限ってみてみますと、国内の消費量が落ち込むなか、輸出は増えているようです。

nihonsyu_001(2008年11月16日 朝日新聞より引用)

日本酒造組合中央会の海外担当者は、
「輸出に乗り出す酒蔵は今後も増えるだろう。海外での評価の高まりで酒蔵が元気になり、国内消費も増えれば」と期待していました。

(2008年11月16日 朝日新聞より)


今のままでは海外での需要が高まっても、国内消費の増加は難しいかもしれませんね。

日本酒の輸出が増加している現象は、「ボージョレー・ヌーボー」と似ている気がします。

「ボージョレー・ヌーボー」はフランス人の嗜好に合わないワインを、日本などに輸出して人気が出たと言われています。

このことを「日本酒」に置き換えてみれば…

「日本酒」は日本人の嗜好に合わないが、海外の人々の嗜好に合っている。だから輸出が増えている…
かもしれません。


「日本酒」の国内消費を高めるためには、日本人の嗜好を見つめ直して酒造りをしなくてはなりませんね。

難しい時代です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:52| 秋田 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

読書のススメ『事例で学ぶ! 地域ブランドの成功法則33』

久々に本の紹介です。

今日ご紹介する本は、『事例で学ぶ! 地域ブランドの成功法則33』(田中章雄著、光文社)です。

Busness_001.jpg

「地域ブランド」とは?

よく聞く言葉ですが…

「地域ブランド」とは何か?
「地域ブランド」を確立するにはどうすればいいか?
「地域ブランド」の評価を守るにはどうすればいいか?

「地域ブランド」自体が漠然としていて、知っているけどよくわからないのが本当のところでしょうか。

『事例で学ぶ! 地域ブランドの成功法則33』は「地域ブランド」成功の法則がわかる、これまでありそうでなかった「地域ブランド」成功のための教科書です。

『地域ブランドの成功法則33』の一部をご紹介しましょう。


◆◆◆

ブランドとは、徹底したこだわりにより差別的優位性がつくられた商品に与えられる称号である

その産地や原材料などへのこだわりと、それを文明化した基準がブランド化には必要。その基準が厳しければ厳しいほど、他産地との差別化につながり、商品の魅力を高めることにつながる。

ブランドの魅力を伝えるためには、消費者視点での話題づくりと積極的な情報発信が不可欠。

消費者のニーズを満たすだけでは、ブランドにならない。強く心に残る驚きや発見が必要である。

地域資源は、自然資源、歴史・文化資源、モノ資源、サービス資源の4つから構成され、この資源の集合体が「まち」の魅力である。

地域の魅力と課題を抽出し、魅力は商品化課題はその解決に取り組むこと。それが地域ブランドのシナリオになる。

◆◆◆


なるほど!
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 01:00| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

ハンガリー料理

マッドハカセ、ハンガリー料理に挑戦です。
名産のパプリカをふんだんに使ったスープ、『グヤーシュ』を作ってみました。

作り方は次の通りです。


『グヤーシュ』

牛肉赤身 360c、ラード 80c、玉ねぎ 150c、パプリカ 15c、にんにく、ピーマン 140c、じゃがいも 800c、トマト 60c、チペトケ*

肉を用意し、1.5-2a角に切ります。この後熱くしたラードでみじん切りの玉ねぎを黄金色になるまで炒めます。この後火を弱め、パプリカを手早く混ぜ合わせ、ここに肉を入れ、塩で味付けし、そのまま焼きます。肉汁がなくなってきたら、みじん切りにしたにんにくを入れます。蓋をして中火にし、汁が減ったら少量ずつ水を足し、時々かき混ぜながら煮ます。肉はくずれないように、常に少なめの水分で柔らかく煮ます。この間にじゃがいも、ピーマン、トマトを約1a角に切ります。そして、チペトケも準備します。肉が完全に柔らかくなる前に、脂だけが残る程度に汁を煮詰めます。ここにじゃがいもを入れ、よくかき混ぜながら焼きます。じゃがいもが透明になり始めたら、スープを入れ、ここにピーマンとトマトを入れます。じゃがいもが柔らかくなり始めたら、盛り付ける前にチペトケをスープに落とし、仕上げます。

gulyasleves_001.jpg(イメージ画像です)

*チペトケ
小麦粉 240c、塩、卵 3個
小麦粉と卵を(水を加えずに)よく混ぜ合わせ、かたく練り上げて下さい。小麦粉を全体に敷いたのし板の上で生地を約1_に伸ばし、小麦粉をはたいた手で小指の爪の大きさの程度に千切ります。煮立っているスープに落とし、こまめにかき混ぜます。これがスープの表面に浮いてきたら(2-3分)、できあがりです。

(Corvina 『ハンガリー料理』より引用)


硬めのフランスパンと一緒に食べると最高です!

これも一緒に…


posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

スタバの缶コーヒー 女心つかむ

男性が購入者の大半を占める缶コーヒーで、女性に人気の商品が相次ぎ登場しています。

その一つ、サントリーの「スターバックス ダブルショット」はスターバックスの店と同じ豆を使い、若い女性に支持されているそうです。飲みやすい味や本格感を割安に楽しめる点が受けているみたいです。

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140c缶で希望小売価格は170円(税別)と缶では割高ですが、10月末までの販売量は30万ケース(1ケース30本)で計画通りの水準と順調です。

主に30代の男性向けに開発したそうですが、予想以上に20-30代の女性も購入しているようです。
スタバの店舗で売っている「スターバックス ラテ」(Sサイズ)の320円に比べると安く、節約志向のスタバファンが購入しているそうです。

(2008年11月12日 日本経済新聞より)


以前サントリーは、缶コーヒーの女性購入者を増やそうと「BOSS」のCMに浜崎あゆみさんを起用しましたが、女性購入者が増えるどころか、全体的に減ってしまったそうです。

ayu_001

おそらく、浜崎あゆみさんのイメージがCMに合わなかったのでしょう。

浜崎さんは「カッコイイ」というイメージでしょうか?
それに対して缶コーヒー「BOSS」のCMは、土管工事でひと汗かいた浜崎さんがユーモアたっぷりの仕草で「BOSS」を飲むというものでした。

「カッコイイ」に程遠いですね。

上の写真は、Panasonicのデジタルカメラ「LUMIX」のポスターです。
「カッコイイ」浜崎さんが、「LUMIX」にうまくマッチしていますね。
このCMは人気のようです。


やはり缶コーヒー「BOSS」には、この人ですね。

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posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:34| 秋田 | Comment(0) | TrackBack(0) | 飲みモノ・お酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

『BRUTUS』最新号は地方都市特集

『BRUTUS』の最新号に、地方都市が特集されていました。

BRUTUS1115_001.jpg

ユニークかつ魅力的な景色、人、文化…

好きです、地方都市!


東京や大阪といった大都市もエキサイティングで面白いのですが、アイデアとパワーに溢れる“地方都市”が今すごく魅力的なんです。奈良美智が弘前市を、梅佳代が能登町を…と、その土地出身の有名人が地元自慢したり、21の地方都市のおすすめポイントを紹介している今号。地方に故郷を持つ人も持たない人も、懐かしさや新鮮さを求めて、その都市や町にふらりと足を運びたくなるはず!

(magazineworld.jp より引用)


秋田の話題として、「ポン太君」、「曲げわっぱ」、「超人ネイガー」が載っていました。

「これからは地方の時代」

「地方が日本を活性化する」

などと言われています。

最新号の『BRUTUS』は、そんなアクティブな地方の姿を雰囲気を伝えています。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:57| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

「オロチ」の人気は…

光岡自動車(富山市)のスポーツカー「オロチ」の人気が根強いようです。

6.jpg  4.jpg
(光岡自動車のホームページより引用)

生産が月2台程度で、価格が1092万円の高級車です。それでも06年10月に受注を始めて以来、70台販売したそうで、今でも5ヵ月先まで受注残を抱えているという状態だそうです。

「ヤマタノオロチ」からヒントを得た斬新なデザインで、ボディーカラーは300種類、内装本革色を20種類から選択できます。エンジンはトヨタ自動車製(3311cc 233ps 33.4kg・m)ですが、ボディー、シャシーなどは自社生産で、横野工場(富山)で職人の手作業で1台ずつ仕上げているのです。

今後は海外の富裕層への販売活動も強化し、年間25台程度の販売を維持していく方針だそうです。

(2008年11月8日 日刊工業新聞より)


なんともすごいクルマです!
東京モーターショウで実物を見ましたが、エクステリアデザインの奇抜さと美しさに、ただただ驚くばかりでした。「オロチ」だけが、コンパニオンなしで人を集めていたことを覚えています。

日本の2人乗りスポーツカーと言えば、日産のフェアレディーZを対抗馬に出してしまいますが、2台を比較するとどうでしょうか?

「フェアレディーZ(バージョン ニスモ)」

車両重量 1520kg
乗車定員 2名
最高出力 313ps(230kw)/6800rpm
最大トルク 36.5kg・m(358N・m)/4800rpm
パワーウェイトレシオ 5kg/ps
価格帯 449.4万円

「オロチ」

車両重量 1580kg
乗車定員 2名
最高出力 233ps(172kw)/5600rpm
最大トルク 33.4kg・m(328N・m)/4400rpm
パワーウェイトレシオ 7kg/ps
価格帯 1092万円

スペックの上では「フェアレディーZ」の勝ちです。
走りではどうでしょうか?

筋肉質なアスリートのようにきちっとこなす「フェアレディーZ」に対して、ふくよかさを感じる「オロチ」…
(ある自動車雑誌のレポートから)

どう見ても半値以下の「フェアレディーZ」の方が、機能的に優れていることは間違いありません。
しかしなぜ、「オロチ」は人気があるのでしょうか?

それは、日本が成熟社会にあるからなのです。
今までの日本は「機能」や「スペック」にお金を出す消費社会でしたが、成熟社会に突入すると「自分がよく思えばそれでいい」といった「自己実現(自己満足)」の商品にお金を出す消費社会になってきたのです。

「オロチ」の人気は、それを象徴していますね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:24| 秋田 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

ワイングラスが電気スタンドに

ワイングラスの上にかぶせる照明器具が、日経プラスワンで紹介されていました。
この照明器具は持ち運べるだけでなく、脚の形や色を好きなように替えられるのが何よりの特徴です。

「Whose log ?」
whoseleg_001(1775円、問い合わせ:イデア 06-6534-3383)

「自分でカスタマイズする楽しさ」

デザイナーはそんな思いを託したそうです。

シェードの大きさは直径10aほどです。お気に入りのグラスや記念のグラスに載せたり、気分や状況に応じて使い分ければ、ちょっと特別な気分に浸れますね。

商品自体はいたってシンプルです。発光ダイオード(LED)と充電池を内蔵した白いシェードと同じひだ型の透明素材でできたAC充電器が一組になっています。充電器にかぶせると充電する仕組みです。

正式な使い方にこだわらず、そのままテーブル上に置いてもいいですし、充電器にかぶせたままでも利用できるそうです。

(2008年11月8日 日経プラスワンより)


ワイングラスを電気スタンドに見立てる…
発想力が決め手ですね。

発想力を引き出すためには「予断のない目」でみることが必要です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:58| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

「男性用」に惚れる女性たちA

女性が愛用する「男性用」商品の続きです。
男性用商品について、20-30代の女性たちの間からはこんな反響があるそうです。


「男性用脂とり紙」

「男性用の脂とり紙のほうが大判サイズなので、皮脂が一気にとれて便利」

「男性用洗顔フォーム」

「男性用の洗顔フォームの方が、さっぱりする感じがある」

「男性用カミソリ」

「ムダ毛処理に、男性用の三枚刃のカミソリを使ってみたら、カーブに沿ってうまくそれる」


また男性向け商品の女性需要は、昼食事情にも変化をもたらしているようです。
健康指向の高まりの中で最近、弁当持参のOLや女学生が目立ちますが、長らく工事現場などで働く「お父さんのモノ」というイメージが強かった「ランチジャー」などの保温機能のついた弁当箱を使う女性が増えているのです。

「ランチジャー」

BENTO_001

これまでは魔法瓶のように高い機能性が備わっている分、かさばる上に、デザインもいかにも男性的なモノが多かったのですが、容量の小さいモノ、デザインなど、女性が使いやすい品ぞろえが増えたことで、保温機能つき弁当箱の08年1月-8月の出荷数は前年同期比約10%増だそうです。

流行により変化するデザインを、時々の気分とともに消費するのが今までの流れでした。
その楽しさを十分に味わった女性たちの選択眼は、見た目にとらわれず、使い心地の良さを追求する方向へと、変容しているようです。

(2008年11月1日 日経プラスワンより)


女性たちは「機能性」を求めている…
と思える流れですが、更に「機能性」を付加すれば女性に売れる!
…という訳ではなさそうです。

これまで女性用にはなかった、男性用の「使い心地の良さ」を求めているのです。

これまでご紹介した商品のすべては、こだわりを持って使ったり、こだわりを持って所有するモノではありません。どちらかと言えば、男性用のモノの方が「使い心地がよかった」というモノなのです。

最近、機能性で価値を付加しようとするモノづくりが見られます。
しかし成熟社会にある日本では、機能性はもはや価値ではないのです。

その「機能性」がどうしても欲しい! のではなく…
その「機能性」がたまたまよかった。 ということですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

「男性用」に惚れる女性たち@

もともとは男性用に開発したり、一般向けに開発したものの男性用とのイメージが定着したりした美容品や日用雑貨ですが…

こうした機能性に惚れ込み、愛用する女性が目立っています。
発売当初のメーカーの思惑にはかかわりなく、デザインよりも実用本位でモノを選ぶ女性たちの眼力がこれらの商品を支えているようです。

「サクセス」

女性たちの間で、花王が製造する男性用シャンプー「サクセス」が話題を呼んでいるらしいのです。

SUCCESS_001.jpg

アイスタイル(東京都港区)が運営するインターネットのコスメ専用クチコミサイト「アットコスメ」のランキングでも「サクセス」のシャンプーが、2006年11月からの1年間集計で1位を獲得したそうです。

サクセス以外の男性用シャンプーについても、
「彼氏のシャンプーを借りた時のそう快感が印象的だった」
「抜け毛が気になるので、頭皮の汚れをしっかり落としたいと思い、夫のシャンプーを使ってみた」
など女性たちの評価は高いようです。

(2008年11月1日 日経プラスワンより)


○○用だから…

という「予断な目」でモノをみていると、本当のターゲットを見失ってしまうかもしれません。

モノが売れなくて…

という方のお話を聞いていますと、「○○用だから」「こういうもんなんだ」といったことを必ず言われます。つまり、そのモノを「予断な目」でみつめていているのです。これではターゲットや本質を見失ってしまう結果になっても仕方がありません。

そのためにも、「予断のない目」でみつめることが大切ですね。


さて、次回も『「男性用」に惚れる女性たち』のお話です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:57| 秋田 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

どうやって食べよう

らせん状につながったフライドポテト「ポテチィモ」が登場して若者たちの熱い視線を集めています。

飲食店などを手がけるエフシーエス(東京・豊島)が独自開発の機械でジャガイモをらせん状に切ります。これを串に刺して油で揚げ、バーベキュー味やチリペッパーなど好みのスパイスをかけて、「ポテチィモ」ができあがります。1本400円〜500円です。

potechiimo_001

これをベースに加工した「ピザ」、ジャガイモを使った「ドーナッツ」もあるそうです。クルマによる移動販売で、都内近郊のショッピングモールなどで実演販売をしているようです。

この「ポテチィモ」、「見たことのない形」「今までにない食感」とお客さんの反応は上々のようです。

(2008年11月3日 日経MJ(日経流通新聞)より)


先日、福島へ行ったとき、この「ポテチィモ」を道の駅で見かけました。
そこの新名物だと思っていましたが、エフシーエスさんの商品だったのですね。
なかなかの人気でした。

「ポテチィモ」はジャガイモをらせん状に切って揚げただけのモノですが、全く新しいモノ(商品)になっています。

このように最近の食べモノの商品開発は、

「形体を変えてみる」
「硬さを変えてみる」
「物語を伝えてみる」

など、単純な手法で生まれ変わったモノが多いです。

しかも、ヒット商品も多いのです。
男前豆腐は「物語を伝えてみる」でヒットしましたし、とろけるプリンは「硬さを変えてみる」でヒットしています。

一方で無理に加工したモノは、技術を駆使した割に売れていないように思われます。
(実際にそうです…)


食べモノの商品開発、ちょっとした工夫が重要ですね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 23:53| 秋田 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 食べモノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

PhotoHanger

今回も、アッシュコンセプトの「+d」の商品をご紹介しましょう。

PhotoHanger(フォトハンガー)
PhotoHanger_001.jpg

名前の通り、写真用のハンガーです。
クリップがハンガーの形をしていて、書類をとめることはもちろんですが、写真やポストカードを吊るすことができるのです。

PhotoHanger で飾ると、写真やポストカードに穴をあけることなく素敵に飾れます。
大切な思い出を、ずっと美しいまま飾っておけますね。


デザイナーの姜 重太さんは、

「大切な写真、思い出の写真に画鋲で穴をあけるのは、寂しいし心が痛みます。PhotoHangerを使って、挟んで掛ける。ハンガーの形をしているので掛ける事に違和感はなく、部屋がすこしオシャレに可愛くなります。大切な写真、思い出の写真と一緒に使って下さい」

とコメントしています。


クリップをハンガーに見立てる「視点」、すばらしいですね。

このように「視点」を変えることで、これまであったようでなかった“モノづくり”が可能になるのです。

たとえば PhotoHanger のように、

「大きなモノを小さく」
「小さなモノを大きく」

してみる。
または、

「長いモノを短く」
「短いモノを長く」

してみると「視点」が変わりますね。

「Aにあって、Bにない」
「Bにあって、Aにない」

という考え方も有効です。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 22:53| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

NEKKO =ネッコ=

最近マッドハカセは、アッシュコンセプトの「+d」の商品にハマっています。

その商品のひとつをご紹介しましょう。

NEKKO =ネッコ= です。

NEKKO_001.jpg

これはなんだと思いますか?
答えは、一輪挿しです。

切り花は、本来ある「根っこ」から切り離されて売られています。
その「根っこ」をデザインの力で蘇らせ、「根っこ」があったことをイメージさせる…

つまり、絵に描いた植木鉢の中の「根っこ」がそのまま一輪挿しになったのです。
お花を生けるといつもの風景にユーモアのある表情が生まれるのです。

これこそ、モノづくりやデザインの発想の原点ですね。

デザイナーのアンドデザインさんは、
「グラフィック的な表現の根っこと自然な花のコントラストで、毎日の風景が少しだけ心地よく感じられる、そんな商品になればと思います」
とコメントしています。


この「NEKKO」に挿されたお花を見ていると、思わず笑顔になってしまいます。
デザインとは、些細な幸せをつくり出す「心の肥し」なのかもしれませんね。
posted by 田舎のマッドサイエンティスト at 00:35| 秋田 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン・カラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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